アゴラの常見氏の記事に共感した。
愛と幻想のソニーらしさ 就活改革の曖昧な不安(常見 陽平)
http://agora-web.jp/archives/1420669.html
↓話題になっているソニーの採用情報はこれ。
ルールを変えよう(Sony)
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/Jobs/newgrads/concept/index.html
本質を求めてやまない、強烈な目的意識。
その結果、人と違うものができる。それが、新しい価値を生む。
ソニーは、そうやって新しい商品を世の中に送り出してきた。
「倫理」や「慣習」、「ルール」という言葉で自分を納得させるのはラクだ。
世の中のあたりまえを疑い、ルールを覆すのはとてもパワーがいる。
だが、本質がその先にあるなら、困難を乗り越えて進めばいい。
ソニーは、人材採用にも、本質的なあり方を求めていきます。
就職活動において、1人ひとりが輝く個性を発揮し、自分らしさを素直に表現してほしい。
個人の持ち味や価値観を大切にしてほしい。
多様な人材がいるからこそ、イノベーションが生まれると考えます。
それぞれの個性を大切にするため、日本特有の"シューカツ"というルールを変えます。
・「新卒」のルールを変えます
→ 卒業後3年以内を新卒に
・型にはまった選考スタイルを変えます
→ 「ワークショップ」「企画提案」「プログラミング手法」など複数のエントリーコースを用意
・「就活=スーツ」のルールを変えます
→ 採用面接、普段通りの服装でOK
・ソニーの想い
→ 応募者とソニーは対等の関係
常見氏の↓の指摘がまさに的を得ている。
新卒採用は自由化、多様化が進んでいる。この施策を「ソニーらしい」と評価した人は、最近の動きを知らないか、ソニーによっぽどの愛を持っているか、幻想を抱いている人たちだろう。ついつい後手にまわりがちという意味では「“最近の”ソニーらしい」施策だったのだが。
創業者去った後のソニーは何でも後手ごて。
自分たちの本質を変えずに、カッコだけ良く見せようとがんばってる。
小手先の技術で難局を乗り切ろうと一生懸命に知恵出している印象ばかりが残る。
それが痛い。
今の社員のほとんどが創業の精神を理解していないんだろう。
大賀が創業者の築き上げたSonyのほとんどを消費し尽くしてしまって、後を継いだ出井は前半をなんとか惰性で乗り切ったが、後半はもはやSonyのほとんどが残っておらず、その後の中鉢でそれを挽回できず、今のハワードは気持ちは素晴らしいのだが、残念ながらソニースピリットが何かすら理解できていないようで全く結果を残せずといった始末。
ソニースピリットとは関係ないところで人を採用し続けた報いをしっかりと受け止めて、新しい気持ちでゼロからやり直さない限り、どうにもならんだろうな。
ソニースピリットがなかったら、他の会社と変わらないのだから、存在理由がないのだ。
おっと、愚痴っぽくなってしまった。
自分たちの本質を変えずにいい人をとりたいみたいな発想が今のソニーのダメっぷりをよく表している。
人の採り方を変える前に、まず自分たちを変えることを考えよう。
それとも、もう諦めてしまったのかな。
そういう小手先が痛いって見られていることに気づくべきだ。
【追記】
ソニー社長に平井氏有力=ストリンガー氏は会長留任
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120107-00000029-jij-bus_all
前からBloombergが報道してましたが、これで決まりなんでしょうか。
OBの復活劇もあるとかないとか、という話もありましたが。
それにしても最近のソニーは人材不足が著しいな・・。
まず事業で成功した人材がいない。
近年のソニーには成功した事業がほとんどないから。
何にも哲学持っていない人たちが経営幹部になるもんだから、何のメッセージも打ち出せない。
ソニーの言ってる事には中身が無い。
時代が変わったのだが、どう時代が変わっていくのか、どう変えていくのかについて語れる人物がいない。
アナログ時代の古めかしいノスタルジーと、それに反発するカタチでの空疎なネットワーク時代の話で、混乱をきたしている、精神分裂症に陥っていると言う印象。
中身がないのにみんなが気づいたのに、いまだにソニーがそれを認めない。
認めないから、いつになっても自分たちの姿勢を正せない。
他社より求められるレベルが高いのは酷かもしれないけど、でも他社より求められなくなったら存在価値がなくなってソニーは終わりだからね。
愛と幻想のソニーらしさ 就活改革の曖昧な不安(常見 陽平)
http://agora-web.jp/archives/1420669.html
↓話題になっているソニーの採用情報はこれ。
ルールを変えよう(Sony)
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/Jobs/newgrads/concept/index.html
本質を求めてやまない、強烈な目的意識。
その結果、人と違うものができる。それが、新しい価値を生む。
ソニーは、そうやって新しい商品を世の中に送り出してきた。
「倫理」や「慣習」、「ルール」という言葉で自分を納得させるのはラクだ。
世の中のあたりまえを疑い、ルールを覆すのはとてもパワーがいる。
だが、本質がその先にあるなら、困難を乗り越えて進めばいい。
ソニーは、人材採用にも、本質的なあり方を求めていきます。
就職活動において、1人ひとりが輝く個性を発揮し、自分らしさを素直に表現してほしい。
個人の持ち味や価値観を大切にしてほしい。
多様な人材がいるからこそ、イノベーションが生まれると考えます。
それぞれの個性を大切にするため、日本特有の"シューカツ"というルールを変えます。
・「新卒」のルールを変えます
→ 卒業後3年以内を新卒に
・型にはまった選考スタイルを変えます
→ 「ワークショップ」「企画提案」「プログラミング手法」など複数のエントリーコースを用意
・「就活=スーツ」のルールを変えます
→ 採用面接、普段通りの服装でOK
・ソニーの想い
→ 応募者とソニーは対等の関係
常見氏の↓の指摘がまさに的を得ている。
新卒採用は自由化、多様化が進んでいる。この施策を「ソニーらしい」と評価した人は、最近の動きを知らないか、ソニーによっぽどの愛を持っているか、幻想を抱いている人たちだろう。ついつい後手にまわりがちという意味では「“最近の”ソニーらしい」施策だったのだが。
創業者去った後のソニーは何でも後手ごて。
自分たちの本質を変えずに、カッコだけ良く見せようとがんばってる。
小手先の技術で難局を乗り切ろうと一生懸命に知恵出している印象ばかりが残る。
それが痛い。
今の社員のほとんどが創業の精神を理解していないんだろう。
大賀が創業者の築き上げたSonyのほとんどを消費し尽くしてしまって、後を継いだ出井は前半をなんとか惰性で乗り切ったが、後半はもはやSonyのほとんどが残っておらず、その後の中鉢でそれを挽回できず、今のハワードは気持ちは素晴らしいのだが、残念ながらソニースピリットが何かすら理解できていないようで全く結果を残せずといった始末。
ソニースピリットとは関係ないところで人を採用し続けた報いをしっかりと受け止めて、新しい気持ちでゼロからやり直さない限り、どうにもならんだろうな。
ソニースピリットがなかったら、他の会社と変わらないのだから、存在理由がないのだ。
おっと、愚痴っぽくなってしまった。
自分たちの本質を変えずにいい人をとりたいみたいな発想が今のソニーのダメっぷりをよく表している。
人の採り方を変える前に、まず自分たちを変えることを考えよう。
それとも、もう諦めてしまったのかな。
そういう小手先が痛いって見られていることに気づくべきだ。
【追記】
ソニー社長に平井氏有力=ストリンガー氏は会長留任
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120107-00000029-jij-bus_all
前からBloombergが報道してましたが、これで決まりなんでしょうか。
OBの復活劇もあるとかないとか、という話もありましたが。
それにしても最近のソニーは人材不足が著しいな・・。
まず事業で成功した人材がいない。
近年のソニーには成功した事業がほとんどないから。
何にも哲学持っていない人たちが経営幹部になるもんだから、何のメッセージも打ち出せない。
ソニーの言ってる事には中身が無い。
時代が変わったのだが、どう時代が変わっていくのか、どう変えていくのかについて語れる人物がいない。
アナログ時代の古めかしいノスタルジーと、それに反発するカタチでの空疎なネットワーク時代の話で、混乱をきたしている、精神分裂症に陥っていると言う印象。
中身がないのにみんなが気づいたのに、いまだにソニーがそれを認めない。
認めないから、いつになっても自分たちの姿勢を正せない。
他社より求められるレベルが高いのは酷かもしれないけど、でも他社より求められなくなったら存在価値がなくなってソニーは終わりだからね。
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