誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

誘われて、冠山(美郷町)

2012-10-17 | 山歩き

誘われて、冠山(美郷町)

コース;正面登山口~P3尾根~南岳~日の丸展望分岐~谷川と山の神~権現山~
  宮が原岳~隠田~二段滝~樋口滝~東登山口~熊山林道~正面登山口

 今回のメインテーマは、隠し田の広さ目測と”ツキヌケホトトギス”の花鑑賞
広~~い登山口の駐車場、ポツンと我が愛車だけ(淋しいかな?待ってなよ~)
K氏開拓のP3尾根ルートに足を向ける。

いきなり急登が始まり、最初の尾根のショルダーまで肩で息して登る。
このルート、杉林に囲まれ展望は殆どなく、風さえも遮って蒸し暑い!
夕べの焼酎の名残が、汗となって額から頬を伝って流れ落ちる。
ウワ~今日は最悪の登りになりそうだ~

 K氏の迷言プレートに思わず眉を顰め、脱力しそうに成りがらら急登を登って行く
一のショルダー,二のショルダーを越え、登山口から50分で冠山南峰438mに登りつめる。

山頂の証拠写真を撮影して、お決まりの千畳岩に寄ってみるも・・・(--;)
山頂に戻って、権現山・宮ヶ原岳の周回路へと足を向ける。

 この日、まだ誰も歩いていないらしく、時折、蜘蛛の巣の待ち伏せに遭う。
日の丸展望台の分岐、この日の訪問は眼中になく、日の丸撮影だけで山の神へ

南峰から山の神の谷川まで、運動会時期に合わせて障害物レース設定か?
やけに倒木が多く、乗り越え潜りぬけなど体力消耗コースになっていた。

 谷川の冷たい水で顔を洗い、山の神に頭を越える非を詫びて権現山に登る
登山者の多くは、杉林のショートカットへ進むのか?権現山への道は消えかかっていた。
谷川から7分、これでも1座の『権現山404m』に登頂~♪


 冠山南峰から宮ヶ原岳は、馬蹄形となっており、ここ権現山が中央付近か。
稜線を左に左に、Up-Downしながら歩くと、突然そこだけが明るい宮ヶ原岳438m
明るいが、展望はい方向だけで、特別目に映る光景はない(--;)
食事には早く、証拠写真だけ撮影すると、そそくさと次なる隠田へ向かう。

 宮ヶ原岳から暫くは、東に樹間の穏やかな稜線歩きが続くが、
北に向きが変わると一転して、転がし坂とも言える急勾配の下りが待っているので
北に向きを変えるまでは、頭の上にたわわに実る山の幸を戴きながら歩く
***ホラッ♪ 山猿を同行者に選ぶと、こんなにも山の幸をゲット出来ますよ~


 急勾配を下って、お目当ての『隠し田』へ
こんな山の中の谷間に、田を作っていようとは、悪代官様も知る由なしだったか?
前部の田の跡は写せないが、凡そ一反五畝はあるのではなかろうか?

谷川の水だから、昼夜の水温差が大きいから、美味しいお米が取れただろうな
でも、この山中に田を作りに来て、収穫したお米を運び出す苦労は想像を絶しますね。
今は、鹿など山の獣の格好の水場、日向ぼっこの場所になっている様である。

 隠田を過ぎると、ちょっと気を抜けない場所が続いて、二段滝へと下りて行く

此処のは、”ツキヌケホトトギス”が咲いているが、最近はめっきり個体数が減ったようだ
以前は、1mを有に超える長さの茎に、20個ほどの花を咲かせるものも有ったが
ここ数年は、すっかり小振りになってしまった。

 二段滝での花鑑賞を終えると、やや軟弱なゴロゴロ石の登山道を下って樋口滝へ
樋口滝の上部は特に足元に注意が必要で、うっかり枯れ木を掴んだり石に躓いたら
その場で、閻魔大王の下へ直行となってしまう事になりかねませんよ (^。-)


樋口滝、最後に梯子を下ると、落差13m?程の樋口滝の滝壺に下りる。
水量が少ない上に岩を伝い落ちる為に、滝つぼらしいものはない!
夏の山あるにの時は、よく水浴びして火照った体を冷やしたものです♪
樋口滝でマイナスイオンを浴びたら、東登山口目指して仕上げの山歩きとなる。

 浮石、張り出した木の根に、仕掛け罠の蔓の根などなど
くれぐれも、最後に痛い目に遭わない様に下って、熊山林道へ飛び出す。

綺麗に舗装された、熊山林道を10分ほど歩くと、笑顔の愛車と再会となる。
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