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コードギアス 反逆のルルーシュ 第20話『キュウシュウ 戦役』

2007-03-12 01:07:26 | コードギアス
ゼロとスザクの共闘、熱い、熱いよ!!
以前スザクが「僕と君が組んで出来なかったことはないだろ?」と言っていたように、視聴者も待ってましたと言わんばかりの無敵のコンビ。
一瞬とは言え、熱い戦いをありがとう!!

今回はゼロとスザクの共闘でしたが、願わくば、ゼロの正体を知って尚、今度はスザクがルルーシュを助ける、そして今度こそゼロではなくルルーシュとスザク、この二人のコンビによる「僕と君が組んで出来なかったことはないだろ?」をクライマックスで実現してもらいたいものです。

また、今回はもう一つ大きな意味合いがあって、スザクがギアス以外にも死に急ぐところから浮上できるかどうか、そのきっかけを与える人が出た、というより正確に言うと正しく認識しあった、というか、ユフィがスザクに気持ちを伝えてそして「生きていて!!」と伝えたこと、ここが大きかったですね。
ここの会話はかなりぐっと来ましたよ。

今回の脚本の野村祐一さんと言えば、交響詩篇エウレカセブンでは「恋愛担当」として脚本を任されていた人で、そういう意味では今回は適任だったのかも(笑)。

■共・闘・!!
いやー、熱い、熱かったですね、この共闘は。
ランスロットとガウェインの共闘、つまりアーサー王の片腕同士がコンビを組んで戦うわけですから、そりゃ無敵の強さというものです。
#でもランスロットとガウェインと言えば、後に……、ということになっちゃうのですが(気になる人はアーサー王伝説を調べてみよう)。

もうなんかあの瞬間、いろんなものが共闘されていたんで、それもかなり熱かったんですよ。
ロイド伯爵とラクシャータさんの関係も今後クローズアップされるかもしれないっていう伏線のように見えるけど、今回は(好意的ではない?にせよ)互いに実力を認め合ってるって感じなんですよね、きっと。
でも、その二人が開発した(しようとしたもの含む)が、互いの手で完成形に至り、その結晶(ランスロットとガウェイン)が共闘するってのは熱いっすね。
#でも裏を返すと、どちらが優れているか?という代理戦争にもなりかねない。まあ、流れからいってランスロットとガウェインの対決は必須という気はしますが。

何気にC.C.もガウェインの操縦系を担当していて、C.C.ってナイトメアフレーム操縦できるのかよっ!!って突っ込みつつ、おお、ここも共闘だよ、なんて。
#いやもともとこの二人は共闘してるけども、こういうやり方もありなのか!!ってね。
#やっぱりルルーシュは操縦あんまり上手くないから、C.C.用に複座式に改良したんでしょうかね。

でもやっぱり何と言っても、



私は今から敵の司令部を叩く

君はどうする?




……



残念だけどお前の願いは叶わない

自分が先に叩かせて貰うよ




と言ってエナジーフィラーを受け取るシーンですね。
イイねぇ。


その後、ユフィが共闘する二人を見て


スザクと、ルルーシュが


って言うじゃないですか。

やっぱりそこで、今回はゼロとしてのルルーシュが絶対絶命のスザクを助けて、そして二人の無敵コンビが炸裂していくんですけど、是非ともこの二人のコンビが、本当のルルーシュとスザクで成されることを期待してしまいましたよ。

この後、必ず来るイベントとしてはゼロの正体がスザクにバレるというのがあるはずで、正体を知ってなお、スザクはルルーシュを助けることができるか?
またスザクとしては死に急ぐ男から、生きていく男になれているかどうか、そういうのをクリアして、この二人が一緒に戦う、そういうシーンが見たいですねぇ。

うーん、非常に熱くて十分楽しめました。
やはり真「二人が組んで出来ないことは無い!!」が聞きたいですね。


■ユフィ!!
今回、もう一つ並んで熱かったのがこのお方、ユフィ。
いやー、個人的にこの人、今まで何か受け入れがたいなぁ、くらい思っていたんですが、今回で個人的心象大逆転。
死に急ぐスザクに対して、ルルーシュ以外であのトラウマ含めて払拭できる人が必要だろうなぁ、なんて思っていたのですが、これはもうユフィで間違いないですね。
やっぱり愛なのか!!愛が人を救うのか!!

今回はスザクが父親殺しをカミングアウトしているのが大きなポイントですね。
これほんと大きなポイントだと思います。

スザクが死に急いでいる理由の一つは、自分だけのうのうと生き残ってしまっているところにあって、自分にはそんな「資格が無い」と言うわけです。
完全にここが彼のトラウマだし、ここに決着がつかない限り、動きようが無い。
そのスザクが意を決してユフィには自分が父親を殺していることをカミングアウトする。自分には「資格が無い」と言って。
#ちなみにセシルさんにはそれは言わなかった、という点でユフィはやっぱりスザクにとって特別な存在と言えますね、この時点既に。

しかし、ニーナとの出会いを通じて気が付いたユフィが、生きることを諦めかけたスザクにそれこそ意を決して「自分を好きになれ、そして生きてほしい」と言うわけじゃないですか。
それが生きる「資格」だと言わんばかりに。
父親殺しを知ってなお、その人に生きなくちゃいけない、だって自分があなたのことを必要としているのだから、というのは最高の殺し文句です(いや、生きろと言ってるんですけどね(笑))。



私を好きになりなさい!!


ハイッ!……、えっ?


その代わり、私があなたを大好きになります!!


ユーフェミアさま……


スザク、

あなたの頑ななところも、

心の優しいところも、

悲しそうな瞳も、

不器用なところも、

猫に咬まれちゃうところも、全部!!


だから自分を嫌わないで!!




おおぅ、イイ。イイね、特に最後の言葉が。
これは最高の舞台ですね。うん、イイ。
またこれが、自分を嫌いになりそうだったユフィが、あのニーナから教えてもらってという点もまた良い、良い。

肯定してくれる人が必要で、許してあげる人が必要。

そのポジションがユフィ。
良い、良い。



そうか、かえって心配させちゃったんですね

あなったって人は

いつもいきなりです

出会ったときも、皇女だって名乗ったときも

学校を決めるときも、僕を騎士に選んだときも

いつだって!



そうです、いきなりです

いきなり、気付いちゃったんですから



でも、そのいきなりのたびに

僕は扉を開けられた気がする

ありがとう




。・゜・(ノД`)・゜・。



やばい、このシーンもう何度も見てるんですけど、見れば見るほど良いシーンだ。
ユフィはいきなり気が付いたというけれど、スザクにとっても実はずっと積み重なってきた思いだったということがここで明らかになるんですよね。
あのトラウマを抱え、重く何重にも閉ざした扉なわけですよ。
それが徐々に徐々に開かれていく。
#父親殺しのカミングアウトもその現われでしょう?

で、この後の「スザク、死なないで、生きていて!!」に繋がって、ルルーシュ登場!!と、最高の流れじゃないですか。
#しかもココ!!ルルーシュがかけたギアスの発動もあって、ダブルインパクトですよ。これはしびれる!!二人でスザクを救ったような、そんな感じですよ!!
いやー、面白かった。

おまけに、



スザク、私ね、分かったんです

理想の国家とか、大儀とか、そういう難しいことじゃなくて

ただ私は笑顔が見たいんだって

今大好きな人(スザク)と、かつて大好きだった人(ルルーシュ)の笑顔が

私を手伝ってくれますか?



イェス、ユア、ハイネス



いやー、ほんと良いなぁ。
ユフィ自体も足掻こうとしている人で、自分なりの道が見つからずにもがいていたわけで、それが見つかって、その道を一緒に進んで欲しいと伝える。

で、スザクは、何となく作中初めてくらいの感じで、本心から「イェス、ユア、ハイネス」と返すわけじゃないですか。

うーん、ほんと面白かった。

これでスザクとルルーシュを結びつけるキーパーソンはユフィで間違いない感じですね。
第2期も正式に決定して、ほんと楽しみです。

あと、シュナイゼルは要注意ですね。
今回もしれっとスザクをおとりにしてます。
ルルーシュが怒っているあたりからも、やはりシュナイゼルとルルーシュ、スザク含めて、どういう対決になるのか、それも楽しみですね。


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