tuneさんに教えてもらった記事の中に、非常に重要な事を秋元康氏がそれとなく触れていることに気づく。
実は年末から暖めていたネタなのだが、なかなか書く余裕がなかった。
今とても眠くてまとめる力が出ないので、詳細は後日に語りたいと思う。
「分からないものが一番いい」――秋元康氏のAKB48プロデュース術 (Business Media 誠)http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1110/28/news022.html
(太文字強調は筆者)
...
「所有とは何か」ということが我々と変わってきていて、例えば、僕は昔からティッシュペーパーやトイレットペーパー、電球、電池とかは、いくつか買い置きがないと何か不安なんです。でも、かみさん(旧姓:高井麻巳子氏、1966年生まれの44歳)は一切そういうのはないんですよ。つまり、「そのスペースがいらない。コンビニ行けばいつでも買えるでしょ。そこのスペースを作ることの方が効率が悪い」と。妻と僕の間にはその差があるんです。
そして、さらに今の子たちは本を捨てられるんですよ。しかも、ハードカバーを捨てられる。だけど、それは何かというと、ハードカバーを捨てられるということは、そこに書いてあることは全部読んだのであれば意味はない。同じように音楽配信にしても何にしても、パッケージとして所有することにまるで意味を感じていないです。
でも、それがなるほどなと思ったことがありました。僕は映画のビデオやレーザーディスク、DVDを集めていて、1部屋分ぐらいになったんです。そのための専用の部屋を借りて、そこに大量にあるんです。
事務所の若いやつに「悪いけど作品を分かりやすく分けてほしい」と言って、ずっとそれにアルバイト料を払っていたら、「よく考えたら、これがTSUTAYAなんだ」とある時思いました。うちに全部それを持ってこなくても、TSUTAYAやGEOなどに行けば、借りて来られるわけです。「持っているということの楽しみみたいなものはもういらないのかな。クラウドの世界になってきたのかな」という気がしますね
秋元氏自身が気づいているのか、そうでないのかはわからないが、↑上の文章は非常に本質的なことに触れている。
それが、まさにAKB48のことなのだ。
AKB48というのは、仮想クラウドのことで、顧客の「所有」概念を変えたのだ。
実は「AKB48はGoogleだ」とか「AKB48というプラットフォーム」という論考は前からあった。
当Blogでも他のところでもされていた話題だ。
しかし、それは「プラットフォーム」という呼び名からしてわかるように、供給側(ビジネスサイド)の観点でのAKB48の解釈だった。
そうではなく、顧客側からみた時のAKB48とは何なのか。
そのフレームワークが提示されることはあまりなかった気がする。
少なくても当Blogでは、その意識が希薄であった。
顧客から見て、AKB48が真に他と違った点は何なのか?
それは「所有」という概念をひっくり返したことではないのか。
いや、「所有」の概念が変わった時代にミートしたのがAKB48と言えるのかもしれない。
眠い。。続きはまた今度
実は年末から暖めていたネタなのだが、なかなか書く余裕がなかった。
今とても眠くてまとめる力が出ないので、詳細は後日に語りたいと思う。
「分からないものが一番いい」――秋元康氏のAKB48プロデュース術 (Business Media 誠)http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1110/28/news022.html
(太文字強調は筆者)
...
「所有とは何か」ということが我々と変わってきていて、例えば、僕は昔からティッシュペーパーやトイレットペーパー、電球、電池とかは、いくつか買い置きがないと何か不安なんです。でも、かみさん(旧姓:高井麻巳子氏、1966年生まれの44歳)は一切そういうのはないんですよ。つまり、「そのスペースがいらない。コンビニ行けばいつでも買えるでしょ。そこのスペースを作ることの方が効率が悪い」と。妻と僕の間にはその差があるんです。
そして、さらに今の子たちは本を捨てられるんですよ。しかも、ハードカバーを捨てられる。だけど、それは何かというと、ハードカバーを捨てられるということは、そこに書いてあることは全部読んだのであれば意味はない。同じように音楽配信にしても何にしても、パッケージとして所有することにまるで意味を感じていないです。
でも、それがなるほどなと思ったことがありました。僕は映画のビデオやレーザーディスク、DVDを集めていて、1部屋分ぐらいになったんです。そのための専用の部屋を借りて、そこに大量にあるんです。
事務所の若いやつに「悪いけど作品を分かりやすく分けてほしい」と言って、ずっとそれにアルバイト料を払っていたら、「よく考えたら、これがTSUTAYAなんだ」とある時思いました。うちに全部それを持ってこなくても、TSUTAYAやGEOなどに行けば、借りて来られるわけです。「持っているということの楽しみみたいなものはもういらないのかな。クラウドの世界になってきたのかな」という気がしますね
秋元氏自身が気づいているのか、そうでないのかはわからないが、↑上の文章は非常に本質的なことに触れている。
それが、まさにAKB48のことなのだ。
AKB48というのは、仮想クラウドのことで、顧客の「所有」概念を変えたのだ。
実は「AKB48はGoogleだ」とか「AKB48というプラットフォーム」という論考は前からあった。
当Blogでも他のところでもされていた話題だ。
しかし、それは「プラットフォーム」という呼び名からしてわかるように、供給側(ビジネスサイド)の観点でのAKB48の解釈だった。
そうではなく、顧客側からみた時のAKB48とは何なのか。
そのフレームワークが提示されることはあまりなかった気がする。
少なくても当Blogでは、その意識が希薄であった。
顧客から見て、AKB48が真に他と違った点は何なのか?
それは「所有」という概念をひっくり返したことではないのか。
いや、「所有」の概念が変わった時代にミートしたのがAKB48と言えるのかもしれない。
眠い。。続きはまた今度