ギャラリー酔いどれ

売れない絵描きの世迷い言&作品紹介

弥生三月其の弐

2008-03-02 10:55:43 | Weblog
 画は 小林 清親 


  1847-1915(弘化4-大正4)作


 「我水雷艇 敵艦定遠 撃沈ス」です。



☆さて、「あたご」の事故から見えてくるもの。

いろ々ありますが、

手前酔いどれは「核」について考えて見たいと思います。

イージス艦あたごはミサイル防衛が主たる任務とか、

敵すなわち、いまのところは、

北鮮・支那からの核攻撃を無力化することなんでしょう。

しかし、よくよく考えてみれば極めて逆説的な話だと思われます。

日本が核武装すればほとんど問題はかたずいてしまうのです。

日本は唯一の被爆国です、無法非道な惨禍を受けました。

だが被害者ではあるけれども加害者ではないわけです。

加害者たるアメリカは全く反省などしておりませんし、

核の傘をさしてやると称して居座りたかり続けています。

その核、対支那には絶対使用することはありません。

詐欺国家そのものです。

日本の核武装を恐れ恐怖しているのは支那、

そしてアメリカなんです。

核兵器の無惨なこと汚い兵器であることを熟知しているのは、

日本だけなのです。

その日本が、核による恫喝、ましてや先制使用をしますか?

ありえない。

日本を支那、朝鮮、そして究極の敵アメリカから防衛するには、

逆説的ではあるけれど、

日本の核武装がもっとも有効で安上がりなのです。

皮肉なもので核武装した日本が音頭をとって初めて、

全世界的な核の放棄が実現可能となるのだと思います。

現行の国連など欺瞞と偽善の群れにすぎませんし、

自主独立の日本のためには防衛兵器は国産が大原則。

費用対効果はなはだ疑問のアメリカ産兵器など無駄でしょう。

「自分の国は自分たちで守る」これが「普通の国」なんです。

であるならば、今回のような事故はないと思いますよ。


◆http://money6.2ch.net/test/read.cgi/seiji/
闇の声:2008/03/01(土)

*民主党はつくづく戦闘能力のない政党だと思った
イージス艦の事故の問題で、艦長を国会に引っ張り出す努力を
何故しないのか・・・
証人喚問してでも引っ張り出す努力はするべきだ
もちろん福田政権は応じないだろうが、その姿勢を国民は見ている
国会を止めてでもやるべきだ
その姿勢が無い事について、さっそく自民党周辺から
民主党の足並みの悪さを揶揄する声が出ていて、
そこに付け込んで何でも決議してしまえと言う声さえある
100の詫びより1の真実なのだ
その真実が全くない状況で、大臣の頸を跳ね飛ばしても意味はない
真実を引き出させて、その上で頸を跳ね飛ばせば
一挙に福田政権は倒れるだろう
それが国民の真意と言う事になるからだ
その気迫のない民主党は、やっぱりダメだなあ・・・


*事故の背景を内部事情に詳しい人物に聞いた・・・

質:今回の事故をどう思うか
答:今の自衛隊を象徴する事故と言える
  特に、尉官と佐官と下士官・・・
  この階層間でのコミュニケーションが全く取れていない
  あの様な新鋭艦の艦長は当然エリートだが、
  それ故部下の労苦を思い遣らない傾向があ  
  下士官と尉官の間で、結局下士官で除隊する者が多いせいで
  その場凌ぎの対応をするケースが良くある  
  これもそうだろう
質:組織全体にストレスがあると?
答:燃料補給問題でも一方的に悪者にされた事が相当ショックだ
  ある意味被害妄想的な傾向が組織の、現場サイドにある
  しかも、パフォーマンスで政治を目指すなど、個人プレーが
  世渡りのカギみたいな感じさえあって、先行きの不安と相まって
  様々な不満とストレスは爆発寸前だ
  そんな空気を佐官クラスは察知しないし、背広組はもっと酷い
質:反社会的な組織も入り込んでいると聞くが
答:たとえば、隊員が街を歩いていて感じる視線は頑張ってくださいではない
  なぜ国民の為に安い給料と過酷な環境下で働いていてこれだけ冷たい目で
  見られるのか・・・若い者ほど感じている
  右翼の連中がそう言う若い者を可愛がっているが、
  そうなれば仲間になってしまうのは仕方がない  
  背広組はそんな現状よりも組織の上層部と政治家を交えて
  ゴルフばかりしているよ  
  公用車を運転するのは自衛官だから、
  何処へ誰がいつ行ったなんてすぐに漏れる  
  漏らすのは違反だが、そのくらい憤懣やるかたないのだ

質:飲酒の疑念があるが
答:あってはならないが、あっても不思議じゃない
  重要なのは、艦長が寝ていたと言う事実だ
  その神経を疑うし、普段からそうしていたと考えるのが自然だ
  とすれば、艦長も寝たしと言う事で飲酒が常態化していても不思議じゃない
  指揮命令系統がめちゃくちゃであり、
  何も事が起きなかったから露呈しなかっただけの事で、
  実際には戦闘能力は皆無だったのだろう 
質:自衛隊は今後どうなっていくと思うか
答:今回の事故の影響は小さくない
  むしろ、これで自衛隊の組織的弛緩が露呈され、
  同時に背広組の腐敗と政治の
  弱体化で自衛隊を盛り立てていこうと言う気持ちが削がれていくだろう
  結果、長期的に見れば国防の不安は増大し、
  国防戦略の策定などに重大な影を落とす事になる  
  現場で汗を流している隊員達の不満は相当高まっていて、
  それを発散出来ず結果的に辞めていく者が増えていくだろうね  
  アメリカが中国と軍事戦略で協力し合うなど
  日本を巡る状況は激変している
  しかし、その状況に隊員達が自分らの考えを反映させる事は出来ない
  シビリアンコントロールと言えば聞こえは良いが、
  その指揮官の資質が全然ダメならこれはいっそない方が良い  
  政治に口は出せないが、少なくとも今の自民党にも民主党にも、
  本当の意味で国防戦略などを立てられる人はいそうに無い  
  その現実さえ政治は判ってないと思う
  本来なら、背広組は国民にもっと説明と理解を求める努力をしなければならない
  しかし実際は政治家のご機嫌取りと辞めてからの天下り先を探す事しか
  していない・・・そう言う話が現場にどんどん漏れてきて、
  虚脱感に苛まれる
  そんな状況下で今回の事故が起きたと考えるべきだろう 


◆http://blog.ohtan.net/archives/51154434.html
太田述正コラム#2393(2008.2.29)

<あたごの事故狂騒曲>

<略>

自衛隊を軍隊として機能させないという
確固たる国民的コンセンサスがあり、
しかもこのコンセンサスに基づき、自衛隊、
特に自衛隊の運用についてどシロウトに等しい
背広組を大臣と制服組の間に介在させ、陸海空を分割統治させ、
間違っても防衛省が一体として機能する
なんてことがないようにしているのですから・・。   

こうした背景の下、背広組キャリアが制服組以上に退廃し、
腐敗するのは当然のことなのです。
防衛省キャリアは全員守屋だ、と私が口を酸っぱくして
言い続けてきたことを思い出してください。ただし、
退廃・腐敗ぶりの発現形態は人によって様々だとも申し上げてきました。
どうです、増田君だって守屋とは違ってクリーンかもしれないけれど、
やはり丸でダメ人間だったでしょう。

しかも、歴代の大臣は、戦後初期を除いて、
外交安全保障のこれまたどシロウトばかりです。
吉田ドクトリンという戦後日本の国是を墨守してきたことの当然の帰結です。
石破大臣は、軍事オタクではあるようだけれど、
外交安全保障のどシロウトであることに変わりはありません。
なまじ本人にその自覚がないだけに、むしろ始末が負えないのです。

それでも私が事務次官なら、
海幕(あるいは統幕)に事故調査委員会を即時に立ち上げさせ、
その組織にフリーハンドを与えて原因究明に着手させるべきだし、
広報については、背広組であることにはこの際目をつぶって、
内局の広報官に一元的に担当させるべきだ、
と大臣に意見具申したことでしょう。
大臣、事務次官や海幕長も広報官が認めた範囲でしか対外的に発言しない、
それ以外の者には一切対外的に発言させない、という前提で・・。

しかし、そんな発想や対応は現在の背広組キャリア幹部には
求むべくもありませんし、また仮にそのような意見具申を受けたとしても、
石破氏なら飲まなかったでしょうね。

<略>

2 終わりに

このような「左」「右」のメディアの報道ぶりを見るにつけ、
左翼と右翼が暗黙裏に協調して吉田ドクトリンの
延命を図ってきた構図がいまだに崩れていない感を深くします。

日本の夜明けは遠いと嘆息せざるをえません。