蒼穹のぺうげおっと

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コードギアス 反逆のルルーシュ 第5話『皇女 と 魔女』

2006-11-05 09:26:33 | コードギアス
「皇女と魔女」というタイトル通り、白の騎士=スザクに皇女=ユフィ、黒の騎士=ルルーシュに魔女=C.C.が組み合わせが出来上がった第5話。
皇女も魔女も、どちらも二人を引っ掻き回しそうなマイペースキャラで、しかも恐らく二人とも能力(C.C.)と権力(ユフィ)を持っているというとんでもない彼女?が出来てしまったものですね(笑)。

個人的にはこの組み合わせに、ナナリーとカレンという作中どちらも妹ポジションが入ってきてシャッフルされると更に面白いかな~なんて思ってますが、そういう意味で今回はスザクとルルーシュだけじゃなく、ナナリーとカレンもギャグテイストが入っていたので今後きっちり絡んでくれると期待です(ギャグにじゃないよ、それでも良いけど(笑))。


それにしてもC.C.はめちゃ面白いキャラですね。あんなに慌てたルルーシュのお顔を拝見できるのはコードギアスだけ!!みたいな(某少年誌の受け売りかよ!!)。
特にルルーシュの家でナナリーを交えてのやり取りは爆笑でしたよ。
#しかも勝手に脱いで、勝手に寝るし(笑)。
#しかも妙にエ○いし(殴)。

またユフィも表向きかなりおっとりした感じですが、重要ポジションを占めているわけで、これからもスザクを振り回してあげて欲しいですね。
「ローマの休日」を意識したカットが大分入っていましたが、そんな中で皇女という立場を一時忘れてデートできたというのは今後も回想とかで使われそうな気がします。
#ラスト付近でスザクが皇女と呼びながら膝をつくシーンではナナリーは少し寂しそうな微妙な表情してましたしね。
#あれは学生という身分から皇女へ、平和な日常から戦いの日常へ、と移る転換点を自分で自覚した、そういうポイントだったのかもしれないですね。


この作品、今回の「皇女と魔女」というように、黒と白サイドで徹底して対比構成を取っているんですが、その際たる部分が以下の台詞部分(抜粋)でしたね。


強ければいいのか?

弱いことはいけないことなんだろうか?


ここは同じことを言っているように見えて、その実視点は正反対な二人。
スザクの言う「片思い」というのはルルーシュに対して、とも取れますね。


あの頃10歳の僕らには世界はとても悲しいものに見えた


でもやはり二人には同じく世界は悲しいものに見えていた。
恐らく10歳の頃が彼らにとって今の行動の「原体験」になっていると思われるわけで、これで10歳の頃の光景が非常に気になる、回想シーンを見てみたいと思わせるものになってました。


繰り返される憎しみの連鎖

愚かないたちごっこだ


誰かがこの連鎖を断ち切らなくてはならない


台詞としてはスザクからでしたが、これはルルーシュも同じ。


大切な人を失わなくてすむ

せめて戦争の無い世界を



そしてその思いのバックボーンも実は二人とも同じ。
#ルルーシュはナナリーを、というはガチですが、スザクの場合日本人全員と考えているかも。
#だとするとここもそういう対比なのかな?


違っているのは手段を選ばず目的が明確化しているか、それとも目的はあれど手段を模索しているか、の違い。
それが現われたのがこの台詞。


誰かが勝てば戦いは終わる

僕にはまだ分からない


そんなどこまでも交わらない二人。
だけれども非常に近い存在の二人。

近いようで遠い。
遠いようで近い。

この二人の関係性+皇女と魔女、そして妹と絡んでくると非常に面白くなりそうです。

それにしても毎回、絶妙の引きですね。
スザクの転入ってのは分かっていたけれど、このタイミングで入ってくるのがたまりません。
めちゃめちゃバランス感覚のいる学園生活になりそうです。

…にしても今回危なかった。
リアルタイムで見てたから助かったけど、放送時間ずれてたのよね(あぶねー)。

■コードギアス 反逆のルルーシュ 1


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