蒼穹のぺうげおっと

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ラプソディー・イン・アジュール

2006-11-02 01:41:51 | コミックス 感想
日曜日の朝の出来事でした。

土曜日が出勤だったので、ゆっくり寝てたいのぉ、と思いながら二度寝を敢行しようとした矢先に娘が起こしにきました。

娘 「パパー、起きて~。」

燕。「ん~、もちっと寝かしてプリーズ。」

娘 「ちょっとみてみて~。」

燕。「ん?」

おもむろにポーズを取って、

娘 「ヘイ、ヘイ、ブー!!」
#もちろん振りつきである。

燕。「……そ、それって」

娘 「の・だ・め」

燕。「……ぎゃぼー!!」

という新手の起こし方を試されました。
おかげでばっちり目が覚めたことは言うまでもありません。

こんな感じで我が家ではもともとのだめの大ファンだったこともあり、娘が喜んで色々真似してます。

つか、原作をぱらぱらめくって「ぎゃぼー!!」とか言ってます(平仮名とカタカナは読めるので)。
#もちろん前述の「ヘイ、ヘイ、ブー」も見つけて喜んでましたが。
どうも、娘も影響されてピアノがやりたくなったみたいで、鍵盤の絵を書いて練習してました(笑)。
#実家からシンセを持ってくる日も近いと感じました。

さて、肝心のドラマ第1話を録画し忘れた~!!と思っていたのですが、奥さんが何気に録画しておいてくれました。
基本的に帰りが深夜の僕はそれを平日に観ることができないので、家族四人で休日に観てます。
つまり僕は一週遅れで、奥さんと娘は二回観て復習してるわけです、彼女たちは。
そして二回観ても面白い、それがのだめ。

ドラマの方はまだまだドタバタ要素が強いですが、これからもっと盛り上がっていくはずなのでやはり文化祭が楽しみですね。
キャスティングも笑えますね。
あと、エンディングが『ラプソディー・イン・ブルー』なところがナイスです。ますます文化祭が楽しみです。

原作の帯には「こんなに笑えるクラシック漫画があっただろうか」みたいなキャッチコピーなんですが、僕はそれだけじゃなく「こんなに感動するクラシック漫画があっただろうか」もプラスしたいですね。

これまで何本か原作の感想も書いてきましたが(古くて自分でも検索できない…)、基本的にこの漫画には敵が登場しません。
最初は(良い意味でも悪い意味でも)壁になるキャラが登場するのですが、それぞれのキャラが必ず落ち込むシーンがあれば、その後に必ず努力と浮上のシーンが描かれるわけで、その浮上のシーンたるや感動して涙してしまうくらいです。
#おおきく振りかぶってなんかもこのパターンですね。

また笑いだけでなく、非常に深い音楽への愛情に満ちている、そういう作品であり、そして読み終わった後に、心に温かい何かが残る、自分も頑張らなくちゃいけないな、と思える、そういう稀有な作品だと思いますよ。
だからきっと多くの人に愛されるんでしょうね。

僕の友達がパリ留学編の取材協力をしているのですが、彼女曰く「二ノ宮先生は本当に取材熱心でその情熱には感動すら覚える」とのことで、やはりそれがきちんと漫画に伝わってるんだなと納得でした。

ドラマでご興味を持たれた方は是非とも原作にも挑戦して欲しいな、と素直にそう思います。

のだめカンタービレ 第16巻