そろそろシュスランが咲く頃・・・
今日は夏日の予報で、大汗かいての観察になると思いましたが
週間予報を見ると、どうやらこれも今年最後かなと思われるので
もう一度、去りゆく夏を感じながら、やまそだちさんと一緒に
暑い房総の山や沢を歩いてきました。
オオシマシュスランが道の脇などに点々と咲いていますが
この花が咲いているのを知っていないと案外見過ごしてしまいそうです。
何とか踏まれない場所にさいています。
オオシマシュスランは個体数が多く、町の小さな神社の鎮守の森でも
時々、見かけることがあります。
だだ、花の時期以外では、気が付くことは難しいです。
シュスラン、今年は大繁盛です。
丁度いい時期に来たことも一因ですが
今までより花付が良く、花茎の丈が長いような気もします。
温暖化の影響?・・・ナツエビネは衰退して南方系のランは繁盛する・・
こうして仲良く並んで咲いていると、シュスランの花はオオシマに
比べて二回り以上に大きな花を付け、色も美しいですね。
オオシマシュスランは、大きく立派な株を多く見ました。
このあたりの気候は伊豆大島と変わらない気候になりつつあるのか・・・
そういえば、サトウキビの畑も目に付くようになりました。
このオオシマシュスランは葉に薄くカゴメ模様があります。
近くにアキノギンリョウソウも咲いていました。
このあたりに、カゲロウランが咲いていたはず・・・と
探してみますが、なかなか見つかりません。
目線を、うんと落として探したら、ようやく見つかりました。
昨年は一株咲いたカゴメラン、今年は花を付けていませんでした。
コクランは多く、ナギランの葉もありました。
ここの森は、とても植生が豊です。
湿り気の多い法面に、オオシマシュスランが着生していました。
沢沿いでは、良く見かける私が好きな景色です。
午後は渓谷に咲くスシュランの仲間を見に行こうと思います。
小生は見ていませんが、この地はフウランやカシノキランなど狭い地域ながら
ランワ-ルドの世界です。
薄暗い沢に入ると、熱帯ジャングルのような雰囲気もあり
興味津々ですが、今回も下から上から攻撃され
この時期の捜索は困難を極めます。
二つのラン、目下捜索中ですが、霜が下りてからですね。