静寂と賑わい
どちらが好きですか?
完璧にシールドされた「シ~ン」と静まり返った静寂の音楽
と
ノンシールドの、なにやらザワザワした賑わいの中から聞こえてくる
ちょっとワクワクした気分にさせる音楽
そんな違いを感じるシールドケーブルと
ノンシールドのWE単線ケーブル
当然ながら市販の、「オーディオ製品」であれば
静けさの中か「静寂の音楽」が流れなければ製品とはなりませんよね
ノイズが出ていれば、それは製品として失格です
CDで育ったオーディオファイルの方々は
レコードのスクラッチノイズが嫌いだともいわれます
アナログはノイズが多い、それはよく分るのですが・・・
私もノイズが好きか?、と言われれば好きではありません
ノイズが無いに越したことありません
が
ノイズ対策をしてシールドして、ノイズを消せば消すほど
一緒に「音の活力も消されていく」ように感じます
簡単に言うとノイズを消せば消すほど、音が悪くなります
ノイズが好きなわけではないのですが、ノイズと共存しています
真空管も極力ノイズ少ないDCで点火し、定電流とすれば
かなり静かにはなります
今回ラインアンプ120Aは今回定電流電源の20Aに替え、静かになりましたが
ちょっと力を失った感はあります
パワーアンプの300Bは勿論いまだにAC点火に拘っています
他にノイズの原因となるのは
信号が極めて低出力なトーンアームから、ラインアンプ迄ですが
我が環境で使っているケーブルを細かく分けると
アームケーブルからMCトランス
トランスからフォノイコ迄
フォノイコからラインアンプ迄
ラインアンプからパワーアンプ迄
ワイヤーケーブルが4本必要ですが、このケーブルもシールド箇所が増えれば増える程
音は濁り、活力を失います
MCトランスまでは仕方ないのでシールドを被せていますが
ケーブルにシールドを被せただけで、
アースするポイントは、その時々で変わります(笑)
その日の電源状況で一番ノイズの少ない処を探してシールドにアースを落としています
ジー君、ぶー君、ば~君、ビー君時にはチリチリ君と様々な音色の
ノイズとは友達です、敵にすると大変なのでね
あまり仲の良くない友達としてですが付き合っています
友達だから、お願いして小さな叫び声で、皆様我慢して頂いています
(笑)
そのお願いが通じているのか、MCトランス以降はノンシールドで問題無し
トランスからフォノイコ迄をシールドすると音が曇ります
それから、よく安い「何かに付属のRCAケーブル」が音が良い、何てこという方が居ますが
とんでもない事です
MCトランスからフォノイコまでに使えばそのケーブルの音が良くわかりますが
安いケーブルはカサカサの音で濁ってました
それからラインアンプやパワーアンプの
電力増幅の真空管にはアルミのシールド缶が被せてあります
我が家では6SN7、WE348、WE310Aなどですが
これらは一般的にシールドしたほうがノイズを拾わなくていい良いと言われていて
被せている方が多いですが
これも無くても我慢できるなら、無いほうが音が良いんです
勿論、ノイズがひどくて演奏を邪魔するようなら、しっかりとシールドしましょう
我慢できる範囲で外しましょう(笑)
真空管のシールドも、アルミ、鉛、真鍮などがあり、其々音が変わりますから
色々試すのも良いかもしれませんね
我がラインアンプ120AのWE348Aも本来はシールドするべき真空管ですが
私は我慢できる!
要らない
パワーアンプ91の初段二段増幅の初段のWE310A一本はやはり「ぶ~」さんが叫ぶ
この「ぶ~」さんは音全体を濁すので、ご退席頂くしかないのでシールドを被せるしかない
二段目は殆ど変化ないので、無くて大丈夫、ここは外しても音にはそれほど変化がないが
外せるものは外しておこう
結局我がシールドは
アンプはパワーアンプの一本だけシールド
ケーブルはアームケーブルだけシールド
あとの、多少賑わいを感じるノイズ君たちは、
友達だから仕方ない頭の中のノイズカットフィルターで処理
これで完璧です!
聴きに来た人は
スピーカーの裏に何か動物がいるのですか?音が聞こえますが
田舎だけど電気の状況悪いんですねー、マイ電柱のほうが
まるで都会の賑わいの中で音楽聞いているようですね~
お前らの言葉のほうが
うるせ~!