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進化する魂

フリートーク
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【AKB48】ググタスで「検閲」が不要である理由を説明しよう

2012-01-24 01:40:57 | AKB48
先週末に盛り上がったググタスにおける「検閲」問題についてです。

結論から先に述べます。
「検閲」は不要です。

これまで「検閲をしてはいけない理由」については、散々語ってきました。
ググタスの狙いからして「検閲」がナンセンスであることは言うまでもありません。
ナンセンスなのは、目的から外れているからです。
だからググタスでは「検閲をしてはいけない。」のです。

しかし、私がここで述べたいことは、それではありません。
「検閲をしてはいけない。」のではなく、本質的な意味で「検閲は不要」なのです。

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SNSに関する話題の参考情報:

ググタス終了のお知らせです。 \(^o^)/ ググタス オワタ
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/1eb03e194e150105e07a213853355fbe

嵐の夜に見えた「ググタスの春」 AKB48の第2幕が開ける
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/525d6d5d08d4d721f9e2c5e909ecc5a6


Google+ での投稿の仕方を教えよう (メンバー向け)
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/d0dc3e73a2d409d9b962dea81e279215

Google+を自分色に変えやがれ
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/a51826938f6e71356a3109efbfedf220

やすす、それがソーシャル・ネットワークの力だ!
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/9c9d11d4a1f76872acc276b46dd8a6b0

やすす先生!あなたがもっとググタスで語るべき理由の1つを説明します。
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/160f4c424d60acd40b875393f558faa9

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そもそも、何ゆえに「検閲」が必要なのでしょうか?

それは、メンバーの問題発言(違法・脱法を疑わせる発言や、反社会的な発言など)等によって、組織全体もしくはメンバー自身にダメージを与える可能性があるからです。
他にも、メンバー自身の考えを述べたつもりが、本人にその意図がなくても組織全体を代表する意見として受け取られてしまう可能性もあります。
なんにせよ、検閲は組織全体だけでなく、メンバーを守る目的があることは言うまでもありません。

これは、アイドルだけの話ではなく、民間企業でも、政府でも同じことです。
リスク・マネジメントのあり方は、近年大きく様変わりしています。

しかし、一方で、ご存知の方も多いと思いますが、最近は「過剰コンプライアンス」という言葉もよく使われるようになりました。
問題が起きないように対策をしたつもりが、その対策のために組織が硬直化し、身動きが取れなくなって自滅していく様は、私達が日頃からよく見かけるものです。

これは、日本社会においては特に問題とされています。

このような過剰コンプライアンスは、日本社会に蔓延する病気である。実質的な問題ではなく法令違反を恐れ、法律に違反しなくても風評を恐れてリスクを取ろうとしない。「世間を騒がせた」とか「国会運営のさまたげになる」といった「空気」によって閣僚の進退まで決まるようでは、まともな意思決定はできない。

池田信夫 blog : 前原外相のお粗末な危機管理

実質的な問題が何であるかを、冷静に洞察力を働かせて知覚することができるか。
これが大事です。

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(ホワイトカラーな人々は皆知っていると思いますが)
「リスク・マネジメント」という言葉ほど実態を伴っていない概念もあまりないのです。

みんな気づいているのです。
ルール・マニュアル作りばっかりやったところで、仕事しにくくなるばかりか、結局それが実行力持つかどうかって、個人の意識の問題じゃないか・・って。

どれだけ管理しようとしても、人の心を縛り付けておけない以上、管理の穴を通り抜けようとする人の発生を防ぐことはできません。

発生を抑えずに、検閲でフィルタリングしようなんてことを考えても、万全には成りえません。
検閲を人がやる以上、完璧な検閲など有り得ないからです。

システム全体の構造に目を向けるべきなのです。

問題発言を防ぎたかったら、まず第一に、メンバーからの問題発言の発生を抑えなければならないのです。
(無口でいたら商売になりませんし、どれだけメディア対策したって、突撃インタビューされてポロっと問題発言が出ちゃうかもしれませんしね。)

この根本的な問題から逃げて、検閲などという補完策に走ろうという発想そのものがナンセンスなのであります。
これを「問題のすり替え」と言いますね。

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だからこそ、むしろ検閲なしのググタスを積極推進すべきなのであります。
それはブログやメルマガとは違い、社会的な相互関連性が強く働くのがSNSだからです。

よりググタス内のコミュニケーションを、相互関連性を活発化させ、ソーシャル・ネットワークを社会的な眼を養う機会にすべきなのです。
ググタスは、社会内存在としての個人を意識する強力な動機付けになるでしょう。

それが教育というものです。
教育とは、「教えて育む」ではなく「"教え"を育む」ものなのです。
ステークホルダーが参加して「教えを育む」、それが教育というものです。

Webの登場は人と人をつなげるの大きな役割を持ちましたが、SNSの登場がこれをさらに促進しており、社会はさらに変わっていくでしょう。
これまでは起き得なかったコミュニケーションが起きるようになったのです。
学生と企業家のコミュニケーション、社長と平社員のコミュニケーション、etc...
つまりは、知りえなかった情報を知るようになったことで、気づきの動機付けを与えてくれるのです。

そして、もう一つ。
もっと重要なことがあります。
それは問題発言が出る出ないではありません。

「学習する組織」のところで述べましたが、重要なことは、AKB48が変化の激しい環境下で様々な衝撃に耐え、復元するしなやかさを持つとともに、環境変化に適応し、学習し、自らをデザインして進化し続ける組織になることです。

問題発言が出ても、その衝撃に耐え、しなやかに復元し、そして、そのことによって学習し、さらなる高みに向けて進化できるかどうか、これが真に重要なことなのです

AKB48も規模が大きくなりましたし、今後も大きくなることを考えると、本質的で構造的な対策を練っておくべきであり、それは検閲では有り得ないのです。

そういった組織をどう創っていくかを考えたとき、私はググタスがかなり使えるツールだと思っているのです。
その点についてはまた今度。


※部屋っ子について
Google+に18歳縛りがある以上、部屋っ子というチャネルを通して投稿するのは仕方がないかなと思います。
検閲の有無に関わらず、部屋っ子というチャネルを通さざるを得ないのは仕方がありません。
ではGoogleに18歳縛りを外せと言うべきかというと、それは要求すべきところではないと思います。
それは、社会的責任を認識するのに妥当と思われる年齢が何歳かという議論と同じなのです。
もちろん、できるやつは小学生で大人以上の精神年齢を持っている人もいるでしょう。
ただ、人を見て判断するとは言えませんので、18歳一律にならざるを得ないのです。