XBOX ONE PLAY REPORT

サイト「JIM'S ATTIC」のコンテンツ。XBOX、スロットカー、モータースポーツ。

スロットカー・カレラF1の躍進

2007-12-30 16:48:00 | スロットカー
私の趣味の中で、スロットカーは最も長い部類でありながら、最も細々と続いていたものです。そんなスロットカーですが、7月下旬から最も力を注ぐ趣味の座に躍り出ました。そこで、1週間に1回程度の割合で、スロットカーについてご紹介していきます。よろしく、お付き合いください。今回は、マイカーのお話です。

私の1/32スケールのスロットカーの2号車と3号車であるFERRARI F2005とMCLAREN-MERCEDES MP 4/20(いずれもCARRERA)は、磁石が致命的に非力なのにもかかわらず、純正の磁石を強力なものに交換したり、磁石を適切な位置に追加することができませんでした。そのため、コーナーで強力なダウンフォースが得られず、モーターのパワーもタイヤのグリップもそれなりにあるにもかかわらず、スロットカーズ・ヨコハマでは使いものにならず、すぐにホームサーキット専用マシンになっていました。私のマイカー群で、唯一、蚊帳の外にいたというわけです。しかし、サーキットを走らせたら世界一速いF1がこれでは寂しすぎます。そこで、改良に踏み切りました。
カレラのF1は、実は、少し強引な手法を使えば、この磁石を強化することができるのです。カレラの磁石は、シャシーの路面側にケース内にネジによって固定されています。その磁石が他のメーカーのスロットカーに比べてあまりにも小さすぎるため、十分なダウンフォースが生み出せないようになっていたのです。となると、単純に考えれば、その磁石を大きなものに交換すればいいというわけです。もちろん、ケース内の磁石スペースにはこれ以上の余裕がないため、そこに大きな磁石をはめ込むわけにはいきません。しかしながら、幸いにもケースを取り付けるところがフルフラットになっているため、ケースそのものを取り去ってしまって、空いたスペースに磁石を貼り付けることができそうです。
私は、こうした加工は好きではないのですが、使い物にならないままなら思い切って改造してしまった方がマシです。ロードクリアランスを確保できる適当なサイズの磁石を、いつも使っている磁石のネットショップに注文し、早速、取り付けてみました。すると、どうでしょう。かつてヨロヨロとコーナーを回り、すぐにコースアウトしていたのが嘘のように、コーナーをハイスピードでクリアしてくれます。走らせてもタイムを計ってもテールエンドを争っていたカレラの2台のF1が、トップを争うようになったのです。この下克上により、マイカーの中でもお荷物的存在だったクルマが、マイカーの中でも最も頼もしいクルマに成り代わりました。ちょっとした発想の転換で事態が一変するのですから、スロットカーは奥が深いものです。