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ヒロイック・エイジ 第17話「報復の軍勢」・第18話「勝利の日」 感想

2007-08-12 09:02:40 | ヒロイックエイジ
再び2週に1回の更新ペースへ(笑)。
しかも、もうすぐ19話になっちゃう、危ない、危ない。

僕のこの物語のアウトラインに関する基本的な部分っていうのは、黄金の種族というのは、この宇宙の栄枯盛衰というか、行き着く先について、銀の種族と鉄の種族の拮抗にあって、その中から、各種族が目覚めていく、それが宇宙の緩やかな崩壊を防ぐことに繋がる、と考えていたのではないか、というものです。

これはたぶん、大分最初の頃からの感想で言っているので、今回もあまり書くことがないのだけれども(笑)、銀の種族というのはその高い知性によって、他の種族を導き、文明的にも発展させる力を有していて、この宇宙の管理者的存在なんですよね。
これについては、鉄の種族以外からは概ね好意的というか、むしろ恩すら感じている、そういう位置づけなんですよね。

その高い知性と対照的に感情の起伏が極端に少ない。

逆に鉄の種族である人類は、最も遅く宇宙に出てきた種族であり、また非力でもある。
しかしながら、他の種族では理解できないほどの感情を持ち、それがあるがゆえに、安定を望む銀の種族とは相容れない。

今回の青銅の種族の母星への侵攻も、鉄の種族にとっては意味があっても、銀の種族にとっては意味を成さない。

話は変わって、スターウェイ。

これは、星と星が惹かれあってできあがる星の道。

星はどこかで生まれ、そして散っていく。
時にはぶつかり、時には惹かれあいながら。

その繰り返しを経て、できあがるスターウェイ。

この物語をマクロ的にみるならば、やはり銀の種族だけでは安定を望んだ結果、星(種族)はぶつかり合うことなく、緩やかな滅亡につながり、また鉄の種族だけでは星(種族)はぶつかり合うことで潰しあうかもしれない。

黄金の種族はその行く末をこの戦いの拮抗、もしくはそこから生まれてくる種族の覚醒に賭けたのかもしれない。

というのがマクロ視点での僕の考え。



これに対して、エイジやディアネイラ、そしてアルゴノートクルーの自立的考え方というのがフォーカスされてくる、というのがミクロ視点。
これについては既に描かれつつあるので、これは各キャラを追っていくことで、マクロ視点との整合性が見えてくるんじゃないかと思うんです。

あとは、4人のノドス。

物語のミクロレベルでの面白さはこの4人にかかってるな、と今回改めて認識です。
彼ら、彼女らが、契約とは何か、契約以上のものは何か、自分とは何か?何を守るために自分は戦うのか?という点に立ち返っていくことが、マクロ視点での整合性との鍵につながるんじゃないかなぁ。


特にカルキノスとユティ。
#メヒタカは既にこの片鱗を見せている。


カルキノスは契約とは別にユティを守ると心に決めている節が今回改めて分かった感じがありますよね。

また、ユティ。

彼女は銀の種族なんだけれども、その身に宿す英雄の種族の影響で、他の銀の種族とは異なり、感情が豊かなんですよね。

薄々感じているカルキノスへの気遣いなんかからも感じられるわけです。


ゆえに、最終的には5人のノドス全員が、契約とは何か?むしろ契約を超えた先に何を見つけるのか?というのがクライマックスのような気がするし、黄金の種族がそこにたどり着かせるために、あえて与えた枷が契約だった、とも思えるわけです。

・・・この辺も前の感想から言ってるのであまり新しいこと言ってないですね、自分(笑)。


生まれる前から与えられていた敵。
生まれた時から与えられていた契約。

現在は銀の種族も、鉄の種族も相互理解は皆無。

鉄の種族同士でさえ、なかなかに相互理解できない。
それは銀の種族も同じかもしれない。

敵、契約、そういった枷を乗り越えて掴む相互理解、そこに答えがあるのかもしれないですね。
もちろん、その相互理解の道を切り開くのはきっとディアネイラなんだろうな、と思うわけです。

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