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進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

【AKB48】 AKB画伯なら佐藤夏希の独壇場

2012-01-10 18:27:36 | AKB48
まずは咲子師匠、おめでとうございます。

秋元康「咲子師匠、チャンスの順番が来ました。」(AKBまとめんばー)
http://akb48matome.com/archives/51796696.html

そして・・ぐぐたすで一部のメンバー同士で絵を描いてコミュニケーションとるネタが流行っていたのですが、そこに目を付けて「AKB画伯」をやるそうです。




私には、すぐある人物のことがピンときた。
AKB48には、天才がいる。

AKB画伯の話が出てから多くのメンバーが画を披露しているが、正直なところそれらの作品でイベントを開催しても、「AKBファンのためのイベント」以上のものにはならないだろう。
それで十分だ、という考えもあるだろう。
しかし、それで満足してよいのか?という議論をすることは可能だ。

でも大丈夫だ。
AKB48にはAKB48ファン以外の人にもきっと満足してもらえる画の表現力を持った人物がいる。
AKB48の天才理論家、佐藤夏希さんだ。
当Blogでは、彼女の画の才能について高く評価している。


佐藤夏希の新相対性理論 ~AKB48の天才理論家~


大変失礼ながら、佐藤夏希さんについては名前しか存じ上げなかったのでありますが、
偶然読んだブログの記事に感銘を受けました。
なんと哲学的なのでしょうか。


昨日の帰り


ゆかに今まで書いた絵を見せて


『ゆかの絵も書いてやぁ』


というリクエストをもらったので

描きました(*ノωノ)



第七弾

yuka...





正直、こんなにデザインに悩んだの初めてでした(笑)

ゆかとは不思議な関係で
近くにいるから
たくさんのゆかを知っていて
描きたいことがありすぎて

一枚の絵にするのが難しかった!!



で、描きたいことを箇条書にしてみたの!






歓声
カーニバル
マイク
スピーカー
時間



ありすぎる(`・д・´)
Wwwww



でも







これを一枚に














かけたんです!!






で、実はコレ





縦に見ると

砂時計になってるんです(*ノωノ)



ゆかから
ゆかの頭の中書いてって言われてたので


いろいろ考えて



時間の数え方が


1時間
一分
一秒



じゃなかったら
ゆかの中で



どうやって時間が過ぎてくのかな?と思ったら




音と涙かなぁって



ゆかってあんまり泣かないけど







泣くとね

必ず強くなる子なの






だから落ちる涙さえも音に変えちゃう?それが増田有華なのかな?…と



涙にリズムが出るような躍動感出すのが



大変だった(笑)











音にあふれるゆかちゃん(☆>∀




絵がではなく、絵で表現しようとしたものの背景にあるものが。

「時間」の本質を捉えようとしているその着眼点に驚きました。

多数のパラメータを音と涙に落として込んで、1枚の絵に展開してみせた。
素晴らしいセンスです!
純粋に感動しました。
彼女の目には本質が見えているということです。

決められた歌詞、決められたダンス、決められたポジションというものは彼女を縛り付けているのではないか。
きっと彼女は表現するものを創造する側の方が向いていると思います。
つまりパフォーマーよりもアーティストの方に適正があると言いたげなわけです私は。

この才能を生かす場がブログだけなのはあまりにももったいないと思います。
こういうのを考えるのはマネージメントの役割なのですが。



よかったです。

◆◆◆◆◆◆

しかし、SKEの松村香織さんは只者じゃないな。
相当デキるやつだぞ。
ぐぐたすやるまで名前すら知りませんでしたが。
ちょっと様子見です。

【AKB48】 やすすがついにぐぐたす(Google+)を理解したようだ

2012-01-10 17:27:25 | AKB48
ぐぐたすが面白い。
昨日(1/9)は、チームワタナベという新しい試みもあったし。
(ワタ鍋を基にしたメンバーとやすすのぐぐたす連携)


↓これよくまとまってるから読んでみて。面白すぎ。

Google+で起きた話題をピックアップ!【1/8分】(AKBまとめんばー)
http://akb48matome.com/archives/51796653.html


秋元康氏のぐぐたすの使い方が、Twitterで言うところの @masason(孫正義氏) チックになってきた(笑)
だいぶ小慣れてきたということだろう。

しかし、やすすにはさすがだと思わされる。
私は、やすすが使い始める前からぐぐたすをチェックしていたが、当初やすすの参加率が低かったことが私を混乱させた。
というのも、私はAKB48がGoogleと「AKB48 Now on Google+」をはじめたのは、当Blogでいう「面」戦略を推進するために違いないと考えていたからだ。
(参考:『Google+を自分色に変えやがれ』『やすす、それがソーシャル・ネットワークの力だ!』)
もし、そうなら、やすすは率先してぐぐたすを使いこなしていなければならないのだ。

だが、やすすは最初は様子見をしていた。
前向きに捉えれば、彼は「ぐぐたす」がどういうものなのか、はかろうとしていたのだろう。
説明された通りに信じ込むのではなく、自分の五感をフル活用して試してから考える。
観察者たる彼らしい行動かもしれない。

驚くのはその後だ。
やすすは使い始めから、今のぐぐたすをフル活用する段階まで到達するのが異様に早かった。
これは、観察者としての洞察力が半端ないことを示している。


やすすを持ち上げたいわけではないが、私個人としてその様に純粋に驚いた。ということだけ言っておく。


さて、まえおきが長くなったが、本エントリの主旨は、やすす礼賛ではない。
ぐぐたすが動き出したことが、今後どういった意味を持ってくるのか。
それを解き明かす一つの材料として、今、社会にどういう変化が起きているのかについて、少し述べようと思う。

君はこの話についてこれるか?!(笑)

◆◆◆◆◆◆

近年、情報の伝わり方は変わった。
インターネットやIT技術の進化で情報流通基盤が大きく変わったのだ。

どう変わったか?

情報を伝達する主要なノードが「人」になった。
(いや、大昔から人だった。でも意味が変わった。人の属性に関係なく人に対する信頼が増しているのだ。)

それはインターネットやWeb技術、最近ではSNSによって「人」と「人」が繋がりやすくなったからだ。
これまでとは違った条件で、人と人が出会うようになった。
一方方向の出会いかもしれない。
方や情報を発信する側で、方や情報を受け取るだけの関係かもしれない。
だが、重要なことは、「人」と「人」が出会うようになって情報の伝達経路が劇的に変化した。
そして、人と人とが直接的にやりとりするコミュニケーション量が格段に増えた。

ここで、重要なことはコミュニケーションの質もまた変わってきているということだ。
(参考:『小嶋菜月と高橋朱里の感動小話』)

では、「人」が「人」に情報を伝達する際に、何が重要だろうか?

「共感」である。

「共感」といっても、たぶん幾つか種類がある。
共感の仕方もそうだし、何に共感するかもだ。

後者においては、情報そのものへの共感の他に、情報元への共感がより重要になった。
情報元というのは、人の他にブランドも含まれる。
ヴィトンだとか、最近だとAppleだとか、あと政府機関なんてものもブランドだろう。

情報元が重要になったのは、なぜか?

答えは簡単だ。
世の中には「人」以上に信頼できるものはないからだ。

神?新聞?TV?権威?インターネット?
いんや、結局は「人」である。

「何を言ったか」だけで物事を判断できるほど人は賢くない。
「誰が言ったか」これが重い。
もちろん、「何を言ったか」の積み重ねで「誰が言ったか」が重要になる。
これまたインターネットやWeb技術の進化で、人々の情報の取得経路も量も増えた。
だから、人々はある意味で賢くなった。
情報へのアクセスコストが低減したので、情報を確かめる選択肢が広がって、結果として疑い深くなったということだ。
人々は「誰が何を言ったか」について確かめる。
そして、信頼に足ると考えると、その情報元に共感するようになる。

この「情報元への共感」は、今を考えるのに非常に重要な項目だ。
なぜかといえば、インターネットやWeb,SNSの進化で、情報へのアクセスコストが"0"に近づくと、知識が自分のところに在る必要がない。
今も昔も、知識という引き出しをどれだけ多く持てるかは何においても重要だ。
しかし、引き出しを自分のところに持っておく必要が、必ずしもなくなった。

「知性の外部化」である。
知性が外部化されるとこれまた興味深い現象が現れる。

自分のアイデンティティを必ずしも自己完結する形で持つ必要がない。
知性が、物語の文脈を、外部に依存することが出来てしまうから。
よって、人のアイデンティティですらネットワーク化される。

この「アイデンティティ・ネットワーク」は、ネットワークの外から見ると、精神分裂的に見える。
例えば、ソーシャルネットワークの外からソーシャルネットワークの中にいる人を見ると、自閉的に見える。
ソーシャル・ネットワーク・サービス上には、脈絡がなく文脈のない言葉たちがやりとりされている。
これは、情報が、知性が、文脈が、アイデンティティが、ネットワーク上に偏在しているからだ。
外から見れば、それはまるで暗号のようだ。

その情報を理解するには、偏在する情報を統合するキー(鍵)が必要だ。
だが、そのキーは、とりとめがない。
本人にすら自覚のない、まるで空気のようなものだ。

(ちと面倒になってきたので、結論へ行こうか・・)

新時代の情報流通基盤の上で構築されるアイデンティティ・ネットワークは模倣できない。
各要素が連結されて始めて意味を持つネットワークこそが、実態だからだ。

我々は発想の転換を迫られるであろう。
「ネットワーク思考」が鍵だ。


「AKB48 Now on Goolge+」は有意義な社会実験となるであろう。
私は微力ではあるがこれを応援していく。


※言うまでもないことですが注意。
「君はついてこれるか?!」とかカッコいいこと言っちゃいましたが、基本的に私の発言はどこかで誰かが言った内容なので、オリジナリティは0でございます。
本エントリの場合は、タイラー・コーエンの『フレーミング』と、アルバート・ラズロ・バラバシの『新ネットワーク思考』と、たぶんどこかで読んだり聞いたりした内容の合わせ技です。

【AKB48】 指原莉乃ソロデビュー記念

2012-01-09 16:32:13 | AKB48
の成せる業だ(笑)

下からさしこ【AKB48/上からマリコ へのアンサーソング】



しかし、なぜさっしーはソロデビューしなければならなかったのか?
そこがよくわからない。

ぐぐたすでのやすす情報によると、さっしーについては、レコード会社数社が名乗りを上げていたそうだが、需要があるからそれに乗ったのだろうか?

Not yet(大島、北原、横山との4人グループ) ではなぜだめだったのか?

さっしーのキャラクターを活かした活動は、別にソロデビューしなくても可能だったはずだ。
ピンで芸能活動すること自体、全く問題はくできるはずだ。

そう考えると、音楽番組にピンで出ることに意味があるのだと考えるしかない。
つまり、バラエティー番組にピンではなく、音楽番組にピンで出てこそさっしーの個性が活かせるという発想だろうか?

確かに、バラエティー番組で活躍するには、相当の臨機応変な対応力が求められる。
AKB48でも屈指の対応力を持っている峯岸みなみさんでさえ、相当の努力を要する世界だ。
音楽番組では、話題の焦点がアーティストそのものに当たるので、さっしーの個性を活かしやすい気はする。
それに、音楽番組の視聴者の特性を考えると比較的さっしーにとっても組みし易い相手といえるかもしれない。

ノイエ(Not yet)での活動では、大島優子さんが頭一つ抜きん出ているために、どうしてもそこにフォーカスが当たってしまう。
これではさっしーを活かせない。
「アイドル指原莉乃」としてではなく「さしこ」としてフォーカスを当てるためのソロデビューと考えれば、わからないこともない。

ただ、さっしーにフォーカスを当てる必要あったのか、これはよくわからない。
「フォーカス当てないことによって、フォーカスを当たる」という戦略だって成立するだろうと思うし、これまではそういった立ち居地にいた気がする。

とりあえず、このソロデビューを肯定するとしよう。

すると、俄然気になるのが、顧客をどうやってさしこ側に引き込むのか?という点だろう。
単にフォーカス当てるだけでは、やっしーを知らない人から見れば、「なんだろうこの人?」程度で止まってしまう。
顧客をさしこ側に引き込む方法論がないと、単発で終わってしまう気がする。
むしろ寿命を縮めてしまうだけに終わってしまう可能性すらある。

さっしーって面白いという段階までどうやって顧客を連れていくか。

そこまで用意できるかどうか、が勝負の分かれ目だろうか。

【AKB48】 やすす、それがソーシャル・ネットワークの力だ!

2012-01-09 09:25:36 | AKB48
何か不思議な感じもしますが、やすすも「AKB48 Now on Google+」の意味がわかってきたようです。



それが、AKB48がソーシャル・ネットワークをやる主な理由の1つです。
(主な理由の1つではありますが、それが全てではありません。その性質を利用した戦略を練り上げるべきなのです)

ちなみに、当Blogでは↓下記のエントリで、少しその点について述べているので、参考にして頂けると幸いです。

Google+を自分色に変えやがれ

重要なのは、↓この視点。


なぜ「会いに行けるアイドル」だったのか?

というのは秋元康がWSJのインタビューに答えているように、既存のショービジネスの基本モデルが、完成されたコンテンツを顧客に売り切るものだったのだが、このモデルを根底から変えるためです。
アイドルを目指す少女達が一生懸命に夢に向かって成長するプロセスそのものを公開し、完成されたコンテンツだけではなく、そのプロセスをも商品にしてしまうという野心的なモデル創新を行ったといえるのです。
これまでショービジネスはコンテンツという「点」が主たる商品でしたが、秋元康が考えたのは、ショービジネスをコンテンツ+プロセスで顧客参加型サービスを構築し、「線」もしくは「面」で商品を実現することだったのです。
顧客との接触面積の大きいサービスを実現する、これが第一義的に重要なのです。
そのことによって利益は後から付いてきます。


AKB48と顧客との接触面積を「点」から「面」にする。
顧客の興味関心をAKB48に集め、時間を奪い去るのです。
時間は万人に共通の有限資源であり、人生における最重要な資源です。
AKB48が、この時間を奪い去るということは、顧客の人生にぐいぐいと食い込んでいくということです。
つまり、時間を奪うことは、その人の人生を奪うことと類似なのです。
(「奪う」という言葉は何か悪い意味を連想してしまいがちなので、ちょっと違う言葉を考えた方がよいですね)

AKB48の基本戦略は「面」戦略でなければならない。
ぐぐたす(Google+)は、「面」戦略に合致する。
スマフォの普及がSNSの普及を加速している。
時代が追いついたのだ。
AKB48の「面」は、家だけでなく、移動中、食事中、仕事中、あらゆるところに延ばせる。

(これはメンバーにとっても、顧客にとっても状況が同じということだ。)


ちなみに、私は2011年の選抜総選挙が終わった後、少しAKB48つまらないなと思っていたのですが、「AKB48 Now on Google+」で気持ちが戻ってきました。
これはSNSを使ってプロセスを公開して顧客との接触面積「面」を広げようと言う戦略で、非常に面白く、賛同しています。
なので、私は、メンバーのGoogle+の使い方に口うるさく指摘していきます。


今後も、ぐぐたすについて口うるさく指摘していきたいと思います。

【AKB48】 やすす、君は正気だ。 【追記】

2012-01-08 15:53:06 | AKB48
「ぐぐたす」(Google+) がいい感じで動き出してきましたね。

秋元康氏が参加し始めたのが大きいです。


私自身、企業内コラボレーション促進ツールとしての「社内SNS」の効果について考察する機会が過去にあったのでコメントします。
(具体的な「効果」については、ここでは述べません。効果のあるものとして語ります。そして話題は「普及」の部分に限定します。)

社内SNSの普及の鍵は、その組織の長や、業務遂行上のキーパーソンが積極的に参加することだと思います。


理由は明確です。
企業であれば社員だし、AKB48であればメンバーになるのですが、それぞれにSNS導入前に、既存の通常業務を持っていて、決して暇ではないからです。
意識が高い人は率先して取り組むかもしれませんが、大多数の人たちには「余計な時間を取られるだけのツール」にしか見えません。
そんな余裕があれば、もっと自分の為になるための業務か、もしくは余暇に集中するでしょう。


だから、むしろ優良社員、既存の業務に一生懸命な人ほど参加しません。
忙しさというのは、往々にして人の視野を狭くするもので、効率性の向上には寄与しても、生産性の大幅な向上には寄与しないことが多いのです。
意識の高い、視野の広い、アンテナを伸ばせる、組織の全体を俯瞰できる、そういった変革をリーディングできる素養を持っている人は言われなくても率先して使いますが、そういう人は組織の中に5%もいないのが常です。
だから普及しません。


なぜ優良社員が社内SNSを"余計"なものと考えるのか?
それはSNSに積極的に参加することによって得られるメリットが個人レベルでよくわからないからです。

しかし、ここにソーシャル・ネットワークが普及するか否かの、重要な論点が潜んでいるのです。
いや、ソーシャルに限らず「ネットワーク」というものの本質的な力に関するお話です。

(ネットワーク理論の話をするのが今とても面倒なので、ネットワークの話は省略して要点だけ述べることにします。)
(詳しく知りたい人は、アルバート・ラズロ・バラバシの著作をご覧ください。)

ネットワークというのは、繋がることによって意味が生まれるのです。
(意味は関係性にしか生じないものなのです。)


だから個人レベルのメリット(意味)を見出そうとしても、あるわけがないのです。
皆がネットワーク化されて、初めてそこに意味が生まれるわけです。
(だから、優良社員は新しいことを発想できない。新結合(Innovation)というのはネットワークのことだから。)

この「ネットワーク思考」を、参加者が理解しないといけません。
どうやって理解してもらうのか。
組織のキーパーソンの実際の行動によってネットワークの力を実感してもらうことが有効だと思います。

企業であれば、社長や事業部長、部で導入するなら部長が率先してネットワークの力をフル活用すべきですし、AKB48であれば、秋元康さんや、中心メンバーが積極的に使うことですね。


◆◆◆◆◆◆



やすす!心配いらない、今のお前が正気だぞ!!


【追記】

やすすGJ!

ソニーのダメっぷりをよく表す新卒採用の話 【追記】

2012-01-08 09:34:15 | ブログ情報(News Release)
アゴラの常見氏の記事に共感した。

愛と幻想のソニーらしさ 就活改革の曖昧な不安(常見 陽平)
http://agora-web.jp/archives/1420669.html

↓話題になっているソニーの採用情報はこれ。

ルールを変えよう(Sony)
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/Jobs/newgrads/concept/index.html

本質を求めてやまない、強烈な目的意識。
その結果、人と違うものができる。それが、新しい価値を生む。
ソニーは、そうやって新しい商品を世の中に送り出してきた。

「倫理」や「慣習」、「ルール」という言葉で自分を納得させるのはラクだ。
世の中のあたりまえを疑い、ルールを覆すのはとてもパワーがいる。
だが、本質がその先にあるなら、困難を乗り越えて進めばいい。

ソニーは、人材採用にも、本質的なあり方を求めていきます。
就職活動において、1人ひとりが輝く個性を発揮し、自分らしさを素直に表現してほしい。
個人の持ち味や価値観を大切にしてほしい。
多様な人材がいるからこそ、イノベーションが生まれると考えます。

それぞれの個性を大切にするため、日本特有の"シューカツ"というルールを変えます。

・「新卒」のルールを変えます

 → 卒業後3年以内を新卒に

・型にはまった選考スタイルを変えます

 → 「ワークショップ」「企画提案」「プログラミング手法」など複数のエントリーコースを用意

・「就活=スーツ」のルールを変えます

 → 採用面接、普段通りの服装でOK

・ソニーの想い

 → 応募者とソニーは対等の関係

常見氏の↓の指摘がまさに的を得ている。

新卒採用は自由化、多様化が進んでいる。この施策を「ソニーらしい」と評価した人は、最近の動きを知らないか、ソニーによっぽどの愛を持っているか、幻想を抱いている人たちだろう。ついつい後手にまわりがちという意味では「“最近の”ソニーらしい」施策だったのだが。

創業者去った後のソニーは何でも後手ごて。
自分たちの本質を変えずに、カッコだけ良く見せようとがんばってる。
小手先の技術で難局を乗り切ろうと一生懸命に知恵出している印象ばかりが残る。
それが痛い。
今の社員のほとんどが創業の精神を理解していないんだろう。

大賀が創業者の築き上げたSonyのほとんどを消費し尽くしてしまって、後を継いだ出井は前半をなんとか惰性で乗り切ったが、後半はもはやSonyのほとんどが残っておらず、その後の中鉢でそれを挽回できず、今のハワードは気持ちは素晴らしいのだが、残念ながらソニースピリットが何かすら理解できていないようで全く結果を残せずといった始末。
ソニースピリットとは関係ないところで人を採用し続けた報いをしっかりと受け止めて、新しい気持ちでゼロからやり直さない限り、どうにもならんだろうな。
ソニースピリットがなかったら、他の会社と変わらないのだから、存在理由がないのだ。

おっと、愚痴っぽくなってしまった。
自分たちの本質を変えずにいい人をとりたいみたいな発想が今のソニーのダメっぷりをよく表している。
人の採り方を変える前に、まず自分たちを変えることを考えよう。
それとも、もう諦めてしまったのかな。
そういう小手先が痛いって見られていることに気づくべきだ。


【追記】
ソニー社長に平井氏有力=ストリンガー氏は会長留任
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120107-00000029-jij-bus_all

前からBloombergが報道してましたが、これで決まりなんでしょうか。
OBの復活劇もあるとかないとか、という話もありましたが。
それにしても最近のソニーは人材不足が著しいな・・。
まず事業で成功した人材がいない。
近年のソニーには成功した事業がほとんどないから。
何にも哲学持っていない人たちが経営幹部になるもんだから、何のメッセージも打ち出せない。
ソニーの言ってる事には中身が無い。
時代が変わったのだが、どう時代が変わっていくのか、どう変えていくのかについて語れる人物がいない。
アナログ時代の古めかしいノスタルジーと、それに反発するカタチでの空疎なネットワーク時代の話で、混乱をきたしている、精神分裂症に陥っていると言う印象。
中身がないのにみんなが気づいたのに、いまだにソニーがそれを認めない。
認めないから、いつになっても自分たちの姿勢を正せない。
他社より求められるレベルが高いのは酷かもしれないけど、でも他社より求められなくなったら存在価値がなくなってソニーは終わりだからね。

TEPPEN での咲子師匠のご活躍にムネアツです。

2012-01-08 00:19:45 | AKB48
※素人の知ったかぶりなので、その点差し引いてお読み頂ければ、これ幸いです。



たまたまTV付けたらフジテレビで、芸能界No.1を決めようじゃないかという主旨の「TEPPEN」という番組をやっていて、ピアノ部門にAKB48から咲子師匠(松井咲子さん)が出ておりました。

咲子師匠は、小さい頃からピアノをやっていて今は東京音大でピアノを専攻しているそうです。
(もちろん音大でピアノやっているのも、コンサートのオープニングでショパン弾いたことあるのも知ってましたが。)

ちなみに、私はピアノ素人でありますが、家族にピアノを弾く者がいるため、一般的にみればピアノをはじめとしたクラシック系の音楽を聞く機会が多い方だと思います。
ユンディ・リのショパン大好きです。

で、そんな素人な私が評価するのもアレですが、ちょっと感想を。

参加者全員がある一定以上の実力を持っていれば、そこから先は専門家でも評価の分かれる状況になると思いますが、今回の場合、実力差は歴然としていました。
一般的な意味での「ピアノの上手さ」で評価するなら、悩む必要が無いぐらいです。

咲子師匠が確実にトップです。
次に料理研究科の森崎友紀さん。

奏でる音が全く違います。
素人レベルだと、如何に鍵盤を上手く打つかという話になるのですが、プロレベルだと、ピアノは弦楽器なので、弦をいかにきれいに響かせるかという話になります。
和音の時は複数の弦によるハーモニーを、どうきれいに響かせるか、といったなかなか難しい話になってきます。

審査員も、そのあたりについてコメントしてましたね。
あの5人の中で、そこまでできているのは咲子師匠だけでした。
(森崎さんも当然わかっていることだと思いますが、意識の度合いが違ったと言っておきましょう。)
ぱっと聴いた感じでは、咲子師匠はセミプロレベルで、演奏力としてはほとんどプロと遜色ないと思います。
あとは、その演奏で料金が取れるかといったファクターに移れるか、そこがプロとの分かれ道ですね。
そういう意味では、あれはもう素人ではないので、そういう意味では咲子師匠が出るのは反則チックなところを感じました。

一般的な意味でのピアノの上手さでは、咲子師匠が一番でしたが、アレンジ力という観点では、森崎さんの方が上だったと思います。
審査員が一般人だったら、森崎さんがTEPPENだったかもしれません。
ただ、そのアレンジを十分には使いこなせていませんでしたね・・。
そこが審査員の低評価に繋がったのかなと。
なんにせよ、審査員が一般的なピアノの上手さを評価基準として重視しているのがわかりました。
(まぁそれが主旨でしょうけれど)


今回、假屋崎省吾氏だけがショパンのノクターンを弾いて、残りの4人はJ-POPの独自アレンジを演奏しておりましたが、これはいい試みだと思いました。
クラシックだと前例が、しかも世界の巨匠たちの演奏例が数多あるだけに評価基準が比較的しっかりしていて、番組として成り立ちにくいものがありますね。
プロに比べて明らかに下手な人たち、つまり演奏で料金を取ることができないレベルの演奏を全国放送で放映するには、工夫が必要です。
ピアノ弾けない人が努力して弾けるようになったとか、他のアーティストとのコラボレーションといった番組を稀に見かけることはあると思います。

J-POPのしかも独自アレンジだと、テクニックやピアノの知識だけではなくて、独創性やもっと広い意味での表現力、構想力までもが問われるので、評価基準に幅が出てよいなと思います。
「上手い」の定義を拡張する試みとしてのJ-POP独自アレンジは有りですね。
(演歌でもいいと思いますけど)

なんでこんな話しているのか?というと、AKB48と似てるなと思うのです。

この番組が、芸能界No.1を決める番組ではなくて、プロのピアニスト5人連れてきて演奏させる内容だったら、きっとこの時間帯での番組として成立しないと思うのですよ。

そして、たとえば、これが「芸能界No.1」ではなく「大学生No.1」だったら、どうなりますかね。
咲子師匠が活きるのも、これが芸能界No.1という番組だからですよ。
同様に、AKB48のメンバーが活きるのも、AKBという枠組みがしっかりとしてあるからですよね。
だから、AKB48が非完成系コンテンツとして成立するためには、AKB48という枠組みがしっかりしていないといけないわけです。

(ないとは思いますが)
個々のメンバーが強くなってきたからといって、ノマド的なグループになる方向性へ持っていったりしてはならんのです。
AKB48の全体性をどうやって担保していくか、これは非常に重要なテーマであることには、昔も今も、今後も変わらない問題であり続けるのでありました。

↓この話ね。

Google+を自分色に変えやがれ

【AKB48】今後のメンバーの育成問題 【追記】

2012-01-07 07:57:24 | AKB48
※私なんかが考えることではないが、ちと思うところを。

それにしても『中居正広の金スマスペシャル』見て、メンバーの育成をどうするのかは今後ますます重要になる論点だなと改めて思いました。

AKB48の1期や2期のメンバーと同じ経験を、最近入ったメンバーはできませんからね。
どんな世界でも「立ち上げメンバーの強さ」ってありますね。
立ち上げメンバーは、立ち上げ後に中心メンバーになることが多いと思います。
立ち上げ時の試行錯誤を経験しているので、その立ち上げたシステムの仕組みをよく理解しているからなんですね。
だから、後から入ってきたメンバーは、立ち上げメンバー以上の理解力を発揮しない限り、立ち上げメンバーを超えれないことが多いですね。
つまり、能力が同じなら、立ち上げメンバーの方が有利です。

メンバーの育成を考えるにあたって、新しいメンバーに向けてどう経験を作り出すかは重要な視点です。
初期メンバーと同じ経験はできませんから、新しく意味のある経験を作り出す他ありません。

この状況を打破するために「予定調和を壊す」という行為が意味を持つわけですね。
私なんか素人が見ていると、AKB48のマネジメントは幾重にも予定調和を壊しに行っていると思います。

まず、ゴリ推しと言われる秋元康サイドからの特定メンバーへの偏向や多少強引に新メンバーを起用するといったものがあります。

それをファンの力で壊す一つの方法が「選抜総選挙」ですが、実は上位メンバーはほとんど順位が変わらないという欠点もあります。

で、それをさらに壊すのが「じゃんけん選抜」ですね。

チーム編成を変える組閣祭りとか、そういったイベントもありました。

この時、非常に重要なことは、メンバー間での競争や切磋琢磨を起こすべく施策を打っていくべきではありますが、その一方でギスギスし過ぎると、チーム運営や全体的なパフォーマンスに影響が出てきますので、理想としては、インパクトを与えて予定調和を壊す方式から、如何に自己変革できる組織をつくるか、になるのかなと思います。

外からインパクトを与えて予定調和を壊しにいく方式だと、どうしても副作用が出てきます。
もちろん、実験的な施策を繰り返し、そこから生まれてくる新しい動きや価値を取り込む努力は必要でしょう。
秋元康もWSJのインタビューで「観察者」の重要性を再三繰り返しておりました。
しかし、だんだん大きなインパクトが必要になってきた時に、副作用に悩まされるかもしれないし、もしくはリスクが大きくて決断できない状況も生まれてくるやもしれません。
そこで、予測できない未来に適応するために、予測できない自己を常に再構成し続けていく、これが重要です。

あっ、気づいたら↓の話に戻ってしまった。話が進まない・・。

マネジメントの仕事は点火すること

さて、今年AKB48マネジメントはどんな手を打ってくるのでしょうか。
楽しみです。


【追記】

これ書いた時、酔っ払っていて書き忘れたことがあったので追記します。

現在のAKB48に所属している1期メンバー(前田敦、高橋、小嶋、峯岸、板野、平嶋、篠田)を見ると全員が中心メンバーであるために「初期メンバーは別格、すごい」みたいな話を聞くことがありますが、ちょっと誤解です。

AKB48が結成されてから本格的にブレイクするまでの約4年の間に、そのAKB48にとって厳しい状況の中で、すごくないメンバーは振り落とされているのです。
(辞めさせられたとかではなく、AKB48にコミットしてやり続けることのできないメンバーは結果として辞めていったわけです。)
だから、今残っている初期メンバーは能力だけではなく、意欲の面でも抜きん出た存在です。
厳しい生存競争の中を生き残った精鋭達なのですよ。
それも、通常であれば解散していてもおかしくない長期間にわたって売れない時期を過ごしたアイドルとして。
だから、その強さは他のアイドルと比べ物になりません。

昔は、マネジメント側から辞めさせなくても、自分たちから離脱していったわけです。
そう、厳しい競争環境が自然に新陳代謝を働かせたわけです。
私が本エントリでいう「経験」にはそういうものも含まれるのです。

今、プリクラだ彼氏だ飲酒だといって謹慎や卒業みたいな話がありますが、そもそも競争環境があれば、こんなことを気にする必要もないことです。
やる気のないメンバーは自然淘汰されるからです。

そういう競争環境を内面化できていない今のAKB48、その中から初期メンバーを超える強いメンバーは育たないでしょう。

もちろん、そういった問題意識はマネジメントも持っているのは間違いありません。
そのための「ガチ」であったり「予定調和を壊す」ということでもあり、今年何らかの手を打ってくると思いますよ私は。

あっ、「競争」という言葉を出すと、何か勘違いされそうなので、ここで改めて「競争」の意味を説明しておきますね。

「競争」を意味する英語の"Competition"は、ラテン語の"competere"に由来しているそうです。
その意味は「共に努力する」です。
競争とは、1人ひとりが互いに最高のものを引き出しあえるように人類が考え出した仕組みの中で最良のものの一つである、と言えると思います。

秋元康の指原推しの意図を代弁しよう。

2012-01-07 01:49:24 | AKB48

今日は秋元康さんの投稿が多くてよかったですね。
こういうコミュニケーションをSNS上で行うことで、オープンさやクリーンさを醸成しつつ、成長するプロセスを見せるアイドルを顧客に対して面展開しつつ、ユーザ参加型を演出するということができるのです。


秋Pが指原推し発言(AKBまとめんばー)
http://akb48matome.com/archives/51794785.html

いろいろ意見がありますし、秋元康さんの真意は本人にしかわかりませんが、私が代弁しておきましょうか。

秋元康さんにとっての「推しメン」の意味が、みなさんと違うことは、ご理解頂けるものと思います。
秋元康さんが指原さんを推す理由を考えるのは、実に簡単です。
それは、秋元康さんがAKB48推しであることと類似だからです。

WSJ曰く、「秋元康の最大の創作物はAKB48」だそうですが、その文脈で言えば、「秋元康のプチ創作物は指原莉乃」ということですよ。
指原さんは、秋元康のいうAKB48の非完成系コンテンツの体現者そのものです。
AKB48推しであれば、ほぼ必然的に指原さんを推すでしょう。
少なくてもAKB48全体に興味があるのに指原さんに興味なし、なんてことはあまり考えられませんね。

で、これに対するクレームに秋元康がGoogle+で反応しました。

秋元康「(コメントを)松井咲子、石田晴香、高城亜樹に期待!」
http://akb48matome.com/archives/51795930.html



で、これにも批判がついて、

指原推し発言への批判をかわすためにぐぐたすで活躍してるメンの名前挙げただけ


↑全然違います。

秋元康が言っているように

何かヒントがあれば、キャンペーンできるんですけどね。
みなさん、いろいろ教えてくださいね。
松井咲子、石田晴香、高城亜樹に期待。

これそのまま取ればよいのです。
秋元さんは誤魔化してなんかいませんね。

3名の名前を挙げたのは、この3名がGoogle+で面白いので、Google+を使ったプロモーションでアイディアがあるなら是非やりたいっていう素直な気持ちを述べているだけ。
推す要素があれば、全然推します、アイディアを現場から出して、ってことを言っているだけです。
実際、今Google+使ったアイディアが欲しくてたまらないと思うのですよ。

プロモーションも考えていかないといけないアイドルもつらいですけど、既存の枠に収まらないのがAKB48なんじゃないかな?という気がしています。

【AKB48】金スマSP 感動的な話だったが今一歩足りない内容だった。

2012-01-06 22:02:24 | AKB48
『中居正広の金スマスペシャル』見ました。

いい番組でしたね!
純粋に感動しました。
人を感動させるだけのものをAKB48は持っているということですよね。
面白かったです。

ただ、どちらかというと、ちょっと視聴者寄りの番組でしたね。
見てる人に影響を与えない番組は意味が無いので、視聴者に寄るのは当たり前なのですが、視聴者の感動を狙ってメンバーの苦労に焦点を当てすぎてしまった感が強いです。
AKB48にとってよいプロモーションにはなったと思いますし、TBSにとってもAKB48を利用して既に権威のないレコード大賞の権威化にも貢献できましたしね。
しかし、もう少し距離を置いて、冷静にAKB48の何が他と違うのか、メンバーのどういった努力がなぜ結実したのかといった重要な論点を取り上げるべきでありました。
そこがボケてしまったのが残念でなりません。

なぜなら、それなしにAKB48の努力の素晴らしさなど理解しようがないからです。

どんな世界にも苦労している人やチームや組織は山ほどいるんです。
どんなに提供しようとしている商品・サービスの品質が良くても、認められない、受け入れられないものは腐るほどあります。
そして、そのほとんどの人はそのまま成功せずに歴史の影に埋もれていくのです。
たとえ勝者や成功者よりも努力していたとしても。

我々は、どうしても成功者に注目しがちではありますが、こういうのを「生き残りバイアス」と言ったりします。(生き残ったものに注目しがちな偏見のことです。)
成功確率は1%ない。
夢が叶う・・場合もある。
残念ながら、これが正しい認識なのです。

でも、隋所に重要なことが散りばめられていましたね。
より本質的なことを浮かび上がらせていました。

それは、「成功」と「失敗」に定義など存在しないということです。
誰も「それは成功だ」とか「それだと失敗だ」などということを決め付けることはできません。
なぜなら人生に、いんやこの宇宙に、つまるところ時間に終わりがないからです。
そして、満足や幸福といったものに万人に共通する基準はないからです。
どの時点で、何を持って成功や失敗と言えるのでしょうか。

AKB48が体現したもの。
成功や失敗、それを決めることが出来るのは、唯一それをやっている本人達だけなのだという事実を証明した。

ということです。

そして、これはAKB48だけに言えることではありません。
世の中で「イノベーション」と呼ばれているもののほとんどが、そういったプロセスを経ているのです。

物事は常に動き続けていて変わらぬものは何もないのですが、ただ物事が何かを成すには必ず時間的な「遅れ」が生じてしまいます。
(この「遅れ」がなかったら何でもすぐ結果出てしまうので人生何も考えることなくて、それは結局あの世と同じじゃんという話になり、生きる意味ないじゃんという話になるのです。)
カオス理論をよく表している「バタフライ効果」

ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こす


これも、すぐにはトルネード起きませんよね。
ブラジルで蝶が羽ばたいてテキサスでトルネードが起きるにはかなりの時間を要するでしょう。

だから、今回の番組は「AKB48のメンバーが苦難の時代を耐え抜いた感動ストーリー」として構成されていますが、見方を変えればAKB48のような新しいビジネスの場合「AKB48の成功には時間をかける必要があった」わけで、それを信じてリスクをとりながらAKB48を統率し続けた秋元康とそのスタッフ、そして信じて耐えて努力したメンバー達こそ賞賛されるべき対象です。
成功する可能性のあるアイディアを考えついたり、そのビジネスプランを実行に移すだけではなく、成功するまでいろんなフィードバックを利用して軌道修正しながらやり続けたこと、そしてやり続けたことこそが最大の成功だったし、やり続けていくことこそ今後もAKB48にとって成功であり続けるという、ある種逆説的な文脈を表現することがほとんどできていなかったので、金スマの出来は今一歩でした。

まぁ語りたいことは山ほどあるのですが、明日以降時間が取れるのかわからないので、少しずつ語っていこうと思います。

【AKB48】Google+を自分色に変えやがれ

2012-01-06 17:59:24 | AKB48
※すみません、今日もスーパーで買ったピザをレンジでチンして食べながら、酒を飲んでいるので文体が変かもしれません。

2ちゃんから持ってきたAKB48メンバーの劇場公演数ランキングに色付けてみました。



改めて、チーム間で偏りがあるのがわかります。

研修生 → チーム4 → チームB の順に多いですね。

で、これも2ちゃんから拾ってきたのですが、チーム毎の公演回数を見てみると、



チームB → 研修生 → チームK → チームA → チーム4 の順に多いですね。

チーム4の公演回数が少ないのは、チーム4の公演が開始されたのが10月からだからですね。
開始されてからはチームBと僅差で2番手です。
逆にチーム4公演が開始されてから研修生公演が行われなくなりました。

そもそもチーム4が組織された理由が、AKB48の選抜クラスのメンバーの活動範囲が広がりAKB48が「会いにいけるアイドル」ではなくなったためなので、チーム4が結成されて研修生公演がなくなるというのは、非常に理屈通りというか、まぁ多少うそくさい感じがしますが、これが原点回帰ということなのでしょう。

選抜メンバーの多いチームA/チームKを除いたチームB/チーム4の劇場公演が多くなるわけですが、では研修生の公演回数が多いのはどういうこと?ということになりますが、これはアンダーメンバー制度が理由です。
AKB48を知っている人には言わずもがなな話ですが、他の理由で劇場公演に出れないメンバーの代わりに、研修生が出ます。
2011年後半まで研修生だったメンバーのうち何人かが、そのままチーム4にシフトしているので、チーム毎の公演回数は「研修生→チーム4→チームB」の順になりますね。

今年2012年のメンバー毎の公演回数がどうなるのか、これはAKB48マネジメントの「原点回帰」に対する施策の有効性が問われる点でしょう。
なんとなく、チームA/K/Bの新陳代謝が進まない限りは、近い内に「チーム8」も組織される日も近い気がしますね。
その次はどうするのでしょうか?
まぁその話はまた今度するにしましょう。

結局は、AKB48にとって「劇場公演」とは何なのか?なのですよ。

「人々の心に刺さるコンテンツ」を実現するためのコア・コンセプトが「会いに行けるアイドル」だったことは何度も述べていることでもあります。

なぜ「会いに行けるアイドル」だったのか?

というのは秋元康がWSJのインタビューに答えているように、既存のショービジネスの基本モデルが、完成されたコンテンツを顧客に売り切るものだったのだが、このモデルを根底から変えるためです。
アイドルを目指す少女達が一生懸命に夢に向かって成長するプロセスそのものを公開し、完成されたコンテンツだけではなく、そのプロセスをも商品にしてしまうという野心的なモデル創新を行ったといえるのです。
これまでショービジネスはコンテンツという「点」が主たる商品でしたが、秋元康が考えたのは、ショービジネスをコンテンツ+プロセスで顧客参加型サービスを構築し、「線」もしくは「面」で商品を実現することだったのです。
顧客との接触面積の大きいサービスを実現する、これが第一義的に重要なのです。
そのことによって利益は後から付いてきます。

そのために何が必要だったのか、それは「ガチ」です。
作られた演技ではなく、正真正銘、女の子たちが真剣に努力する姿をコンテンツにすることによって得られるメリットは腐るほどあります。
なぜなら、世界に同じ人が決して存在しないように、全ての人がオリジナルであるように、1人ひとりの人間模様、これは必ずオリジナルになります。
女の子たちが48人いれば、48通りの人間模様、これがコンテンツになるのです。
つくられた人間像では、オリジナルには成り得ません。
だから「ガチ」なのです。
アイドルではなく、人間そのものをアイドル化すると言った方がよいのかもしれません。



ちなみに、私は2011年の選抜総選挙が終わった後、少しAKB48つまらないなと思っていたのですが、「AKB48 Now on Google+」で気持ちが戻ってきました。
これはSNSを使ってプロセスを公開して顧客との接触面積「面」を広げようと言う戦略で、非常に面白く、賛同しています。
なので、私は、メンバーのGoogle+の使い方に口うるさく指摘していきます。


では、どうガチを実現するか?
それが「予定調和を壊す」ということです。
人間を含めて自然のものは全て均衡点(基底状態)を目指して最適化を図ってしまうものです。
長期的には必ず予定調和が起きてしまうのです。
この予定調和を壊す、これも秋元康がよく言ってることです。
ガチを生み出すために、予定調和を壊すのです。
選抜総選挙、じゃんけん選抜、etc...

まとめると↓になるでしょう。(たぶん、何回か同じ話をしてる気が・・)


AKB48「刺さるコンテンツ」コア・コンセプト

1.会いに行けるアイドル
2.ガチ
3.予定調和を壊す


で、劇場公演に話を戻しましょうか。
「会いにいけるアイドル」がAKB48にとってのコアなら、その両翼は今「劇場公演」と「握手会」なわけですが、その片方が崩れるわけですよね。
一般論的に考えると、マス向けの握手会と、コアファン向けの劇場公演の住み分けを行っている(まぁ自然とそうなるのでしょうけれど)とも見えますね。

選抜メンバーも握手会にはかなりの回数出ますね。
秋元康も、握手会だけはやらないと駄目だと言っていますが。
これも2ちゃんから拾ってきたのですが、握手会の参加回数は↓です。

今年行われた全握全25回の参加数(上位16名)
21回 指原
20回 柏木、北原、小嶋陽、高橋み
19回 板野、横山
18回 高城、峯岸
17回 大島、佐藤す、渡辺
16回 宮澤
15回 篠田、前田敦
14回 倉持


でも、「会いに行けるアイドル」って「握手会」だけで実現できるんですか?
上で説明した「会いに行けるアイドル」は、成長なり活動のプロセスを公開するところに主眼があるわけですよね。
それは握手会で実現できるのですか?

私は、Google+が助け舟だと思っていて、「AKB48×Google」の組み合わせは本当にいいと思っています。
Appleじゃないですけど、Softbankとかauとか1番じゃないプレーヤに声をかけて競争させるのは実に素晴らしい戦略で、AKB48はどんどんGoogle+に改善提案して、自分たちの好みに変えていくべきなんです!!
自分たちのビジネスにとって望む方向に進むようにGoogleに提案していけ!!

新年あけましておめでとうございます。

2012-01-06 15:23:21 | ブログ情報(News Release)
今年もよろしくお願いいたします。
この不勉強な私に皆様の暖かい愛の手を。

ようやく北國から戻ってきたのですが、
何事にもアクシデントはつきもので計画通りには進まぬものです。
ふぅ。

さて、
今日は21時から『中居正広のキンスマスペシャル』でゲストが「AKB48」らしいですね。
Google+ で秋元康が↓のように投稿していたので、楽しみだ。
矛盾とか挫折とか葛藤とか屈辱とか、そういうものを描いて欲しいです。

金スマ、楽しみだな。みんな、大号泣だったって聞いたが、内容を知らないので楽しみだ、


楽しみだ。

それにしても、Google+を見てるとセンスのあるなしがよくわかる。
ちょくちょくベストプラクティスを紹介していこう。
(Google+のアカウントがないと見れないのかな?)

仲谷明香さんの投稿
https://plus.google.com/117151902078571783647/posts/8eJvPLAGghv

電車のシート一列をメンバーが埋めてる画像。
こういう生活情報はマスメディアを通して得られないし、中の人じゃないとその雰囲気などを伝えることはできないので、好例だと思います。
GJ


秋元康さんの投稿
https://plus.google.com/113474433041552257864/posts/H9hnL1Zw82H

こういうメンバーに向けたメッセージはいいですよね。
通常であれば、メンバー同士でのメールや口頭でのコミュニケーションで閉じているので、外からは見えないものが、こうやってSNSの力で見えるようになったというのは素晴らしいことです。
他のメンバーももっと積極的にコミュニケーションしていきましょう。


秋元康さんの投稿
https://plus.google.com/113474433041552257864/posts/7FLDE1LofFN

やすすもまだGoogle+に慣れていない感じが出てますね。
投稿量と仕事量は反比例しない、というか、投稿もまた仕事の一つとして内面化していくべきなのかもしれない、ということかもしれませんね。



まだまだ、語りたいこといっぱいあるのですが、ちと夕飯の買出しに行かないといけないので、ちょっと一度これで打ち切ります。

あっ、
↓これ「リクルートスーツ不要」は以前からそうだったでしょ?

リクルートスーツは不要、卒業後3年以内もOK──ソニーのユニークな新卒採用方針
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120106-00000025-zdn_n-inet