オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

ガラード301はやっぱり良い!

2014年09月18日 19時31分57秒 | オーディオ

ビンテージと呼ばれるプレーヤーが三台並んでいるが



本人はヴィンテージとは思っていない・・・・


もっとほかにも選択肢はあったが、結局この三台がお気に入りベスト3かな?




いやいやまだ夢は捨てていない何時かは本物のEMTがほしいけど・・・


最近はギアドライブ等の局用の大型ターンテーブルも魅力があるが


やはりオーディオマニアの憧れ、本物のEMT



なく子も黙るEMT-927Dst


未だにほしいプレーヤーだ、現物や情報を聴かなくなってずいぶん経つが


きっとものすごい値段になっているんだろな・・・





夢より現実に目をやって


ご老体のガラード301購入以来何年経つのだろう25年以上は使っている



その間何度かメンテナンスをお願いしたが、その店ももう無く


最近はオイル注入とグリス交換のみだった




先日ご近所のS氏によって整備された、トーレンスTD124とTD150が


非常に調子いい



かなり静かで響きが良い、モーターもかなり力がある



それに比べてガラードは、寄る年波でますますトルクが落ちてきた


音に元気が無くなった気がする


クリーナーを押し付けると弱弱しく回転が落ちてしまい止まりそう・・・・

そんなわけでご近所のS氏にガラード301のオーバーホールをお願いした


S氏の手により、モーターを始め全てのパーツが解体され


組み上げられたようだ


ありがとうございます。



私の感想だが、S氏はどうもこのような作業が好きなようだ


プラモデルを作るような感覚なのだろうか?


丁寧に几帳面に組み上げられたのが分かる



とってもモーター音が静かになった、振動もほとんど感じられない


クリーナを押し当てても回転が落ちない、素晴らしい



スイッチの入り方、回転の切り替え、動きの鈍いところやガタが無い



ガシャン、ゴチとか言っていた各スイッチが


カシ!、ピシッとスイッチが入る


気持ちいくらいに動きが良い


新品状態に戻った



確かに機械いじりが好きじゃないとここまで丁寧に組み上げられない

子供のころからプラモデルを作っても部品が余っても、まあいいやで済ましてしまう私や

動きが悪い所は、簡単に輪ゴムをはめて治してしまうT氏では絶対に無理


きっとSがプラモデル作ってもかなり神経質に作るんだっろうな~


そうか、ガラード301とプラモデルを同じ土俵で表してはいけないんだ


女性から見れば「どうせおもちゃでしょ」この言葉を裏づけてしまう・・



そう芸術品のガラード301が完成した

ガラードとトーレンス似たようなプレーヤーだが


セッティングはガラードのほうがちょっと気を使う


トーレンスはプレーヤーシステムの感があり

音の一体感もあり、余韻、奥行き感など

その完成度はかなり高いと思う


ガラードはキャビネットやそのセッティングでがらがら表情を変える

がちがちにセッティングすると、猪突猛進の周りを見ない

そう、イノシシのようにドーンと突進してくる

これが楽しい、


が、大人になったし、今回素晴らしく完ぺきに整備して頂いたので

そのような鳴らし方ではなく少し大人の雰囲気で



グリスも固めのグリスで

キャビネットの間にはゴムを敷いて

ターンテーブルシートも砂入りだが柔らかめのシート

キャビネット下のマグネットボードはフローティング状態で


完ぺきな大人のセッティング



おお~


良い感じ、


静かだ、いつものレコードを掛けてみる

クッキリ、サッパリ、だがガッツもある


当然は爆発的な迫力は生りを潜めるが・・・


いいんだ、静かな、綺麗な音、すばらしい


このレコードはダイレクトカッティングだが


どうやら片面を一度に演奏して録音してるようだ



曲と曲の間に楽譜をぴらぴらとめくる音が、心をそそられるレコードだ

片面を一気に演奏しながら録音、テイクワンで全て録音できたのだろうか?

とても緊張感のあるレコードだが



今まで聞こえなかった、演奏者の息使いが聞き取れる

演奏も後半になると疲れてくるのか、息遣いが荒いような


そして楽しみながら口づさんでいるような声も聞こえる



やっぱり静かなプレーヤーはいい!