「ぐぐたす」(Google+) がいい感じで動き出してきましたね。
秋元康氏が参加し始めたのが大きいです。

私自身、企業内コラボレーション促進ツールとしての「社内SNS」の効果について考察する機会が過去にあったのでコメントします。
(具体的な「効果」については、ここでは述べません。効果のあるものとして語ります。そして話題は「普及」の部分に限定します。)
社内SNSの普及の鍵は、その組織の長や、業務遂行上のキーパーソンが積極的に参加することだと思います。

理由は明確です。
企業であれば社員だし、AKB48であればメンバーになるのですが、それぞれにSNS導入前に、既存の通常業務を持っていて、決して暇ではないからです。
意識が高い人は率先して取り組むかもしれませんが、大多数の人たちには「余計な時間を取られるだけのツール」にしか見えません。
そんな余裕があれば、もっと自分の為になるための業務か、もしくは余暇に集中するでしょう。

だから、むしろ優良社員、既存の業務に一生懸命な人ほど参加しません。
忙しさというのは、往々にして人の視野を狭くするもので、効率性の向上には寄与しても、生産性の大幅な向上には寄与しないことが多いのです。
意識の高い、視野の広い、アンテナを伸ばせる、組織の全体を俯瞰できる、そういった変革をリーディングできる素養を持っている人は言われなくても率先して使いますが、そういう人は組織の中に5%もいないのが常です。
だから普及しません。

なぜ優良社員が社内SNSを"余計"なものと考えるのか?
それはSNSに積極的に参加することによって得られるメリットが個人レベルでよくわからないからです。
しかし、ここにソーシャル・ネットワークが普及するか否かの、重要な論点が潜んでいるのです。
いや、ソーシャルに限らず「ネットワーク」というものの本質的な力に関するお話です。
(ネットワーク理論の話をするのが今とても面倒なので、ネットワークの話は省略して要点だけ述べることにします。)
(詳しく知りたい人は、アルバート・ラズロ・バラバシの著作をご覧ください。)
ネットワークというのは、繋がることによって意味が生まれるのです。
(意味は関係性にしか生じないものなのです。)

だから個人レベルのメリット(意味)を見出そうとしても、あるわけがないのです。
皆がネットワーク化されて、初めてそこに意味が生まれるわけです。
(だから、優良社員は新しいことを発想できない。新結合(Innovation)というのはネットワークのことだから。)
この「ネットワーク思考」を、参加者が理解しないといけません。
どうやって理解してもらうのか。
組織のキーパーソンの実際の行動によってネットワークの力を実感してもらうことが有効だと思います。
企業であれば、社長や事業部長、部で導入するなら部長が率先してネットワークの力をフル活用すべきですし、AKB48であれば、秋元康さんや、中心メンバーが積極的に使うことですね。

◆◆◆◆◆◆

やすす!心配いらない、今のお前が正気だぞ!!
【追記】
やすすGJ!
秋元康氏が参加し始めたのが大きいです。

私自身、企業内コラボレーション促進ツールとしての「社内SNS」の効果について考察する機会が過去にあったのでコメントします。
(具体的な「効果」については、ここでは述べません。効果のあるものとして語ります。そして話題は「普及」の部分に限定します。)
社内SNSの普及の鍵は、その組織の長や、業務遂行上のキーパーソンが積極的に参加することだと思います。

理由は明確です。
企業であれば社員だし、AKB48であればメンバーになるのですが、それぞれにSNS導入前に、既存の通常業務を持っていて、決して暇ではないからです。
意識が高い人は率先して取り組むかもしれませんが、大多数の人たちには「余計な時間を取られるだけのツール」にしか見えません。
そんな余裕があれば、もっと自分の為になるための業務か、もしくは余暇に集中するでしょう。

だから、むしろ優良社員、既存の業務に一生懸命な人ほど参加しません。
忙しさというのは、往々にして人の視野を狭くするもので、効率性の向上には寄与しても、生産性の大幅な向上には寄与しないことが多いのです。
意識の高い、視野の広い、アンテナを伸ばせる、組織の全体を俯瞰できる、そういった変革をリーディングできる素養を持っている人は言われなくても率先して使いますが、そういう人は組織の中に5%もいないのが常です。
だから普及しません。

なぜ優良社員が社内SNSを"余計"なものと考えるのか?
それはSNSに積極的に参加することによって得られるメリットが個人レベルでよくわからないからです。
しかし、ここにソーシャル・ネットワークが普及するか否かの、重要な論点が潜んでいるのです。
いや、ソーシャルに限らず「ネットワーク」というものの本質的な力に関するお話です。
(ネットワーク理論の話をするのが今とても面倒なので、ネットワークの話は省略して要点だけ述べることにします。)
(詳しく知りたい人は、アルバート・ラズロ・バラバシの著作をご覧ください。)
ネットワークというのは、繋がることによって意味が生まれるのです。
(意味は関係性にしか生じないものなのです。)

だから個人レベルのメリット(意味)を見出そうとしても、あるわけがないのです。
皆がネットワーク化されて、初めてそこに意味が生まれるわけです。
(だから、優良社員は新しいことを発想できない。新結合(Innovation)というのはネットワークのことだから。)
この「ネットワーク思考」を、参加者が理解しないといけません。
どうやって理解してもらうのか。
組織のキーパーソンの実際の行動によってネットワークの力を実感してもらうことが有効だと思います。
企業であれば、社長や事業部長、部で導入するなら部長が率先してネットワークの力をフル活用すべきですし、AKB48であれば、秋元康さんや、中心メンバーが積極的に使うことですね。

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やすす!心配いらない、今のお前が正気だぞ!!
【追記】
やすすGJ!
