Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

高岡市芸術祭 & 切り絵展

2013-11-18 | イベント

 高岡市芸術祭は、舞台公演が邦楽は11/3に、洋楽は11/10に、美術、茶道などもその前後に催されるのが例年の習わしだ。能楽は3,4年前から「連調連管」で、「西王母」や「胡蝶」を演奏している。今年は、笛、太鼓の他に小鼓も加え、地謡もすべて女性で、総勢20名ほどで「岩船」を演奏することになっていた。いつもの「青年の家」能楽堂と違い、高岡文化ホールの大ホールなのでやはり緊張する。お稽古も早くから念入りにしていた。
 10/30の夜は、青年の家の能舞台で申し合わせ(リハーサル)がある予定だった。その3日前の夜、不覚にも自転車で転倒し、左胸と左脛に打撲傷を負ってしまった。

 八ヶ岳の一泊旅行の帰りである。電車の旅行の場合、朝、晴れれば駅まで自転車、雨ならタクシー、と勝手に決めている。その日は自転車だった。27日(日)夜、高岡駅南口でバスを降り解散の予定だった。お土産やバッグを荷台に乗せ、慎重に夜の街を7,8分走れば我が家だ。だがその日は、夕食を食べましょうと話がまとまった。ここで気が緩んだのだろう。まして、たくさんの土産を姫ちゃんが愛車で運んであげると言う。小さいバッグ一つで、身軽に自転車置き場を出たのがいけなかった。歩道から車道へ出る時、チョッとふらついたのをすぐに降りればいいものを、無理して立て直そうとしたのもいけなかった。境界ブロックにぶつかり転倒。自転車とブロックに左足を挟まれ、左脛を強打、左胸もハンドルに打ったようだ。それでも家まで自転車には乗れた。帰宅後、脚を見ると2倍ほどに腫れている。痛みも増す。救急車とも思ったが、ともかく応急処置を、と冷凍庫からありったけの保冷剤を取り出し、冷やす。
 翌朝、かかりつけの整形外科へ行くと、「レントゲンでは骨折もなくひびも入っていません。後は自然治癒ですね。鎮痛剤と湿布薬を出しましょう」と言われる。ひとまずホッとした。せっかくお稽古していた「岩船」、緞帳が上がり、下がるから、立ち座りはいらないと先生に励まされ、横座りで出ることにした。

 ↓は、その時の写真だ。なはさんが撮ってくださった。他の日本舞踊もなはさんの写真をお借りした。           

             

 ↓は、詩吟で「氷雪の門」。終戦時、樺太真岡へソ連軍が侵攻した時、真岡郵便電信局にて連絡業務のため残った電話交換手の石碑だ。稚内の海辺にに建っている。その出来事を構成吟で演じられた。           

 文化ホール2階では、折しもSUさんが所属される切り絵の会の展覧会が開かれており、空き時間に鑑賞した。           

 ↓は、SUさんの「彦根城」と「牡丹」。どうしてもガラスに後ろの額が写り、かなり暗く修正した。          

          

 ↓は、左から、「かわいいね!三男誕生」、「祈り」、「良寛、五合庵からの吊り橋」。

             

 ↓は、「舞妓はん」、

 ↓は、床に飾ってある「椿」。西王母かな?朝、SUさんの庭で摘んだものだそうだ。          

 どの作品も、細かな作業が伺われ、汗の結晶と言うべきか。ただ、感心して見入っていた。