世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

「生方謀反事件」「公明党と民主」「ビル・ゲイツと原子力」

2010年03月24日 | 日記

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「生方謀反事件」「公明党と民主」「ビル・ゲイツと原子力」

小沢幹事長が謀反の生方民主党副幹事長の執行部解任方針を撤回した。

時事通信によると党内から「言論封殺」の激しい批判が起り、参議院選にも悪影響が出かねないので、鳩山首相が小沢幹事長に方針転換を指示したと、鬼の首でも取ったように嬉々と報道している。

そもそも小沢は「そこまでしなくても良いのでは」と言っていたわけで、小沢が撤回したと云うより常任幹事会が撤回したと報じるべきである。当初鳩山も生方の解任は組織人として致し方のない解任だと言っていたのだから、今さら今回の撤回が鳩山の指示と云うのが捏造報道である。

時事は尚且つ、小沢は「政治とカネ」に加えて、生方解任で世論を敵に回し、今回の撤回で党内の求心力をさらに低下させたと報道している。真実を伝えるなら、鳩山も小沢も同調した解任方針、双方が求心力を低下させたと書くべきである。一番捏造が酷かったのが時事だが、その他も似たりよったり。

マスメディアの論調は鳩山の「政治とカネ」はもう過去の話で、無罪放免。兎に角、小沢一郎の求心力低下に全精力を傾け、鳩山の心を徹底的に疑心暗鬼に陥れ、小沢離れを強行、一点突破に狙いを定めたようである。ここ2週間の各マスメディアや民主党シンパと言われるジャーナリスト・評論家の「鳩山、小沢引き剥がし作戦」は熾烈を極めている。どうも幾分鳩山がその気になっている様相もみられる。これが鳩山・小沢・菅のトロイカ体制の内包する反トロイカのあぶり出しなら良いのだが、どうも異なる臭いも幾分してきている。鳩山首相、腹も決まらず半端な事は怪我の元、やるなら徹底しなさいよ。敵、小沢は驚くほど強いですよ(笑)


上記の鳩山首相の怪しき言動に関係する話だが、自公連立政権の公明党のシンボル的存在だった、神埼元代表と坂口元厚労相が相次いで引退を表明した。
同じく連立の代表だった衆議院落選の大田前代表も参議院選への出馬を見合わせた。その前に、一度は政治の世界から引退をSGにさせられた市川雄一元書記長を顧問として復活させている。

最近、小沢幹事長とSG幹部の会談や法案成立への協力度など、明らかに自民党との距離は必要以上に取った事を公明党はアピールしている。この流れをどう読むかは、色んな側面があるので一概なコメントは難しい。

政治権力維持闘争の妙とも言えるだろうし、反小沢勢力への牽制球とも言えるし、鳩山由紀夫へのけん制とも取る事が可能だ。或いは、今回の民主党バッシング、小沢バッシングの仕掛けに、SG勢力が強力に関わっている可能性も否定できない。SGマネーはマスメディアにとって砂漠に落ちていたミネラルウォーターのような存在、一定の影響力を持つと考える事も妄想とは言い切れない。

小沢の天敵で最近落ち目の野中広務と神崎が密談した為に急遽引退を迫られたと云う説もあり、真実すべてが明るみに出る事はないのだろう。 いずれにせよ、公明党と云う政党はSG(池田氏)を守るための政党であり、それ以上でも以下でもない。SGによる日本支配等と云う壮大な陰謀説はあくまで陰謀説の範囲だろう。

その意味で、公明党は政党の使命として、政権により近いところに位置している必要のある政党なのである。出来たら民主党と連立を組みたい思いだろうが、流石に自公連立政権の熱も冷めないうちから、政権連立まで望むほど単純ではないだろう。

ただ、民主党とのパイプを繋いでおく事、そのパイプを小沢が一人占めしておく事が政治権力闘争の面白いところである。それが公明党(SG)の未来への灯りであり、足元から政権によるSGバッシングを起こさせない担保でもある。
出来る事なら一生抜きたくない小沢一郎の天下の宝刀かもしれない。しかし、使えない「核」であっても抑止力は充分にある。


最後になるが、あの世界の大富豪ビル・ゲイツが一企業「東芝」を急遽訪れた。同社の原子力発電の研究施設を見学、自身が投資している原子炉開発会社との新型原発技術情報交換に合意したようである。

この核燃料を100年交換の必要がない次世代原子炉「TWR」の研究に私財数千億円を投じるらしいのだ。実現までには10年以上の歳月が必要なようだが、安全性は現在稼働中の原子炉に比べ数段にレベルアップするものになるようだ。

あのビル・ゲイツが動きだした以上、此処には当然金の臭いもするのだろう。この動きは、オバマ政権、鳩山政権の脱石油エネルギー政策の核をなしている「原子力発電」への、明確なシフトを意味しているのだろう。この「原子力発電」の流れは、脱石油、地球温暖化対策として、世界的潮流だと云う事も出来る。

「不都合な真実」でアル・ゴア元副大統領がノーベル平和賞を受賞した時点から、この動きは加速した。
石油と金融成金のロックフェラー家(米国・デビット・ロックフェラー)の弱体化も時の流れである。今や、オバマ政権の後ろ盾でもあるジェイ・ロックフェラー(デビットの甥で本家の息子)とロスチャイルド家が手を組み推進しているのが、脱石油、石炭・天然ガスの「原発」なのである。

ちなみにジェイ・ロックフェラーと小沢の関係は極めて良好だが、ナベツネ・清和会はデビット・ロックフェラーとのパイプで栄華を謳歌していた。しかし、デビット95歳もナベツネも84歳、どこまで頑張るものか人間愛として見守ろう。

世界の潮流、自身の寿命とも闘うわけで、これは並大抵のことではない。秦の始皇帝もなしえなかった不死鳥の秘薬が発見されることを祈るのみ。こういう流れってのはあるものですね、おそらく「原子力発電」が世界の潮流になることを止める事は無理なようです。


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