批判じゃなくて質問だろ。
CNNがAKB、秋元を批判 「日本社会は現在若い女の子を対象にした性的搾取が蔓延してる」(痛いニュース)
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1690535.html
CNN
「日本社会は現在若い女の子を対象にした性的搾取が多いと批判があります。あなた手がけたミュージックビデオには制服やビキニ、セクシーな衣装を着た女の子がお互いの顔をなめたり、キスしたり、お風呂に入ったりしてますけど、あなたもこの問題に関与していますか?」
この構図を説明するのは簡単です。
年末に米WSJの1面にも載った時も、WSJの記者が気にしていた点と全く同じ点をCNNの記者も気にしている。
米ウォールストリートジャーナル AKB48のビジネスモデルを認める
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/3c52b8c8ea3a2ff3a2d17f427aac570a
AKB48を創った男
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/fccb6a6b91474c53082190b49b06a4cf
簡単に言ってしまえば、AKB48がなぜここまで(レディーガガさえも凌ぐ)大ヒットしたのか、その理由を欧米系メディアは理解できていないのだ。
ショービジネスの世界最先端国家であるアメリカのメディアとしては、日本のショービジネスを見下していて、AKB48のビジネスモデルを理解しようとしていないから、まずヒットの理由を「若い女の子を対象にした性的搾取」に求めようとして、ヘンテコな質問のやりとりになっている。
AKB48のような「非完成系コンテンツ」に対する理解がないから、「AKB48のファンが何にお金を払っているのか」の部分について理解できないわけだ。
「そんなものに大勢の人がお金を払うわけがない。」と決め込んでいるから。
単に理解不足なだけだ。
WSJの記事の場合は、AKB48のビジネスモデルについて認めながらも、記者は「そのビジネスはアメリカでは受け入れられないのではないか。」と指摘している。
それに対する秋元康氏の答えが痛快である。
「
その時、アメリカやイギリスの人々はアジアでトンデモないことが起きていると気づくだろう。」
まぁ・・しかし、日本のマスコミがAKB48を芸能という水物扱いしかせず、ビジネスとして捉えることができていないのに、欧米のメディアがビジネスとしての論考の役割を果たしていると思うと、なんだか複雑な気分になるが・・。
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秋元康、AKB48への思いを語る (CNN.co.jp)
http://www.cnn.co.jp/showbiz/30005256.html
アイドルグループAKB48の総合プロデューサー秋元康さんが、CNNのインタビュー番組「Talk Asia(トークアジア)」に出演し、AKB48への思いなどを語った。
今、日本で最も活躍しているアイドルグループ、AKB48。日本のミュージックチャート上位を独占し、初の海外姉妹グループ、ジャカルタのJKT48を含む5つのスピンオフグループも誕生。2010年には「世界一人数の多いポップグループ」としてギネス世界記録に認定された。2005年の発足から人気グループへと育てたのが、ミュージックプロデューサー秋元康さんだ。
AKB48は普通のアイドルグループとは異なる。「会いに行けるアイドル」を合言葉にしたグループだ。
「今までのスターというのは、手が届かない、だから憧れるというスターが多かったわけですね。でも、日本でそれだけの歌唱力があり、ダンスができて、そしてビジュアル的にもいいというのは、なかなか集まらない。その時に、どれかひとつでもいい、もっといえば、そこに至るまでの努力とか夢にむかって進む様がAKB48なんだ」と秋元さんは語る。歌やパフォーマンスを見て楽しむのではなく、少女達が夢に向かって頑張る様子を応援するのが、AKB48のコンセプトだという。
メンバー選びには個性を重視し、ファンのターゲット層も特に考えていない、と秋元さんは話す。「はじめにマーケティングをして、こういうものがいいんだ、としていくと、予定調和に終わってしまう。僕も分からない、みんなも分からない、やってみないと分からない、ということが世の中にたくさんあって、だからまずここで、この子たちがパフォーマンスをしてみる、と。AKB48は進化型のアイドル、進化型のパフォーマンスだと思います」と語る。
秋元さんはAKB48楽曲の歌詞すべて自ら手がけているが、なかには性的な内容のものもある。13才や14才のメンバーもいる中で、そのような内容を歌うことをどう思うのか、との問いかけには、あくまで作詞家の使命として書いていると述べ、「一番大事なことは隠すことではなくて、それがどういう形で届くか、ということ」とし、「詞を読んでいただければわかると思いますが、そんな直接的な表現をしているものはティーンエージャー向けのものにはないです」と語る。
また、「彼女たちが今抱えている問題を、作詞家としてテーマとして挙げなければ、誰もが触れられないことで終わってしまう。(楽曲『制服が邪魔をする』の歌詞の)制服を脱ぎ捨てて、不埒(ふらち)な遊びをしたいという子がいることは確かなわけで、そういう子たちが、そんなことを思っていていいの、というリアリティーを実物大に描いているわけですね」と語った。
アジアに活動の機会を広げる傍ら、3月の東日本大震災後にはチャリティーイベントを行うなど、社会活動も行っている。「一番、AKB48のメッセージとして出したいのは、誰でも夢はかなうということを伝えたい。僕もプロデューサーとして、これがアジアをはじめ全世界で全て成功するとは思っていません。痛みを抱えながら、皆でがんばろうということの一翼を担えれば、と思っています」と話した。
トーク・アジア(CNNj)
http://www.jctv.co.jp/cnnj/uj2012/talkasia.html#akimoto
AKB48の総合プロデューサーで、彼女たちを日本の国民的グループに育てあげた秋元康。数々のヒット企画や作詞、テレビ番組のプロデュースなどを手掛けている、文字通り「マルチな才能」を誇る秋元康の手腕に、CNNが注目した。
AKB48派生グループの最新版、JKT48のジャカルタでのオーディションにCNNの取材班が同行。アジア、そして世界へと進出の幅を広げる秋元康の“頭の中”を覗いた。
また、なぜAKB48のような、普通の女の子たちをアイドルにするというコンセプトを思い描いたのか? 「おニャン子クラブ」との違いは何なのか?
さらには、歌詞の中に、際どい性的描写がある点や、ミュージックビデオでの女の子たちの過激なファッションなどについて、CNNの記者が鋭い質問を投げかけている。
果たして、秋元康の答えは?