acc-j茨城 山岳会日記

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裏妙義 谷急山北尾根(仮称)

2013年12月09日 19時24分15秒 | 山行速報(薮・岩)
裏妙義 谷急山北尾根(仮称)
谷急山北稜をネットで検索すると、多くの記録を観ることができる。観て気がついたことであるが、北稜とは裏谷急沢右岸尾根(大岩尾根)のことらしい。私も昔、アイスクライミングの帰りにこの尾根を下ったことがあるが、その頃から北稜って言っていたかどうか記憶に無い。尾根の方向から言って、このネーミングはちとおかしくないですか?大岩尾根のさらに南にある尾根を西稜と仮定すれば、大岩尾根は北西稜もしくは西北西稜と呼んだ方が、俺は納得いくんだけどなあ。谷急山より、少し蛇行しながら北方向に入牧橋近くまで延びている尾根を北稜と言った方がスッキリする。今回はこの尾根を登ることにした。混乱をさけるため名称は北尾根(仮称)とした。


黒破線が現在「谷急山北稜」と言われているルート。赤実線が今回辿ったルート

12月8日、メンバーはY、G、S、ガストンの4名。
並木沢コースを登山口から少し入った堰堤近くから尾根末端に取り付く。妙義や西上州全般に言えることであるが、地図に道が書いてなくても、尾根には人間の歩いた跡らしきものが或ることが殆どだ。この尾根も例外に洩れず踏跡らしきものがあった。登るにつれて岩っぽくなってきた。標高770m付近にあるナイフエッジは、馬乗りになり大股開きでギャップを越すのであるが、ホールド豊富でも怖かった。


北尾根は登るにつれ岩っぽくなってくる


馬乗りになってからキレットを大股で越すのだが、ちと怖い


キレットを越したぞー

標高800mから1000mにかけて、大きな岩峰が林立し岩稜通しに行くのは困難である。岩根の西側を巻いていくが、あまり下り過ぎると面白みがなくなるので、適当な所をルートファインディングしてトラバースしていく。それを過ぎると岩場は無くなり、やがて大岩尾根と合流する。そこから頂上まで1投足であった。


谷急山頂上にて

天気良く360度の展望。以前登った物語山のメンベ岩が意外に近くに観える(その後の調査で、この岩は大黒岩かも知れません、さらに調査してハッキリ分かったら訂正いたします)。18歳の時から今日まで、妙義や西上州の山には随分通った。しかし山座同定があまりできない。観える山の多くを登っているはずだが、頭と記憶の悪いのは生まれつきだからと諦めた。
帰りは三方境に向かう。V字キレット付近で2パーティとすれ違う。三方境で小休止するも風が冷たく早々に歩きだす。落葉で分かりにくい道を入牧橋に向かう。


三方境


妙義にも熊が出るらしい

並木沢登山口近くの路肩(7:55)-ナイフエッジ(9:05)-大岩尾根と合流(10:35))-谷急山頂上(10:45~11:10)-三方境(12:30)-車(14:00)
                                       ガストンガニマタ