※私なんかが考えることではないが、ちと思うところを。
それにしても『中居正広の金スマスペシャル』見て、メンバーの育成をどうするのかは今後ますます重要になる論点だなと改めて思いました。
AKB48の1期や2期のメンバーと同じ経験を、最近入ったメンバーはできませんからね。
どんな世界でも「立ち上げメンバーの強さ」ってありますね。
立ち上げメンバーは、立ち上げ後に中心メンバーになることが多いと思います。
立ち上げ時の試行錯誤を経験しているので、その立ち上げたシステムの仕組みをよく理解しているからなんですね。
だから、後から入ってきたメンバーは、立ち上げメンバー以上の理解力を発揮しない限り、立ち上げメンバーを超えれないことが多いですね。
つまり、能力が同じなら、立ち上げメンバーの方が有利です。
メンバーの育成を考えるにあたって、新しいメンバーに向けてどう経験を作り出すかは重要な視点です。
初期メンバーと同じ経験はできませんから、新しく意味のある経験を作り出す他ありません。
この状況を打破するために「予定調和を壊す」という行為が意味を持つわけですね。
私なんか素人が見ていると、AKB48のマネジメントは幾重にも予定調和を壊しに行っていると思います。
まず、ゴリ推しと言われる秋元康サイドからの特定メンバーへの偏向や多少強引に新メンバーを起用するといったものがあります。
それをファンの力で壊す一つの方法が「選抜総選挙」ですが、実は上位メンバーはほとんど順位が変わらないという欠点もあります。
で、それをさらに壊すのが「じゃんけん選抜」ですね。
チーム編成を変える組閣祭りとか、そういったイベントもありました。
この時、非常に重要なことは、メンバー間での競争や切磋琢磨を起こすべく施策を打っていくべきではありますが、その一方でギスギスし過ぎると、チーム運営や全体的なパフォーマンスに影響が出てきますので、理想としては、インパクトを与えて予定調和を壊す方式から、如何に自己変革できる組織をつくるか、になるのかなと思います。
外からインパクトを与えて予定調和を壊しにいく方式だと、どうしても副作用が出てきます。
もちろん、実験的な施策を繰り返し、そこから生まれてくる新しい動きや価値を取り込む努力は必要でしょう。
秋元康もWSJのインタビューで「観察者」の重要性を再三繰り返しておりました。
しかし、だんだん大きなインパクトが必要になってきた時に、副作用に悩まされるかもしれないし、もしくはリスクが大きくて決断できない状況も生まれてくるやもしれません。
そこで、予測できない未来に適応するために、予測できない自己を常に再構成し続けていく、これが重要です。
あっ、気づいたら↓の話に戻ってしまった。話が進まない・・。
マネジメントの仕事は点火すること
さて、今年AKB48マネジメントはどんな手を打ってくるのでしょうか。
楽しみです。
【追記】
これ書いた時、酔っ払っていて書き忘れたことがあったので追記します。
現在のAKB48に所属している1期メンバー(前田敦、高橋、小嶋、峯岸、板野、平嶋、篠田)を見ると全員が中心メンバーであるために「初期メンバーは別格、すごい」みたいな話を聞くことがありますが、ちょっと誤解です。
AKB48が結成されてから本格的にブレイクするまでの約4年の間に、そのAKB48にとって厳しい状況の中で、すごくないメンバーは振り落とされているのです。
(辞めさせられたとかではなく、AKB48にコミットしてやり続けることのできないメンバーは結果として辞めていったわけです。)
だから、今残っている初期メンバーは能力だけではなく、意欲の面でも抜きん出た存在です。
厳しい生存競争の中を生き残った精鋭達なのですよ。
それも、通常であれば解散していてもおかしくない長期間にわたって売れない時期を過ごしたアイドルとして。
だから、その強さは他のアイドルと比べ物になりません。
昔は、マネジメント側から辞めさせなくても、自分たちから離脱していったわけです。
そう、厳しい競争環境が自然に新陳代謝を働かせたわけです。
私が本エントリでいう「経験」にはそういうものも含まれるのです。
今、プリクラだ彼氏だ飲酒だといって謹慎や卒業みたいな話がありますが、そもそも競争環境があれば、こんなことを気にする必要もないことです。
やる気のないメンバーは自然淘汰されるからです。
そういう競争環境を内面化できていない今のAKB48、その中から初期メンバーを超える強いメンバーは育たないでしょう。
もちろん、そういった問題意識はマネジメントも持っているのは間違いありません。
そのための「ガチ」であったり「予定調和を壊す」ということでもあり、今年何らかの手を打ってくると思いますよ私は。
あっ、「競争」という言葉を出すと、何か勘違いされそうなので、ここで改めて「競争」の意味を説明しておきますね。
「競争」を意味する英語の"Competition"は、ラテン語の"competere"に由来しているそうです。
その意味は「共に努力する」です。
競争とは、1人ひとりが互いに最高のものを引き出しあえるように人類が考え出した仕組みの中で最良のものの一つである、と言えると思います。
それにしても『中居正広の金スマスペシャル』見て、メンバーの育成をどうするのかは今後ますます重要になる論点だなと改めて思いました。
AKB48の1期や2期のメンバーと同じ経験を、最近入ったメンバーはできませんからね。
どんな世界でも「立ち上げメンバーの強さ」ってありますね。
立ち上げメンバーは、立ち上げ後に中心メンバーになることが多いと思います。
立ち上げ時の試行錯誤を経験しているので、その立ち上げたシステムの仕組みをよく理解しているからなんですね。
だから、後から入ってきたメンバーは、立ち上げメンバー以上の理解力を発揮しない限り、立ち上げメンバーを超えれないことが多いですね。
つまり、能力が同じなら、立ち上げメンバーの方が有利です。
メンバーの育成を考えるにあたって、新しいメンバーに向けてどう経験を作り出すかは重要な視点です。
初期メンバーと同じ経験はできませんから、新しく意味のある経験を作り出す他ありません。
この状況を打破するために「予定調和を壊す」という行為が意味を持つわけですね。
私なんか素人が見ていると、AKB48のマネジメントは幾重にも予定調和を壊しに行っていると思います。
まず、ゴリ推しと言われる秋元康サイドからの特定メンバーへの偏向や多少強引に新メンバーを起用するといったものがあります。
それをファンの力で壊す一つの方法が「選抜総選挙」ですが、実は上位メンバーはほとんど順位が変わらないという欠点もあります。
で、それをさらに壊すのが「じゃんけん選抜」ですね。
チーム編成を変える組閣祭りとか、そういったイベントもありました。
この時、非常に重要なことは、メンバー間での競争や切磋琢磨を起こすべく施策を打っていくべきではありますが、その一方でギスギスし過ぎると、チーム運営や全体的なパフォーマンスに影響が出てきますので、理想としては、インパクトを与えて予定調和を壊す方式から、如何に自己変革できる組織をつくるか、になるのかなと思います。
外からインパクトを与えて予定調和を壊しにいく方式だと、どうしても副作用が出てきます。
もちろん、実験的な施策を繰り返し、そこから生まれてくる新しい動きや価値を取り込む努力は必要でしょう。
秋元康もWSJのインタビューで「観察者」の重要性を再三繰り返しておりました。
しかし、だんだん大きなインパクトが必要になってきた時に、副作用に悩まされるかもしれないし、もしくはリスクが大きくて決断できない状況も生まれてくるやもしれません。
そこで、予測できない未来に適応するために、予測できない自己を常に再構成し続けていく、これが重要です。
あっ、気づいたら↓の話に戻ってしまった。話が進まない・・。
マネジメントの仕事は点火すること
さて、今年AKB48マネジメントはどんな手を打ってくるのでしょうか。
楽しみです。
【追記】
これ書いた時、酔っ払っていて書き忘れたことがあったので追記します。
現在のAKB48に所属している1期メンバー(前田敦、高橋、小嶋、峯岸、板野、平嶋、篠田)を見ると全員が中心メンバーであるために「初期メンバーは別格、すごい」みたいな話を聞くことがありますが、ちょっと誤解です。
AKB48が結成されてから本格的にブレイクするまでの約4年の間に、そのAKB48にとって厳しい状況の中で、すごくないメンバーは振り落とされているのです。
(辞めさせられたとかではなく、AKB48にコミットしてやり続けることのできないメンバーは結果として辞めていったわけです。)
だから、今残っている初期メンバーは能力だけではなく、意欲の面でも抜きん出た存在です。
厳しい生存競争の中を生き残った精鋭達なのですよ。
それも、通常であれば解散していてもおかしくない長期間にわたって売れない時期を過ごしたアイドルとして。
だから、その強さは他のアイドルと比べ物になりません。
昔は、マネジメント側から辞めさせなくても、自分たちから離脱していったわけです。
そう、厳しい競争環境が自然に新陳代謝を働かせたわけです。
私が本エントリでいう「経験」にはそういうものも含まれるのです。
今、プリクラだ彼氏だ飲酒だといって謹慎や卒業みたいな話がありますが、そもそも競争環境があれば、こんなことを気にする必要もないことです。
やる気のないメンバーは自然淘汰されるからです。
そういう競争環境を内面化できていない今のAKB48、その中から初期メンバーを超える強いメンバーは育たないでしょう。
もちろん、そういった問題意識はマネジメントも持っているのは間違いありません。
そのための「ガチ」であったり「予定調和を壊す」ということでもあり、今年何らかの手を打ってくると思いますよ私は。
あっ、「競争」という言葉を出すと、何か勘違いされそうなので、ここで改めて「競争」の意味を説明しておきますね。
「競争」を意味する英語の"Competition"は、ラテン語の"competere"に由来しているそうです。
その意味は「共に努力する」です。
競争とは、1人ひとりが互いに最高のものを引き出しあえるように人類が考え出した仕組みの中で最良のものの一つである、と言えると思います。