Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

つれづれな日々⑧~プリズム眼鏡・太鼓特別稽古・パソコン故障

2013-11-15 | 日記・つぶやき

 日々の生活の中でちょっと気になる小さな出来事がある。いくつかたまったそんな記事を、”つれづれな日々”として書くことにしました。今日は8回目です。

 〈八ヶ岳高原列車の旅〉をチョッと延期して日常生活に戻り、眼鏡・太鼓のお稽古・パソコンと、私の生活に欠かせない出来事をさしはさみます。

 《プリズム眼鏡》
 こんな名前の眼鏡をご存知だろうか。↓は、私のプリズム眼鏡である。     

  9月中旬2度の入院で白内障手術をした。コンタクトレンズが不要になり、ホントに便利にはなったが、物が二重に見える障害は残っており、ひとまず眼科のTA先生に処方してもらったプリズム眼鏡を眼鏡屋に注文し、かれこれ1ヶ月ほど使っている。遠方がスッキリ見え、運転中はこのうえなく快適だ。だが、眼鏡をかけたまま日常生活を送るには、重くて煩わしい。レンズの両側が分厚く、写真でもわかるように左側が特に厚い。
 斜視を治す手術もあるそうで、次回の診察の時に詳しく聞き、先生と相談するつもりだ。

 《太鼓のお稽古》
 今年最後の太鼓の演奏が、17日(日)に迫った。転倒して打撲した左脚はまだまだ完治していないが、「お浚い会だから、気にせず横座りで出るといいよ」と先生は仰る。芸術祭のあと、2度あるはずだった平米公民館のお稽古が先生方の都合でお休みになり、急きょ太鼓の弟子3名は先生のご自宅に押し掛けることになった。「竹生島」の早笛と舞働きの両方が入る曲で、何度かやっている曲だが久しぶりなので合わせなければならない。9日(土)夜、波岡の上田先生宅に集まった。二人ずつ2度ずつお稽古をする。思い切り撥を上げて打つと気持がいい。
 お稽古が終わり、太鼓に掛けられた袱紗の句に惹かれた。

       「とつたんと 拍子の音や 初稽古   親」 と 書いてある。

 太鼓の拍子に、♪ ツハアン ツヤアン ツハアン トツタン ♪ と言うのがあるが、その ♪トツタン♪ の音が聞こえ、初稽古が始っているな、と言う、お正月の清々しく凛とした情景を詠った句だろうか。そのリズムが聞こえて来るようだ。「親」とは、太鼓方の宇野親一師のことで、観世流太鼓方の宗家がご病気かなんかで宇野先生の指導を受けた時にいただいたものだそうだ。    

 ↓は、帰りがけに、先生の奥さまがお茶菓子を取り分けて入れてくださった時の紙袋。「不破福寿堂」の包装紙を折ってホッチで止め、紐をつけて持ちやすくしてあるアイディア商品。もちろん手作りだ。いつか開いて、作り方を真似て、私も作り置きしておこう。            

 《パソコンの故障》
 先週、二日間ほどパソコンに電源が入らなくなった。2,3日前から”ようこそ”が画面に出た後、いつまでたっても”ようこそ”のままで、何度か強制終了をした。そのためセーフモードが出たりしている中に電源すら入らなくなったのだ。個人の方から買ったパソコンなのでお店に走るわけにもいかず、「取り説」を出して読み、ためしたり、自分なりにいろいろやってみたが、ダメ。その間、パソコンがないとこんなに寂しいものかと思った。

 とうとうIさんに電話した。「夜、伺います」と言われ、待っていると、「どうしても子どもの世話をしなければならなくなり…」とのこと。子どもを連れて行ってもいいか、と言われる。もちろん、どうぞどうぞ、だ。
 しばらくして、お父さんより先に玄関に入って来た5歳の坊や。手にゲームのDVDを持っている。めったに見ないDVDの操作、わかるかな~と言いながらテレビの前に連れて行く。「電車はないの?オモチャは?折り紙でもいいよ」 と矢継ぎ早の質問だ。我が家には絵本ぐらいしかない。「恐竜の絵本ならあるよ」と言うと、「恐竜は好きだけど」、今は絵本を見る気分じゃないそうだ。「何か飲む?」と聞きながらジュースさえ置いていない、と気づく。「牛乳でもいいよ」と言うので、牛乳をコップに注いだ。

 結局、二人で一緒にテレビでゲームを見た。リモコン操作で、画面の選択肢を選べることもわかった。
 もう一つ、ゴチャゴチャ何でも置いてある私のテーブルの上から、彼はポータブルのテープレコーダーを見つけ、興味津津。私が合唱のパート練習や、謡、太鼓の練習に使う大切な道具。「ミサアンジェリカ」のテープを入れてあげる。今風のミサ曲だ。その曲が気に入ったか、音が出るのが面白いのか、あちこちのボタンを押してみている。赤いボタン(録音ボタン)だけ押してはダメやよ、と言っておく。           

 その間、和室に出しておいたノートパソコンをお父さんが点検。ウイルス対策ソフトが頻繁に更新を要求していたのを無視していたのが原因らしい。電源が入らないと言うので、大変なことになっているかと心配して来たけど、すぐ直せてよかった、とホッとした顔。いろいろアップデートしておきました、と仰る。子どもの世話をしてもらい、ととても恐縮されたが、私も何十年ぶりかで子どもと遊び、楽しかった。
 それにしても、我が家はすっかり老人の家になってしまったな~。