巷で未だに高値で取引されている「WEケーブル」ですが
ほんとにどんなスピーカーでも「音が良い」のでしょうか?
WEケーブルとはWesteren electric社のロゴマークでもわかるように
ケーブで世界を制覇しようとした会社です、勿論電話会社ですから電話線で世界を結ぼうとした会社です
会社と言っても、ちょっと大きなというか、当時の米国最大級の会社で多くの科学者が集まった会社でした
当時(1930年前後)に米国大統領の命で電話線で世界を結ぶことは、勿論国家プロジェクトでありその結果多くの技術者がWE社に集まり
科学的な技術だけでなく、心理的な研究(ホーソン実験等)まで様々な研究が行われ、
その最高の技術者らによってパーメンジュールや様々な金属やそれらを使った製品が造られ
加えて人の心理まで研究されて「最高の音」が生まれたのだと思います
その最高の音を使い、映画や電話でリアルな「声を届ける」という「WEサウンド」が確立されたと思っています
1920年代から1930年代それは「音」が大金を生んだ唯一の時代でした
そんな時代に生まれたWEケーブルですから音が悪いはずがありませんよね
WEでは様々な用途に応じて、かなりの種類のケーブルが造られたようです
勿論電話会社ですから、電話線として野外で使うケーブルはサビないように
ビニールの被覆で覆われたものもありますが
芯線のビニール被覆の電話線でも「WEケーブル」と言えるかもしれませんが
正直私はオーディオ用としては魅力に欠ける音しか聴いた事がありません
よく言えばフラットな音、かもしれませんが、
ビニール被覆の線は殆ど、WEの魅力的な音は・・・・
また
以前マーチンローガンやB&Wでも使いましたが、私はそれ程魅力を感じませんでした
単線では音がやせて聴こえて、撚線では物足りなかったです
現代の低能率でフラットでクセのないスピーカーを鳴らすなら、現代のスピーカーケーブルを使ったほうが良いと思います
私のB&W801Fは、WE単線よりも最新のLANケーブルの方が音のピントが合い、音色も合う気がしました
やはりWEケーブルが「魅力的なその実力を発揮」するのは、
高能率なスピーカーだと思います
端的にその魅力を言うと
WEケーブルの魅力は、「高域のちょっと華やかな響き」が魅力だと思います
依線ではあまりその魅力は奏でませんが、
単線は明らかに高域に「独特の音色が」載ります
これは励磁型スピーカーで聴くとよくわかります
WEのケーブルは先ほども言ったように様々な用途に応じたケーブルがあると思います
長距離引き延ばしても劣化しない電話線ケーブル
スタジオモニターや列車や様々な場所でのアナウンス等ので使う素直なサウンド
劇場で、演じる者を、音で支え更に「魅力的な音で演じる」WE劇場サウンド
私が魅力を感じるのは「この音を演ずる」WEサウンド
何度も書いてきましたが、WEは技術的にも最高の技術ですがそれに加えて、心理的な研究も多く行ってきました
たぶん、私の勝手な妄想ですがこの実験の中で、
人の心に「素直に入る音」
人から「拒絶されない音」
もしかしたら「人が嫌う音」や、「長く聴けない音」も研究されていたのではないかと思っています(妄想です)
技術的を使って、心理的に、人の心をつかむ音を作ったと思っています
1930年代には、立体音響電送実験も既に行われています、
現在の日本の最高の立体音響を既にWEでは90年も前に行っていたのですね
こうした実験を踏まえて「人の心をコントロールする電送方法」を研究していたのではないかとも思います
勿論、軍事的、政治的な背景があったと思いますが
音を、原音より更に魅力的に伝え拡声する「WEサウンド」
素晴らしいい製品を繋ぐケーブルの魅力
撚線の素直でフラットな魅力も分かりますが
私は、絹巻の単線に拘りました
最も「音色が美しかった」からです
音の魅力の虜になり様々なケーブルを買い込みました
外側布巻でもブラックエナメルの芯線の被覆に油紙というか紙で巻いてから絹で繰るんだケーブルがあります
このケーブルは、とても耳が痛くなるような音を出します、
もしかしたら長く聴かせない技術かも(笑)
この魅力的なサウンドを奏でるWEケーブルは、殆ど廃棄されたWE機器から取り出されたものと聞いています
長いもので2mくらいかな、あまり長いのは手に入りませんでした、まれに紙の筒に手巻きで巻かれたケーブルも手に入りましたが
ロールでありますから、お好きな長さで切りますよ、なんてケーブルは酷い音でした
殆ど振動防止のロウまみれで、触るとボロボロロウが落ちてくるような汚いケーブルですが
これが最高に音が良い、響きが奇麗!
更にスピーカーの響きで言うなら16G、18G、20G、24G等の線の太さの中で、20GAが太さの限界
22GA、24GAが最高の響きです
以前高級な18GAを一握り(何メールか分からない)のを買って、それを束ねる為にグルグル巻いてあった細いケーブルも単線だったので
そのケーブルを聴いてみたら、なんと買った18GAより好きな音でした(笑)
細い絹巻単線のロウで汚れたケーブルこれは宝物です
この伝染病にかかり目に映るところ全て単線でワイヤリング、勿論アンプや励磁電源も全て内部配線は単線です
実はアームの内部配線まで、昔618Bをばらしたケーブルだよとひと握の綿のようなケーブルを一握り高額で買って
それをRS212やRF297の内部配線で使っていますが、RS212が動きが悪くなって修理に出して、戻ってきたら
驚くほど力が無い、修理した人に聞いたところ
修理者:あんな動きが悪くなる単線使っちゃだめだよ、動きの良い線に替えといたから、今度は動きが良いはずだよ
私:え~、外したケーブルは?
修理者:捨てたよ
私:・・・・・
言わなかった俺が悪い、仕方ない・・
様々なドラマがあって、WEケーブルを使い続けていますが
正直「励磁スピーカー」で無いとその違いはよくわかりません
励磁スピーカーだと「撚線は音が滲むんです」単線じゃないと解像度の良い音は出ません
特に低域の解像度は全体の音に影響します、低域の解像度を上げて全体を引き締まったサウンドで奏でる
適材適所はどこなのか、何処にどのケーブルを使うのが最適なのか
果て無きWEケーブルの魅力を、夜な夜な楽しみながら探求しています
新しいケーブルが届くと
さてさて、お前は何を羽織っているのだいいひひ~
いちまい
に~まい
さ~~んまい
といって脱がすのが楽しい・・・・・
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