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進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

【AKB48】金スマSP 感動的な話だったが今一歩足りない内容だった。

2012-01-06 22:02:24 | AKB48
『中居正広の金スマスペシャル』見ました。

いい番組でしたね!
純粋に感動しました。
人を感動させるだけのものをAKB48は持っているということですよね。
面白かったです。

ただ、どちらかというと、ちょっと視聴者寄りの番組でしたね。
見てる人に影響を与えない番組は意味が無いので、視聴者に寄るのは当たり前なのですが、視聴者の感動を狙ってメンバーの苦労に焦点を当てすぎてしまった感が強いです。
AKB48にとってよいプロモーションにはなったと思いますし、TBSにとってもAKB48を利用して既に権威のないレコード大賞の権威化にも貢献できましたしね。
しかし、もう少し距離を置いて、冷静にAKB48の何が他と違うのか、メンバーのどういった努力がなぜ結実したのかといった重要な論点を取り上げるべきでありました。
そこがボケてしまったのが残念でなりません。

なぜなら、それなしにAKB48の努力の素晴らしさなど理解しようがないからです。

どんな世界にも苦労している人やチームや組織は山ほどいるんです。
どんなに提供しようとしている商品・サービスの品質が良くても、認められない、受け入れられないものは腐るほどあります。
そして、そのほとんどの人はそのまま成功せずに歴史の影に埋もれていくのです。
たとえ勝者や成功者よりも努力していたとしても。

我々は、どうしても成功者に注目しがちではありますが、こういうのを「生き残りバイアス」と言ったりします。(生き残ったものに注目しがちな偏見のことです。)
成功確率は1%ない。
夢が叶う・・場合もある。
残念ながら、これが正しい認識なのです。

でも、隋所に重要なことが散りばめられていましたね。
より本質的なことを浮かび上がらせていました。

それは、「成功」と「失敗」に定義など存在しないということです。
誰も「それは成功だ」とか「それだと失敗だ」などということを決め付けることはできません。
なぜなら人生に、いんやこの宇宙に、つまるところ時間に終わりがないからです。
そして、満足や幸福といったものに万人に共通する基準はないからです。
どの時点で、何を持って成功や失敗と言えるのでしょうか。

AKB48が体現したもの。
成功や失敗、それを決めることが出来るのは、唯一それをやっている本人達だけなのだという事実を証明した。

ということです。

そして、これはAKB48だけに言えることではありません。
世の中で「イノベーション」と呼ばれているもののほとんどが、そういったプロセスを経ているのです。

物事は常に動き続けていて変わらぬものは何もないのですが、ただ物事が何かを成すには必ず時間的な「遅れ」が生じてしまいます。
(この「遅れ」がなかったら何でもすぐ結果出てしまうので人生何も考えることなくて、それは結局あの世と同じじゃんという話になり、生きる意味ないじゃんという話になるのです。)
カオス理論をよく表している「バタフライ効果」

ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こす


これも、すぐにはトルネード起きませんよね。
ブラジルで蝶が羽ばたいてテキサスでトルネードが起きるにはかなりの時間を要するでしょう。

だから、今回の番組は「AKB48のメンバーが苦難の時代を耐え抜いた感動ストーリー」として構成されていますが、見方を変えればAKB48のような新しいビジネスの場合「AKB48の成功には時間をかける必要があった」わけで、それを信じてリスクをとりながらAKB48を統率し続けた秋元康とそのスタッフ、そして信じて耐えて努力したメンバー達こそ賞賛されるべき対象です。
成功する可能性のあるアイディアを考えついたり、そのビジネスプランを実行に移すだけではなく、成功するまでいろんなフィードバックを利用して軌道修正しながらやり続けたこと、そしてやり続けたことこそが最大の成功だったし、やり続けていくことこそ今後もAKB48にとって成功であり続けるという、ある種逆説的な文脈を表現することがほとんどできていなかったので、金スマの出来は今一歩でした。

まぁ語りたいことは山ほどあるのですが、明日以降時間が取れるのかわからないので、少しずつ語っていこうと思います。

【AKB48】Google+を自分色に変えやがれ

2012-01-06 17:59:24 | AKB48
※すみません、今日もスーパーで買ったピザをレンジでチンして食べながら、酒を飲んでいるので文体が変かもしれません。

2ちゃんから持ってきたAKB48メンバーの劇場公演数ランキングに色付けてみました。



改めて、チーム間で偏りがあるのがわかります。

研修生 → チーム4 → チームB の順に多いですね。

で、これも2ちゃんから拾ってきたのですが、チーム毎の公演回数を見てみると、



チームB → 研修生 → チームK → チームA → チーム4 の順に多いですね。

チーム4の公演回数が少ないのは、チーム4の公演が開始されたのが10月からだからですね。
開始されてからはチームBと僅差で2番手です。
逆にチーム4公演が開始されてから研修生公演が行われなくなりました。

そもそもチーム4が組織された理由が、AKB48の選抜クラスのメンバーの活動範囲が広がりAKB48が「会いにいけるアイドル」ではなくなったためなので、チーム4が結成されて研修生公演がなくなるというのは、非常に理屈通りというか、まぁ多少うそくさい感じがしますが、これが原点回帰ということなのでしょう。

選抜メンバーの多いチームA/チームKを除いたチームB/チーム4の劇場公演が多くなるわけですが、では研修生の公演回数が多いのはどういうこと?ということになりますが、これはアンダーメンバー制度が理由です。
AKB48を知っている人には言わずもがなな話ですが、他の理由で劇場公演に出れないメンバーの代わりに、研修生が出ます。
2011年後半まで研修生だったメンバーのうち何人かが、そのままチーム4にシフトしているので、チーム毎の公演回数は「研修生→チーム4→チームB」の順になりますね。

今年2012年のメンバー毎の公演回数がどうなるのか、これはAKB48マネジメントの「原点回帰」に対する施策の有効性が問われる点でしょう。
なんとなく、チームA/K/Bの新陳代謝が進まない限りは、近い内に「チーム8」も組織される日も近い気がしますね。
その次はどうするのでしょうか?
まぁその話はまた今度するにしましょう。

結局は、AKB48にとって「劇場公演」とは何なのか?なのですよ。

「人々の心に刺さるコンテンツ」を実現するためのコア・コンセプトが「会いに行けるアイドル」だったことは何度も述べていることでもあります。

なぜ「会いに行けるアイドル」だったのか?

というのは秋元康がWSJのインタビューに答えているように、既存のショービジネスの基本モデルが、完成されたコンテンツを顧客に売り切るものだったのだが、このモデルを根底から変えるためです。
アイドルを目指す少女達が一生懸命に夢に向かって成長するプロセスそのものを公開し、完成されたコンテンツだけではなく、そのプロセスをも商品にしてしまうという野心的なモデル創新を行ったといえるのです。
これまでショービジネスはコンテンツという「点」が主たる商品でしたが、秋元康が考えたのは、ショービジネスをコンテンツ+プロセスで顧客参加型サービスを構築し、「線」もしくは「面」で商品を実現することだったのです。
顧客との接触面積の大きいサービスを実現する、これが第一義的に重要なのです。
そのことによって利益は後から付いてきます。

そのために何が必要だったのか、それは「ガチ」です。
作られた演技ではなく、正真正銘、女の子たちが真剣に努力する姿をコンテンツにすることによって得られるメリットは腐るほどあります。
なぜなら、世界に同じ人が決して存在しないように、全ての人がオリジナルであるように、1人ひとりの人間模様、これは必ずオリジナルになります。
女の子たちが48人いれば、48通りの人間模様、これがコンテンツになるのです。
つくられた人間像では、オリジナルには成り得ません。
だから「ガチ」なのです。
アイドルではなく、人間そのものをアイドル化すると言った方がよいのかもしれません。



ちなみに、私は2011年の選抜総選挙が終わった後、少しAKB48つまらないなと思っていたのですが、「AKB48 Now on Google+」で気持ちが戻ってきました。
これはSNSを使ってプロセスを公開して顧客との接触面積「面」を広げようと言う戦略で、非常に面白く、賛同しています。
なので、私は、メンバーのGoogle+の使い方に口うるさく指摘していきます。


では、どうガチを実現するか?
それが「予定調和を壊す」ということです。
人間を含めて自然のものは全て均衡点(基底状態)を目指して最適化を図ってしまうものです。
長期的には必ず予定調和が起きてしまうのです。
この予定調和を壊す、これも秋元康がよく言ってることです。
ガチを生み出すために、予定調和を壊すのです。
選抜総選挙、じゃんけん選抜、etc...

まとめると↓になるでしょう。(たぶん、何回か同じ話をしてる気が・・)


AKB48「刺さるコンテンツ」コア・コンセプト

1.会いに行けるアイドル
2.ガチ
3.予定調和を壊す


で、劇場公演に話を戻しましょうか。
「会いにいけるアイドル」がAKB48にとってのコアなら、その両翼は今「劇場公演」と「握手会」なわけですが、その片方が崩れるわけですよね。
一般論的に考えると、マス向けの握手会と、コアファン向けの劇場公演の住み分けを行っている(まぁ自然とそうなるのでしょうけれど)とも見えますね。

選抜メンバーも握手会にはかなりの回数出ますね。
秋元康も、握手会だけはやらないと駄目だと言っていますが。
これも2ちゃんから拾ってきたのですが、握手会の参加回数は↓です。

今年行われた全握全25回の参加数(上位16名)
21回 指原
20回 柏木、北原、小嶋陽、高橋み
19回 板野、横山
18回 高城、峯岸
17回 大島、佐藤す、渡辺
16回 宮澤
15回 篠田、前田敦
14回 倉持


でも、「会いに行けるアイドル」って「握手会」だけで実現できるんですか?
上で説明した「会いに行けるアイドル」は、成長なり活動のプロセスを公開するところに主眼があるわけですよね。
それは握手会で実現できるのですか?

私は、Google+が助け舟だと思っていて、「AKB48×Google」の組み合わせは本当にいいと思っています。
Appleじゃないですけど、Softbankとかauとか1番じゃないプレーヤに声をかけて競争させるのは実に素晴らしい戦略で、AKB48はどんどんGoogle+に改善提案して、自分たちの好みに変えていくべきなんです!!
自分たちのビジネスにとって望む方向に進むようにGoogleに提案していけ!!

新年あけましておめでとうございます。

2012-01-06 15:23:21 | ブログ情報(News Release)
今年もよろしくお願いいたします。
この不勉強な私に皆様の暖かい愛の手を。

ようやく北國から戻ってきたのですが、
何事にもアクシデントはつきもので計画通りには進まぬものです。
ふぅ。

さて、
今日は21時から『中居正広のキンスマスペシャル』でゲストが「AKB48」らしいですね。
Google+ で秋元康が↓のように投稿していたので、楽しみだ。
矛盾とか挫折とか葛藤とか屈辱とか、そういうものを描いて欲しいです。

金スマ、楽しみだな。みんな、大号泣だったって聞いたが、内容を知らないので楽しみだ、


楽しみだ。

それにしても、Google+を見てるとセンスのあるなしがよくわかる。
ちょくちょくベストプラクティスを紹介していこう。
(Google+のアカウントがないと見れないのかな?)

仲谷明香さんの投稿
https://plus.google.com/117151902078571783647/posts/8eJvPLAGghv

電車のシート一列をメンバーが埋めてる画像。
こういう生活情報はマスメディアを通して得られないし、中の人じゃないとその雰囲気などを伝えることはできないので、好例だと思います。
GJ


秋元康さんの投稿
https://plus.google.com/113474433041552257864/posts/H9hnL1Zw82H

こういうメンバーに向けたメッセージはいいですよね。
通常であれば、メンバー同士でのメールや口頭でのコミュニケーションで閉じているので、外からは見えないものが、こうやってSNSの力で見えるようになったというのは素晴らしいことです。
他のメンバーももっと積極的にコミュニケーションしていきましょう。


秋元康さんの投稿
https://plus.google.com/113474433041552257864/posts/7FLDE1LofFN

やすすもまだGoogle+に慣れていない感じが出てますね。
投稿量と仕事量は反比例しない、というか、投稿もまた仕事の一つとして内面化していくべきなのかもしれない、ということかもしれませんね。



まだまだ、語りたいこといっぱいあるのですが、ちと夕飯の買出しに行かないといけないので、ちょっと一度これで打ち切ります。

あっ、
↓これ「リクルートスーツ不要」は以前からそうだったでしょ?

リクルートスーツは不要、卒業後3年以内もOK──ソニーのユニークな新卒採用方針
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120106-00000025-zdn_n-inet