越後駒ヶ岳の山スキー
2012年4月15日
メンバー Nak
前夜は道の駅「ゆのたに」にて車泊。午前5時に起床して移動し、6時のシルバーラインゲート開門を少し待って、銀山平には6時半頃に到着した。が、駐車場がなくていろいろと探しているうちに橋の向こうの小屋に詰めているおじさんが「橋の上に停めていい」と言ってくれたので橋の上に駐車した。駐車は20台ぐらいだ。もろもろの事情で出発前がちょっと遅れ、他の人はみな先に行ってしまった。
すばらしい天気で大きな駒ヶ岳や中ノ岳、荒沢岳などに囲まれ、いやがおうにも心地よい緊張感。
石抱橋の下には、雪解けの北ノ又川がとうとうと流れている。
しばらくは、北の又川左岸の林道沿いに平地歩行である。林道とはいえ、川岸の急斜面のトラバースになっているところもあり、凍っていたら怖いところである。
骨投沢の出合から上流部を望む。沢は埋まり、どこでも登れそうな積雪状況である。
このあたりの1000mそこそこの低い山々だって、もし茨城の近くにあれば、いいゲレンデになるだろう、なってことが頭をよぎった。いや、雪が積もらなければ、だめか?。柳沢の出合で、急で凍った斜面が出てきそうなのでスキーアイゼンを装着した。
小尾根を登りきって1064m北に到着すると、越後駒ヶ岳や中ノ岳、荒沢岳などの展望が開ける。尾根上は雪も緩んでいるので、スキーアイゼンをはずす。しばらくして、道行山からの展望はさらにすばらしい。周りは雪山だらけ。
道行山からの展望:荒沢岳
道行山からの展望:未丈ヶ岳~
ここからの下りは少しだけどシールをはずして尾根の凍った北側斜面を1241m標高点の西まで滑降する。ここで先行の6人に追いつく。再度、シールを装着して緩やかな登りを続ける。
先に見える小倉山は先行トレースにしたがって南東側をトラバースする。
雪庇のあるゆるやかな尾根が続く。
このすぐに先の、百草の池、と思われる平坦地で休憩。風がでてきたので上着をつける。
1763mピークから登ってきた尾根を振り返る。
このさき、頂上まではどうみても1.5時間要するかな、下りもスキーにはちょっといやらしい急斜面に囲まれた尾根。頂上往復にはおそらく2時間以上必要だ。ここからの帰りにも3時間弱は必要とみた。残念ながら時間切れで引き返す。
1763mピークからの中ノ岳だろうか?
最初の急斜面はシュカブラやアイスバーンがまじっていて、ちょっと緊張!
百草の池までくれば、自由自在に滑らせてもらえる。風を切る心地よさがたまらない。
1241m点の西で再度シールを装着して、上着を脱いで道行山に登り返す。
道行山からの滑降は概ね快適だが、ところどころシュルントに挟まれた細い斜面は横滑りもしにくいのでちょっとやっかいだ。柳沢本流にでる手前の急斜面は、朝にはなかった雪ボールがいっぱいころがっている。案の定、斜面を斜滑降すると湿雪表層雪崩が起きた。ごく浅い動きのゆっくりしたものが、4-5m動いて止まるのではあるが。。。。逃げ場を考えながら滑る。
柳沢出合につくとグサグサの雪。汗みどろになってストック推進滑走でがんばってみるが、骨投沢のすぐ先で諦めてシール装着し地道に歩くことに専念する。
頂上には行けなかったが、いい天気といい山々に囲まれてすばらしいスキー登山ができた。
もう2時間ほど早く出発したなら、私でも日帰りで頂上まで行けたかも、とも思う。そうするためには前日の午後6時までにシルバーラインを通過して入山口付近に泊まっておくことが必要だ。
行動時刻記録:
(7:17)銀山平の石抱橋ー(8:24)柳沢出合ー(10:09)道行山ー(11:30)百草の池
ー(12:02)1763mピーク(12:21)滑降開始ー(13:07)道行山ー(13:33)柳沢出合
(14:25)下山
2012年4月15日
メンバー Nak
前夜は道の駅「ゆのたに」にて車泊。午前5時に起床して移動し、6時のシルバーラインゲート開門を少し待って、銀山平には6時半頃に到着した。が、駐車場がなくていろいろと探しているうちに橋の向こうの小屋に詰めているおじさんが「橋の上に停めていい」と言ってくれたので橋の上に駐車した。駐車は20台ぐらいだ。もろもろの事情で出発前がちょっと遅れ、他の人はみな先に行ってしまった。
すばらしい天気で大きな駒ヶ岳や中ノ岳、荒沢岳などに囲まれ、いやがおうにも心地よい緊張感。
石抱橋の下には、雪解けの北ノ又川がとうとうと流れている。
しばらくは、北の又川左岸の林道沿いに平地歩行である。林道とはいえ、川岸の急斜面のトラバースになっているところもあり、凍っていたら怖いところである。
骨投沢の出合から上流部を望む。沢は埋まり、どこでも登れそうな積雪状況である。
このあたりの1000mそこそこの低い山々だって、もし茨城の近くにあれば、いいゲレンデになるだろう、なってことが頭をよぎった。いや、雪が積もらなければ、だめか?。柳沢の出合で、急で凍った斜面が出てきそうなのでスキーアイゼンを装着した。
小尾根を登りきって1064m北に到着すると、越後駒ヶ岳や中ノ岳、荒沢岳などの展望が開ける。尾根上は雪も緩んでいるので、スキーアイゼンをはずす。しばらくして、道行山からの展望はさらにすばらしい。周りは雪山だらけ。
道行山からの展望:荒沢岳
道行山からの展望:未丈ヶ岳~
ここからの下りは少しだけどシールをはずして尾根の凍った北側斜面を1241m標高点の西まで滑降する。ここで先行の6人に追いつく。再度、シールを装着して緩やかな登りを続ける。
先に見える小倉山は先行トレースにしたがって南東側をトラバースする。
雪庇のあるゆるやかな尾根が続く。
このすぐに先の、百草の池、と思われる平坦地で休憩。風がでてきたので上着をつける。
1763mピークから登ってきた尾根を振り返る。
このさき、頂上まではどうみても1.5時間要するかな、下りもスキーにはちょっといやらしい急斜面に囲まれた尾根。頂上往復にはおそらく2時間以上必要だ。ここからの帰りにも3時間弱は必要とみた。残念ながら時間切れで引き返す。
1763mピークからの中ノ岳だろうか?
最初の急斜面はシュカブラやアイスバーンがまじっていて、ちょっと緊張!
百草の池までくれば、自由自在に滑らせてもらえる。風を切る心地よさがたまらない。
1241m点の西で再度シールを装着して、上着を脱いで道行山に登り返す。
道行山からの滑降は概ね快適だが、ところどころシュルントに挟まれた細い斜面は横滑りもしにくいのでちょっとやっかいだ。柳沢本流にでる手前の急斜面は、朝にはなかった雪ボールがいっぱいころがっている。案の定、斜面を斜滑降すると湿雪表層雪崩が起きた。ごく浅い動きのゆっくりしたものが、4-5m動いて止まるのではあるが。。。。逃げ場を考えながら滑る。
柳沢出合につくとグサグサの雪。汗みどろになってストック推進滑走でがんばってみるが、骨投沢のすぐ先で諦めてシール装着し地道に歩くことに専念する。
頂上には行けなかったが、いい天気といい山々に囲まれてすばらしいスキー登山ができた。
もう2時間ほど早く出発したなら、私でも日帰りで頂上まで行けたかも、とも思う。そうするためには前日の午後6時までにシルバーラインを通過して入山口付近に泊まっておくことが必要だ。
行動時刻記録:
(7:17)銀山平の石抱橋ー(8:24)柳沢出合ー(10:09)道行山ー(11:30)百草の池
ー(12:02)1763mピーク(12:21)滑降開始ー(13:07)道行山ー(13:33)柳沢出合
(14:25)下山