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スロットカー・1/43スケールメーカー紹介・SCX

2011-06-05 18:12:24 | スロットカー
今回は、1/43スケールメーカー紹介・SCXのお話です。

京商から1/43スケールのスロットカーDslot43が2011年秋に発売されることになったのは、既にご存知の方も多いかと思います。1/43スケールは、1/32スケールほどポピュラーではないものの、それなりに定着しているスケールであることは、5月8日の記事でもご紹介した通りです。そこで5月22日から、1/43スケールに参入しているメーカーを順にご紹介しています。
1/43スケールのスロットカーはメーカーごとに適正電圧が異なるのですが、SCXは12Vが適正電圧になっています。
SCXは、1/32スケールでは、歴史もあり、規模的にも世界でもトップクラスです。しかし、1/43スケールは、SCXコンパクトというブランド名で参入したのが近年で、それほど歴史はありません。
しかも、参入当初は、それなりに活発にリリースしていたのですが、このところは2台セットがメインになり、リリースするペースも少し鈍っています。1/43スケールも積極的に取り組むカレラとは、そのあたりが異なります。
ただ、SCXの場合には、カレラとは違って、1/43スケールは1/32スケールの小型版という位置づけになっています。そのため、メカニズム的にも、1/32スケールをそのまま小さくして簡略化したような感じで、1/43スケールのメーカー中では最も本格的です。
SCXコンパクトは、唯一、ガイドピンではなくガイドフラグを採用していますし、ボディやシャシーのデフォルメもなく、トラックにカレラのような360度宙返りループがないため、腰高にはなっていません。タイヤも、もう少し大きくてもいいような気もしますが、ほぼ適正なサイズかと思われます。ボディの仕上がりも良好です。
それでも、ひとつだけ残念なことがあり、前輪が浮いていて接地しません。直線で接地するのは不可能で、コーナーでかなり車体が傾かないと難しいでしょう。これは、簡単には直すことができません。もっとも、新しいクルマは、前輪も少し下がっているようです。
そして、クルマが軽いのもSCXの特徴です。他のメーカーが40g台前半なのに対して、SCXはわずか31gしかありません。1/43スケールはサイズが小さいため、ちょっとしたことが重量アップにつながります。
SCXは、本格的ながらもシンプル、そして、必ずしも子供を念頭には置いていないため、他のメーカーほど頑丈に作っていないということも関係しているのでしょう。
カレラのトラックでテストしたところ、磁力は140g前後とあまり強くないのですが、ある程度のスピードを出していないとスピードダウンしてしまいます。また、ガイドフラグであることの恩恵はそれほど感じませんでした。ただ、他のメーカーと遜色なく走らせるためには、磁力は200g以上は必要で、既に200g強まで高めてあります。
1/43スケールは、今年はより活気ずく可能性もあり、SCXがまた力を入れだすと楽しくなりそうです。