世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

●「れいわ新選組」小沢と太郎が仕掛けた? ステルス立憲対策

2019年04月12日 | 報道

 

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●「れいわ新選組」小沢と太郎が仕掛けた? ステルス立憲対策


https://www.reiwa-shinsengumi.com/index.html


上記のURLは10日に突如立ち上げた、(新党)「れいわ新選組」の公式サイトだ。

正確には、議員は山本太郎ひとりなので、政党と言わず“政治団体”状態の「れいわ新選組」である。

タロー君のスタンドプレイのように見える面もあるが、経済政策中心に新自由主義経済の“巨視的立ち位置”から一転、市民の立場から、“微視的立ち位置”からの経済政策を訴えて、立ち上げたようである。


■日本に必要な“緊急政策”として、

・消費税の廃止

・奨学金徳政令

・全国一律最低賃金1500円

・保育・介護・原発作業員の公務員化

・一次産業戸別所得補償

・デフレ脱却給付金月3万(一種の臨時低額ベーシックインカム)インフレ2%達成時に終了)

・財源問題は、実績財政事情考慮。状況により、税の応能負担原則に立ち返る。

・日米地位協定の見直し
(辺野古基地建設は中止。普天間即時の運用停止。在沖海兵隊にはカリフォルニ ア等への移転をお願いし、これまでの駐留経費と同等の費用を日本側で持つことを前提に、米国側と再交渉。沖縄の民意を尊重します。)

・「トンデモ法」の一括見直しと廃止
TPP協定、PFI法、水道法、カジノ法、漁業法、入管法、種子法、特定秘密保護法、国家戦略特別区域法、所得税法等の一部を改正する法律、派遣法、安全保障関連法、刑訴法、テロ等準備罪など)

・原発即時禁止 (エネルギーの主力は火力。自然エネも拡大します) Etc.



以上、問題点や疑問点もあるようだが、日本と云う国を、国民の手に取り戻そうとする意思を感じる緊急政策案だ。


消費税は5%への減税が正しいし、不足予定分は法人税の増税で賄えば良いだろう。どうせ、産業として退場すべきものであり、大きいから潰せないは間違いだろう。

労働市場の移動が滞留している問題も、給料や下がるが、公務員になれるとなれば、かなりの流動は促進されるだろう。

残念な点というか、筆者が主張している、日米同盟の見直しや、日中、日露の平和条約の締結など、まだまだツッコミは足りないが、現実路線としては、このタロー君の主張は合理的であり、妥当性もある。

実際問題、安倍政治の逆さまをすることで改善する問題が実存しているのだから、立憲民主党も、このくらい思い切る必要があると云うことだ。

おそらく、タロー君は小沢一郎と綿密な計画を練っている可能性が高い。

不退転の決意で、自由党と袂を別つというものではなく、当面、決死隊的に永田町の空気を掻き交ぜようとしている。

無論、タロー君の「れいわ新選組」に瓢箪から駒が出るような政治現象が起きれば、小沢らが、押っ取り刀で駆けつければ良いことになる。

この「れいわ新選組」には、安倍晋三へのアイロニーが徹底して埋め込まれている。

まず、令和と云う元号を、己の所有物のように取り扱う安倍官邸に対して、完璧なカウンターパンチを繰り出した。

何といっても、政党名に元号が付いているのだから、安倍達が、「れいわ、れいわ」と言うたびに、新選組を応援する羽目になるので、発言する数がどうしても減らざるを得ない。これは愉快だ。

次に「新選組」も軽妙だ。 :新撰組とも書く。新選組は維新に負けたのではと云う揶揄的質問に対し、維新の会は政権ベッタリになった。過去のことは気にしていないに止めたが、腹では、長州の維新意識をひねりつぶしてやると云うアイロニーが込められていると受けとめるべきだろう。

だからといって、この「れいわ新選組」一本やりで、安倍自民党を倒せると云う気負いはないだろう。 :問題は、立憲民主党の尻に火をつけるのが、主たる目的である可能性が大きい。

二人区以上で、立憲は単独候補擁立を考え、野党共闘に消極的だ。このような場合、立憲潰しに「れいわ新選組」が候補者を立てる戦術も可能なわけで、枝野の保守面に平手を食らわせた。

無論、立憲の方が強いが、政権公約上は、「れいわ新選組」の方が断然フレッシュなので、大きく足を掬われる可能性がある。

少なくとも、今までのように、自らが“排除の野党第一党”のように、世間から見られている事実を顧みなければならないだろう。

実際に、「れいわ新選組」の公約はフレッシュで道理にかなっている。日本共産党は快く乗れるだろう。

立憲が一人区で、共産党と連携することで、立憲の支持者が逃げたと云う話はまったくのガセ。

立憲枝野が保守本流などと口走り、あの風貌なのだから、右翼の闘士と誤解されている、笑えない現実があるのだ。

立憲枝野は、戦略・戦術共に見直すべきである。


 

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