先日WEの大御所の方々が、我が家にお見えになる事になり
好き勝手に、我が楽しみを鳴らしていた「荒海サウンド」は
盛大に鳴る「ジー」・「ブー」のノイズの嵐
実は私の身体には、昔のドルビー・ノイズ・リダクションシステムのような
ハムノイズ・モーターゴロ・レコードパチパチ・ノイズ
リダクションシステムが搭載されています

ですからノイズは殆ど気になりません、
とても静かな我がシステムだと思いますが
・・・・・・
時々、体内にリダクションシステムを搭載していない方が来ると大変です
スピーカーの裏に「猫がいるの?」
見えないけど「ハエが沢山飛んでるの?」etc
「音楽以外の音が出るオーディオは、オーディオじゃない」
と言ってノイズが嫌いな人は数分で部屋を出てしまいます

110bd超高能率スピーカーで真空管はAC点火、
プレーヤーはガラードとマイクロトラックのアイドラー
各機器のワイヤリングはWE単線で、もちろんシールド無し
まあ、ノイズが出る原因が有ると言えば、
多少有るかな~(笑)
大御所のお二人にお聞き頂くのにそんな「盛大なノイズ」を
少しでも解消しようと思って、迎える前の晩に夜鍋して
ラインアンプやフォノイコライザーアンプの電圧増幅管やミニ出力管に
手作り銅板でシールドを被せました
まずはフォノイコに改良したWE141アンプの増幅管6J7、
これを悩みに悩んで結局WE348Aにしたのですが
WE348Aは盛大にノイズが出ます、少しでもこのノイズを減らそうと
アルミのシールドケースを被せてみたところ、明らかに静かになり
やはりシールドは効果ある、と感じて、次に
ラインアンプWE12Aアンプの電圧増幅管WE328Aにも手作りのシールドケースを被せてみた

やったー、益々ノイズが減った
ならばと、出力管のWE329Aにもシールド
お~お~素晴らしい静かになった
これで大御所を、静かなオーディオシステムでお迎えになれる!
とシールドが完成したのが、
夜中の午前一時を回っていた

お二人とも音にうるさい、音楽大好きな方々
そんな方々にジーやブーのノイズを聴かせるわけにはいかない
それに俺も、もうすぐ60になるのだから、いい加減に「大人のサウンド」を奏でなければ
と思っての調整、ノイズは確実に 減った、
完璧!
翌日、大御所のお二人を招いて勇んで一曲
・・・・・・あれ?、何かへん?
いやいや、もう一曲
う~ん
何やらお二人共ちょっと不難なご様子
三〇氏、:なんかちょっとバランスが悪いねー
青〇氏、:中高域がこもってるよ、イマイチ抜けてない
初めて聴くはずのお二人から、なんとダメ出しをもらってしまった
いつもの視聴位置で私も聴いてみると・・・・・、なるほど
おっしゃる通り、あきらかにバランスが何か悪い
いつもの過激な我がサウンドではない
おかしい、昨日まであんなに元気に鳴っていたのに
あれ?もしかしたら、ラインアンプの328と329に昨夜付けた
あの急ごしらえのシールド管のせいかな?
でもシールド菅でこんなに音が篭るかな〜
と、思いつつラインアンプのシールドを外してみると
「ジー」、の音と共に霧が晴れてゆく
音が抜けた〜戻った!
しかし流石強者のお二人、初めて聴くサウンドでも「違和感」を感じ取る感性は流石です
安物真鍮シールドは音が悪いことがわかりました
もしかしたらフォノイコに使っているWE141Aの348Aにも被せたが
あれはアルミのシールドだから音には影響はないと思うが
試しに外してみると、これも音が違う
明らかに無い方がいい
え〜
じゃあパワーアンプのシールドも変わるのかな?

と思ったが、今日は実験の日では無く「試聴会」
ラインアンプとフォノイコライザーのシールドを外した音で
楽しんで頂いた
冷や冷やものだったがなんとかご満足して頂いているようだ
青○さんは一晩でお帰りになったが、三○さんは泊まられてもう一晩聴いて頂ける
夕食でさんざん飲んだ後だが、またまた夜なべでシールド外したり付けたり
真空管を変えたりして調整、
翌日はなんとか元のサウンドを楽しんでもらった
この手のアンプはノイズがつきものなのか
ノイズを失くせば無くすほど音も・・・・・
いい勉強になりました
うまくノイズと付き合っていくしか無いですね
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