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進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

【AKB48】 やすす、君は正気だ。 【追記】

2012-01-08 15:53:06 | AKB48
「ぐぐたす」(Google+) がいい感じで動き出してきましたね。

秋元康氏が参加し始めたのが大きいです。


私自身、企業内コラボレーション促進ツールとしての「社内SNS」の効果について考察する機会が過去にあったのでコメントします。
(具体的な「効果」については、ここでは述べません。効果のあるものとして語ります。そして話題は「普及」の部分に限定します。)

社内SNSの普及の鍵は、その組織の長や、業務遂行上のキーパーソンが積極的に参加することだと思います。


理由は明確です。
企業であれば社員だし、AKB48であればメンバーになるのですが、それぞれにSNS導入前に、既存の通常業務を持っていて、決して暇ではないからです。
意識が高い人は率先して取り組むかもしれませんが、大多数の人たちには「余計な時間を取られるだけのツール」にしか見えません。
そんな余裕があれば、もっと自分の為になるための業務か、もしくは余暇に集中するでしょう。


だから、むしろ優良社員、既存の業務に一生懸命な人ほど参加しません。
忙しさというのは、往々にして人の視野を狭くするもので、効率性の向上には寄与しても、生産性の大幅な向上には寄与しないことが多いのです。
意識の高い、視野の広い、アンテナを伸ばせる、組織の全体を俯瞰できる、そういった変革をリーディングできる素養を持っている人は言われなくても率先して使いますが、そういう人は組織の中に5%もいないのが常です。
だから普及しません。


なぜ優良社員が社内SNSを"余計"なものと考えるのか?
それはSNSに積極的に参加することによって得られるメリットが個人レベルでよくわからないからです。

しかし、ここにソーシャル・ネットワークが普及するか否かの、重要な論点が潜んでいるのです。
いや、ソーシャルに限らず「ネットワーク」というものの本質的な力に関するお話です。

(ネットワーク理論の話をするのが今とても面倒なので、ネットワークの話は省略して要点だけ述べることにします。)
(詳しく知りたい人は、アルバート・ラズロ・バラバシの著作をご覧ください。)

ネットワークというのは、繋がることによって意味が生まれるのです。
(意味は関係性にしか生じないものなのです。)


だから個人レベルのメリット(意味)を見出そうとしても、あるわけがないのです。
皆がネットワーク化されて、初めてそこに意味が生まれるわけです。
(だから、優良社員は新しいことを発想できない。新結合(Innovation)というのはネットワークのことだから。)

この「ネットワーク思考」を、参加者が理解しないといけません。
どうやって理解してもらうのか。
組織のキーパーソンの実際の行動によってネットワークの力を実感してもらうことが有効だと思います。

企業であれば、社長や事業部長、部で導入するなら部長が率先してネットワークの力をフル活用すべきですし、AKB48であれば、秋元康さんや、中心メンバーが積極的に使うことですね。


◆◆◆◆◆◆



やすす!心配いらない、今のお前が正気だぞ!!


【追記】

やすすGJ!

ソニーのダメっぷりをよく表す新卒採用の話 【追記】

2012-01-08 09:34:15 | ブログ情報(News Release)
アゴラの常見氏の記事に共感した。

愛と幻想のソニーらしさ 就活改革の曖昧な不安(常見 陽平)
http://agora-web.jp/archives/1420669.html

↓話題になっているソニーの採用情報はこれ。

ルールを変えよう(Sony)
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/Jobs/newgrads/concept/index.html

本質を求めてやまない、強烈な目的意識。
その結果、人と違うものができる。それが、新しい価値を生む。
ソニーは、そうやって新しい商品を世の中に送り出してきた。

「倫理」や「慣習」、「ルール」という言葉で自分を納得させるのはラクだ。
世の中のあたりまえを疑い、ルールを覆すのはとてもパワーがいる。
だが、本質がその先にあるなら、困難を乗り越えて進めばいい。

ソニーは、人材採用にも、本質的なあり方を求めていきます。
就職活動において、1人ひとりが輝く個性を発揮し、自分らしさを素直に表現してほしい。
個人の持ち味や価値観を大切にしてほしい。
多様な人材がいるからこそ、イノベーションが生まれると考えます。

それぞれの個性を大切にするため、日本特有の"シューカツ"というルールを変えます。

・「新卒」のルールを変えます

 → 卒業後3年以内を新卒に

・型にはまった選考スタイルを変えます

 → 「ワークショップ」「企画提案」「プログラミング手法」など複数のエントリーコースを用意

・「就活=スーツ」のルールを変えます

 → 採用面接、普段通りの服装でOK

・ソニーの想い

 → 応募者とソニーは対等の関係

常見氏の↓の指摘がまさに的を得ている。

新卒採用は自由化、多様化が進んでいる。この施策を「ソニーらしい」と評価した人は、最近の動きを知らないか、ソニーによっぽどの愛を持っているか、幻想を抱いている人たちだろう。ついつい後手にまわりがちという意味では「“最近の”ソニーらしい」施策だったのだが。

創業者去った後のソニーは何でも後手ごて。
自分たちの本質を変えずに、カッコだけ良く見せようとがんばってる。
小手先の技術で難局を乗り切ろうと一生懸命に知恵出している印象ばかりが残る。
それが痛い。
今の社員のほとんどが創業の精神を理解していないんだろう。

大賀が創業者の築き上げたSonyのほとんどを消費し尽くしてしまって、後を継いだ出井は前半をなんとか惰性で乗り切ったが、後半はもはやSonyのほとんどが残っておらず、その後の中鉢でそれを挽回できず、今のハワードは気持ちは素晴らしいのだが、残念ながらソニースピリットが何かすら理解できていないようで全く結果を残せずといった始末。
ソニースピリットとは関係ないところで人を採用し続けた報いをしっかりと受け止めて、新しい気持ちでゼロからやり直さない限り、どうにもならんだろうな。
ソニースピリットがなかったら、他の会社と変わらないのだから、存在理由がないのだ。

おっと、愚痴っぽくなってしまった。
自分たちの本質を変えずにいい人をとりたいみたいな発想が今のソニーのダメっぷりをよく表している。
人の採り方を変える前に、まず自分たちを変えることを考えよう。
それとも、もう諦めてしまったのかな。
そういう小手先が痛いって見られていることに気づくべきだ。


【追記】
ソニー社長に平井氏有力=ストリンガー氏は会長留任
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120107-00000029-jij-bus_all

前からBloombergが報道してましたが、これで決まりなんでしょうか。
OBの復活劇もあるとかないとか、という話もありましたが。
それにしても最近のソニーは人材不足が著しいな・・。
まず事業で成功した人材がいない。
近年のソニーには成功した事業がほとんどないから。
何にも哲学持っていない人たちが経営幹部になるもんだから、何のメッセージも打ち出せない。
ソニーの言ってる事には中身が無い。
時代が変わったのだが、どう時代が変わっていくのか、どう変えていくのかについて語れる人物がいない。
アナログ時代の古めかしいノスタルジーと、それに反発するカタチでの空疎なネットワーク時代の話で、混乱をきたしている、精神分裂症に陥っていると言う印象。
中身がないのにみんなが気づいたのに、いまだにソニーがそれを認めない。
認めないから、いつになっても自分たちの姿勢を正せない。
他社より求められるレベルが高いのは酷かもしれないけど、でも他社より求められなくなったら存在価値がなくなってソニーは終わりだからね。

TEPPEN での咲子師匠のご活躍にムネアツです。

2012-01-08 00:19:45 | AKB48
※素人の知ったかぶりなので、その点差し引いてお読み頂ければ、これ幸いです。



たまたまTV付けたらフジテレビで、芸能界No.1を決めようじゃないかという主旨の「TEPPEN」という番組をやっていて、ピアノ部門にAKB48から咲子師匠(松井咲子さん)が出ておりました。

咲子師匠は、小さい頃からピアノをやっていて今は東京音大でピアノを専攻しているそうです。
(もちろん音大でピアノやっているのも、コンサートのオープニングでショパン弾いたことあるのも知ってましたが。)

ちなみに、私はピアノ素人でありますが、家族にピアノを弾く者がいるため、一般的にみればピアノをはじめとしたクラシック系の音楽を聞く機会が多い方だと思います。
ユンディ・リのショパン大好きです。

で、そんな素人な私が評価するのもアレですが、ちょっと感想を。

参加者全員がある一定以上の実力を持っていれば、そこから先は専門家でも評価の分かれる状況になると思いますが、今回の場合、実力差は歴然としていました。
一般的な意味での「ピアノの上手さ」で評価するなら、悩む必要が無いぐらいです。

咲子師匠が確実にトップです。
次に料理研究科の森崎友紀さん。

奏でる音が全く違います。
素人レベルだと、如何に鍵盤を上手く打つかという話になるのですが、プロレベルだと、ピアノは弦楽器なので、弦をいかにきれいに響かせるかという話になります。
和音の時は複数の弦によるハーモニーを、どうきれいに響かせるか、といったなかなか難しい話になってきます。

審査員も、そのあたりについてコメントしてましたね。
あの5人の中で、そこまでできているのは咲子師匠だけでした。
(森崎さんも当然わかっていることだと思いますが、意識の度合いが違ったと言っておきましょう。)
ぱっと聴いた感じでは、咲子師匠はセミプロレベルで、演奏力としてはほとんどプロと遜色ないと思います。
あとは、その演奏で料金が取れるかといったファクターに移れるか、そこがプロとの分かれ道ですね。
そういう意味では、あれはもう素人ではないので、そういう意味では咲子師匠が出るのは反則チックなところを感じました。

一般的な意味でのピアノの上手さでは、咲子師匠が一番でしたが、アレンジ力という観点では、森崎さんの方が上だったと思います。
審査員が一般人だったら、森崎さんがTEPPENだったかもしれません。
ただ、そのアレンジを十分には使いこなせていませんでしたね・・。
そこが審査員の低評価に繋がったのかなと。
なんにせよ、審査員が一般的なピアノの上手さを評価基準として重視しているのがわかりました。
(まぁそれが主旨でしょうけれど)


今回、假屋崎省吾氏だけがショパンのノクターンを弾いて、残りの4人はJ-POPの独自アレンジを演奏しておりましたが、これはいい試みだと思いました。
クラシックだと前例が、しかも世界の巨匠たちの演奏例が数多あるだけに評価基準が比較的しっかりしていて、番組として成り立ちにくいものがありますね。
プロに比べて明らかに下手な人たち、つまり演奏で料金を取ることができないレベルの演奏を全国放送で放映するには、工夫が必要です。
ピアノ弾けない人が努力して弾けるようになったとか、他のアーティストとのコラボレーションといった番組を稀に見かけることはあると思います。

J-POPのしかも独自アレンジだと、テクニックやピアノの知識だけではなくて、独創性やもっと広い意味での表現力、構想力までもが問われるので、評価基準に幅が出てよいなと思います。
「上手い」の定義を拡張する試みとしてのJ-POP独自アレンジは有りですね。
(演歌でもいいと思いますけど)

なんでこんな話しているのか?というと、AKB48と似てるなと思うのです。

この番組が、芸能界No.1を決める番組ではなくて、プロのピアニスト5人連れてきて演奏させる内容だったら、きっとこの時間帯での番組として成立しないと思うのですよ。

そして、たとえば、これが「芸能界No.1」ではなく「大学生No.1」だったら、どうなりますかね。
咲子師匠が活きるのも、これが芸能界No.1という番組だからですよ。
同様に、AKB48のメンバーが活きるのも、AKBという枠組みがしっかりとしてあるからですよね。
だから、AKB48が非完成系コンテンツとして成立するためには、AKB48という枠組みがしっかりしていないといけないわけです。

(ないとは思いますが)
個々のメンバーが強くなってきたからといって、ノマド的なグループになる方向性へ持っていったりしてはならんのです。
AKB48の全体性をどうやって担保していくか、これは非常に重要なテーマであることには、昔も今も、今後も変わらない問題であり続けるのでありました。

↓この話ね。

Google+を自分色に変えやがれ