XBOX ONE PLAY REPORT

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スロットカー・ゴムタイヤ「JEL CLAWS」

2008-10-12 18:21:00 | スロットカー
私の趣味の中で、スロットカーは最も長い部類でありながら、最も細々と続いていたものです。そんなスロットカーですが、2007年7月下旬から最も力を注ぐ趣味の座に躍り出ました。そこで、1週間に1回程度の割合で、スロットカーについてご紹介していきます。よろしく、お付き合いください。今回は、ゴムタイヤ「JEL CLAWS」のお話です。

JEL CLAWSは、現代のスロットカー向けのタイヤをリリースしつつ、ビンテージカー用のタイヤも開発するというビンテージカーのユーザーにとってはありがたいタイヤメーカーです。ジェルクローズでは、CADシステムによりタイヤをデザインし、CNC金属鋳型を用い、自社工場においてスキルのあるエンジニアと熟練のクラフトマンによって、スペシャルコンパウンドで高品質のタイヤを作り出しています。ジェルクローズによると、このスペシャルコンパウンドにより、プラスチックとウッドの両方の路面で、シリコンタイヤでさえ滑りやすい路面ですら最良のグリップを得られるとのことです。耐久性に関しても、未使用で室内に保存しておいた場合、15年から20年のライフスパンを持っているそうです。
そんなジェルクローズの現在のラインナップは、MRRC、カレラ、スケーレクストリック、スロット・イット、ニンコクラシック、フライ、レベル・モノグラム、などといった現行メーカーのクルマだけでなく、エルドン、ストロンベッカーという1960年代のビンテージカーにも対応しています。現行メーカーのクルマであれば、同じスロットカーメーカーのタイヤばかりでなく、アフターパーツメーカーのタイヤも使うことができます。しかし、ビンテージカーとなると、選択肢はないか、あっても限られるため、ジェルクローズがビンテージカーに力を入れているのはとても喜ばしいことです。ジェルクローズでは、ラインナップの拡大を計画しており、1/32スケールはもちろんのこと、1/24スケールや1/43スケールも念頭に置いているそうです。
さて、そんなジェルクローズの実際のパフォーマンスですが、ストロンベッカーのシャパラル2Dに履かせてみたところ、40年前に作られて既に硬化しているノーマルタイヤをはるかにしのぐのはもちろんのこと、細い上にグルーブドタイヤにもかかわらず、満足できるだけのグリップレベルを発揮してくれます。インディグリップスのようなトップレベルのタイヤと比較すると微妙なような気がしないでもないのですが、エルドンやストロンベッカーなどの交換用タイヤを探している人にとっては有力な選択肢のひとつとなるタイヤであるのは確かです。