「富美家」で川床の京料理をお腹一杯食べ、最初の見学地「鞍馬寺」へ向かう。叡山電鉄「市原駅」でバスを降り、電車で二つ目の駅が終点「鞍馬駅」だ。この頃は、山の冷気でビールの酔いも醒め、鞍馬山登山も大丈夫そう。ただ、雨がぱらつきはじめ、傘をさしての見学だ。
鞍馬山は、昔職員旅行で訪れたはずだが、山を歩いたことと貴船神社の近くで何とか料理を食べた記憶しかない。
駅の構内には、大きな松明が天井から下がっている。10月の火祭りに焚くものだろう。駅を出ると左に、これまた大きな天狗の面が。
鞍馬寺は、京都盆地の北、豊かな自然環境を残す鞍馬山の南斜面に位置する。鞍馬は牛若丸(源義経)が修行をした地として、また、大佛次郎の小説『鞍馬天狗』でも知られる。
能「鞍馬天狗」は、源義経の幼少時代を題材にした物語で、花盛りの鞍馬山を背景に、威厳ある大天狗と華やかな牛若丸との師弟の絆を中心に、情趣ある多彩な場面が展開されます。
前半では、大勢の可憐な稚児たちが登場し、寺男の小舞や、高僧の居丈高な物言いがあり、また、大天狗の化身である山伏と、孤独な牛若丸との心の交流が描かれ、詩情豊かな深山の雰囲気が漂います。
後半は、大天狗のもと兵法を学ぶ牛若丸の、殊勝な心がけに焦点があてられ、師匠を大事にする、凛々しく素直な少年として描かれます。
登場人物が多く、謡や所作も変化に富み、みどころの多い能です。
鞍馬山から、♪京の五条の橋の上♪までは20kmもあるそうで、毎夜、剣の腕を磨きに通うのは、ハリー・ポッターのように空を飛ばない限り無理なのでは?と思った。夜空をすいすい飛びながら鞍馬のお山へ帰って行く牛若丸を想像するのも楽しい。実際には山を駆け登ったのだろうか。
駅から200m歩き「仁王門」へ。この辺りで火祭りが行われるようだ。↓は、「仁王門」。
ここから、ケーブルで2分、120m上り、「多宝塔」へ。小雨の中で参拝。ここで待つ人も。
そこから本殿まで傘をさして約半キロ、160m登った。多少息切れがしたが、ハイキングクラブの山歩きよりはよほど楽だ。気温が低いせいだろう。
↓は、「本殿金堂」と周りの山々。
天候のせいか、観光客も少なめ。本殿までで戻ることになった。予定は「多宝塔」までだったとか。皆、元気でどんどん歩き、本殿を目指したと言うわけだ。この先に、僧正ヶ谷、義経堂、奥の院魔王殿があり、貴船神社に降りるらしい。
↓は、帰りの下り道を降りる我々のグループ。真ん中に手すり、両側に灯篭が続いている。
この後、仁和寺と野宮神社へ行く予定だったが、時間が遅れ仁和寺はカットされた。
火祭りの松明。
これを見ると、持って走るというのは無理だと分かりますが・・
由緒正しいのはいいのですが、がっかりの祭りでした。
奥まで頑張ったのですね。
これを聞くと、行かなくてよかったと思ってしまいます。
仁王門あたりの狭い場所で火祭りが行われるのですね。さぞ混雑するでしょう。
私も、本殿までの階段を上り下りするのかと聞いてみましたよ。
ケーブルを降りた所の多宝塔で待つ人もいました。
鞍馬山は以前から行きたいところ。今年こそ
貴船神社と2箇所訪ねます。「いい気」の場所と聞いています。よかったね。
「いい気」の場所、なるほど、靄か霧か?何か霊気のような、煙のようなものが漂っていましたよ。
天狗が住んでいると言っても信じられます…。
観光地へ行くとせっかくだからもう少しもう少しと欲が出ますね。健康ならでは!
牛若丸20kも!昔の人は健脚だから平気だったのでしょうね。
観光地は、階段と坂ばかり。
日本は山国だとあらためて感じました。
ま、街歩きより気持ちがいいですけど、ね。
昔の世界を想像すると楽しいです。山から山に橋をかけたり、スケールが大きいですね。
お恥ずかしい。女性のハンドルネームには、みな姫がつく、と最初言われて、住所を前につけて作った名前です…。
電車の他にバスもあるのでしょうね。
叡山電車の鞍馬駅でした。天狗は新しいのかも。