蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

コードギアス 反逆のルルーシュR2 第6話『太平洋 奇襲 作戦』

2008-05-16 23:59:19 | コードギアスR2
前回の絶妙の引き、そこでナナリーを持ってくるのか!というラストから明けてすぐ、そこにロロを持ってくるのか!という開始直後の展開。
出だしの短い間だけでも色んな展開を予想することができるわけで、逆に言うと相変わらずコードギアスの展開は先が読めない、凄いね。

ナイトメアに関しては、もう空を飛べないナイトメアは旧世代の遺物!くらいのパラダイムシフトが起きていますが、そんな中、紅蓮もパワーアップ。
(雰囲気的に)ランスロット・コンクエスターの登場はそこでの追い討ちはやめてー、くらいの感じだったけれども、紅蓮のパワーアップのシーンは逆転!!って感じで燃えました。

それにしてもナナリーにまで嘘をつかないといけなくなったルルーシュ。

コードギアスの世界では、皆色んな多面性を持つように描かれているけれども、その中で秘密・秘匿・嘘については、必ず何らかの報いを受けるような形になっていて、逆にその秘密・秘匿・嘘を公開することが前へ進む鍵になっているんですよね。

そういう中で、ついにナナリーにまで嘘をつかないといけない羽目に。

その結果がゼロという姿でナナリーを前にしたときに、ナナリーはゼロを頼ることなく、スザクを頼ってしまう、しかもルルーシュの目の前で、というとんでもなく切ない展開。

もうどうなるんじゃー!

■ナナリーへの嘘

嘘、というには語弊があるかもしれないけれども、いつかはやってくると思っていたルルーシュとゼロという二面性の整合性がナナリーの前で取れなくなってしまう瞬間。

そこでロロ登場かよ!!と感心する反面、これはどう進んでも辛い、とすぐに思ってしまいましたよ。

どっちに動いても辛いけれども、この場合、もう動く方向は決まってしまっていて、最愛のナナリーに嘘をつかないといけない、それしか行動のしようがなかったのですから。

また、その瞬間のロロのやるせない表情もポイント。

本当の妹と、偽りの弟。

ロロとしては、騙されているかもしれないと思いつつも、偽りでも構わない、出来上がった絆を大切にしたいと思って揺れているわけだから、ナナリーに対しては、本人が自覚しているかどうかは別として、かなりジェラシーでしょう。

本物と偽りだものね。

だから、妄想を展開すれば、ロロがナナリーを始末しようとする、という展開があってもおかしくないですよね。

ナナリーがいなくなれば、僕が本当の弟だ、みたいな。
#まあ、そんなことしようとしたら、ルルーシュが激昂して、お前のことを弟なんて思うわけないだろ!ボケ!!くらいの勢いで本心を言ってしまいそうですが(笑)。

EDのイメージボードでもあるように、ロロとナナリーという本物と偽りのルルーシュとの繋がり、というのもひとつ見所ですね。

それにしても、ナナリーが自分から総督になると言ったとは。
しかもユフィの遺志を継ぐ、だなんて。

ギアスの暴走がなければ、本来ならば、ルルーシュがユフィと協調していたかもしれなかった。
けれどもそれは叶わず、結果として殺してしまう以上の悲劇を招いてしまった。

それをナナリーが継ぐと。

ゼロは間違っていると。

ルルーシュ、哀しすぎ。

生きる理由のナナリーから、真っ向否定。

人生、全否定くらいですよ。

しかも、目の前でスザクに助けを求めて。

ぎゃー!!って感じですよね。

ポイントとしては、ナナリーが今は亡きユフィの意思を継いでいるというとこにありますよね。
あのとき(前作で)、分かり合えたかもしれなかった未来、今と違ったかもしれない未来、偶然から手の先を滑り落ちた未来、ルルーシュが掴み損ねて、そして自分で殺さざるを得なかった未来を、今目の前でユフィに重ねるようにして、ナナリーが意思を継ぎたいと言う。

ルルーシュも一度は賛同した夢。
そしてナナリーの夢。

でも自分はゼロ。
その対極にいるもの。

二律背反。
切ねー!!

でも、最後にルルーシュが叫んだ言葉は、ナナリーに何らかの形で届いたっぽくみえたし、勘の良いナナリーのことだからゼロ=ルルーシュには結構早めに辿り着くんじゃないかなとも思いますね。

いやー、これ本当にどうなっちゃうんでしょうね。

ナナリー総督に弓をひけるのか?
それは無理だよな。
なら、どうするのか!?

ルルーシュの妹が総督と知ったとき、カレンはどうするのか?
#つまりルルーシュも王族だということを知ったとき、どうするのか?

また、嘘をついているという意味ではスザクも同じ。
ルルーシュ=ゼロの記憶復活かどうかを判断するためにそこまで手段を選ばずにきているわけで、彼もまた、そしてまた(再び)そういった呪縛に囚われる気がするなぁ。


■紅蓮可翔式

いやー、この展開は燃えた!!

紅蓮可翔式、カッコいい!!

そのときかかる音楽もまた盛り上げたなー!!って感じで大逆転。

いつのまにかナイトメアフレームは空を飛べないとダメ、みたいなパラダイムシフトが起きていたんだけれども、その流れにしっかりと乗っかった紅蓮&カレン、そして可翔式!!

カレンの腕もいつの間にかラウンズとタメを張るまでに。
#あとオレンジさんも腕は評価されていたのね!

それにしても逆転に次ぐ逆転で、燃えたなー。

正直、ランスロット・コンクエスターが登場したタイミングでは、むしろランスロット、(ナナリーとルルーシュを)邪魔しないでよ、みたいに思えてしまって、個人的にはむしろこの登場がブーイング(笑)のような感じだったんだけれども、そうか、そうか、本当の見せ場はそのあと、カレンと紅蓮がやられた後の、その後の大逆転、紅蓮可翔式の登場にスポットを持ってきていたんだね。

憎い演出です。

何気にこのやられた直後のカレンの言葉もポイント高かったですよね。

ゼロ、じゃなくて、ルル・・・って言ってたわけじゃないですか。

カレンの中でゼロとルルーシュの垣根が低くなってる証拠なのかも。
そして、最初に出た言葉はお母さん、次にお兄さん、最後にルルーシュ、というのは、この後のカレンとルルーシュの展開も楽しみだなぁ。

■ブイツー

つか、兄さんって!!

どんだけ年を取ってるんだよ。

EDの皇帝と一緒にいるのはやっぱりブイツーなんだ・・・。
#アニメのキャラ作画だとさらに幼く描かれてるんだな、たぶん。

C.C.が最初の・・・、と言っていたのが気になるんですよね。
まだ他にもブイツーが能力を与えた人物はいる、ということだし、そもそもロロに能力を与えたのは誰なんだろう?というのもありますね。

どこまでも謎の引き出しが多いなー。

■先週C.C.が取りにいったもの

あのぬいぐるみだったのか!!

そのために変装?して学園に行ったのか!?

さすがC.C.(笑)。

コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume01 (Blu-ray Disc)



コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume02 (Blu-ray Disc)


Blue-Ray版を購入予定です。