蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

正夢のその後

2006-09-19 00:39:53 | Weblog
世の中にはよく「決着を着ける」だの「白黒はっきりさせる」と言う言葉がありますね。
ただ、これらの言葉を使うときは注意せねばならない、と個人的には思うわけです。

仕事上において「白黒はっきりさせる」と言えば聞こえは良いのですが、果たしてそれが本当に正しいことなのか?というシチュエーションはよく有りますね。

例えば、自分が発注者の立場にある場合に、請負側のコントロールが難しいとすると、請負側の欠点、ミスを克明に指摘して、完膚なきまでに叩きのめすことでガバナンスをきかせるようにする、ということもありますね。
確かにこれはそれなりには有効なんですが、実はこれ、この1回に限るというシチュエーションか、もう次はこの請負側と仕事をしない、というパターンですね。
有効だけれども、長い目で見た場合、攻めるところはきちんと攻めて、落としどころを用意しておき、最後は持ち上げる、こういう風に持って行った方がさらに有効だったりするんですね。

お互いに大事なパートナーなんだから、この難局面を乗り切ろうじゃないか、とすると、実は請負側のモチベーションは上がり、結果としては品質・納期に如実に好影響を及ぼす。
そして終わった後に、あの難局面を乗り切ったのだから、次も頼むよ、ただしこのプロジェクトでのこの点は是非改善して欲しい(今回は貸しね)、とすることで、実は結果的に友好かつ内容的にもずっと良い関係を継続できるわけです。

特にこれがさらに逆で、請負側から発注側へ逆転裁判でも起こす勢いでやる場合、白黒はっきりさせる=次を考えない、関係性をこれで終わりにする、というくらいの覚悟が必要だ、というわけです。

つまり、何が言いたいかというと、白黒はっきりさせる(相手を言い負かす)ということは、それなりに十分な覚悟が必要だ、ということなんですね。

それと、はっきりさせることが必ずしも正しいことではなく、落としどころを見つけ、時には曖昧にしておくことも大事です、ということなんですね。

#つか、全然何が言いたいか、分からないよ、それじゃ(ヲイ)。


* * *

楽しいはずの3連休が、突如としてその姿を変えてしまった、そんな3日間の記録。
それが以下に記す日記なのであります。

* * *

ポイントは至極簡単で、燕。家が瞬間的に家庭崩壊の危機を迎えました、というお話しであります。

では、何で崩壊の危機を迎えたのか?と言いますと、それは「フィギュア」であります。
#つか、もっと具体的に言うと「遠坂凛」のフィギュアであります。でもこの際、それは関係ないのですが。

参考記事:予知夢? 否 正夢!!

一般人であるうちの奥さんが、自分の夫が「フィギュア」持ちであった、ということに(しかもよりによって自分の誕生日に)気が付いたショックは計り知れず、かなーり微妙な、そして気まずい雰囲気のまま、家庭崩壊の危機を迎えたのでした。

奥さん曰く

「(夫のマンガ好き・アニメ好きはある程度理解して容認してきたけど)どうしても超えて欲しくない一線があった」

とのこと。

そう、うちの奥さんにとって、「超えて欲しくない一線」とは「フィギュア」だったんですね。

* * *

さて、何をフィギュアくらいで大騒ぎしてるんだ、と思われる方も多い?と思いますので、ちょびっとだけ解説を。

僕は今でこそ自他共に認めるマンガ好き、アニメ好きでありますが、この経歴(と言うほどでもない)には空白期間があるんですね。
高校卒業後から結婚してしばらくの間、正確にはガンダムSEEDが始まるまでは封印されていたんですね。

それがガンダムSEEDを見て、(ヲタの)種が割れてしまったんですね。

たぶんZガンダムが終わったのが小学4年か5年だったと思うんですが、それからしばらくはその余韻で引っ張れて、そこから「AKIRA」とか士郎正宗先生の「アップルシード」とかにはまるんですよ。これが確か中学生くらい。あとF.S.S.とかね。

ただそこからは惰性というか、ガンダムからも離れてしまって(Gガンのショックが大きかったんだと思う)、大学生から社会人になるにあたっては、殆ど空白地帯だったと思います。
#ゆえにエヴァにもあまり食いつかないのはそういうところなんだと自分では思っています。

奥さんと知り合った頃とか、結婚した頃なんてのは、ほんとに真空地帯でしたね。

ところが、ガンダムSEEDが始まって、ガンダム魂が復活し、それからあれよあれよと言う間に(たぶんその頃から深夜アニメが増え始めた)色んなものが復活していき、今のどうしようもない自分に至るというところです。

つまり奥さんはその辺にあまり免疫がなくて、ガンダムはOKだったんですが、深夜アニメの類はやっぱり厳しかったらしく、既に燕。家では一騒動(というほどでもないけど)あって、実は今回のイベントはセカンドインパクトに相当するものだったんですね。

で、超えて欲しくなかった一線、というわけなんですね。

やはりナチュラルとコーディネータは理解し合えない運命なのかも知れません(違っ)。

* * *

ただ、さすがに僕もそりゃ奥さんがどの辺までなら許容できるか、というのはある程度探りを入れて分かっていて(ちなみにエウレカとかのだめとかはOK)、その結論として、僕もフィギュアはさすがに引くな、というのは分かっていたんです。

だから、コメント欄の返信にも「フィギュアは(妻子持ちなんで)手が出せないですね~」なんて書いていたわけですよ。


……そしたら、(もちろんその辺の背景も知りつつ)親切もにそのフィギュアをプレゼントしてくれる方がいらっしゃったわけです。


その名はシータさん


黒い、黒いよ、シータさん(笑)。
#きっとシータさんはこのシチュエーションを予想していたに違いありません。
#見事に作戦にはまりました、ありがとうございます。

その辺の関連記事はこちら。

参考記事:蒼・蒼オフ会レポート

* * *

とまあ、長い前置きになりましたが、では何故ばれたのか?この辺がポイントですね(何の?)。

ちょうど奥さんの誕生日だったので、プレゼントということでCOACHのバッグをプレゼントしたわけですよ。
これは奥さん気に入ったみたいで凄く上機嫌だったわけです。

で、今まで使っていたrusset(ラシット)のバッグをヤフオクに出そうかな、なんて話をしていて、デジカメでバッグを撮影していたんですね。
で、その画像をPCに移したときに事件はおこったのです。

いや、僕も自分が取った凛さまの画像は証拠が残らないように消しておきましたよ、カードからは。ええ、カードからは。
でもね、そこでさすがにadobeのツールに刺されるとは思わなかったんですよ。

adobeのViewerがカード画像を取り込んで、勝手にフォルダを作ってくれてるわけですよ。バックアップ風に。

そこにあったんです。

凛さまの画像が。

で、



「これ何?」



という話になったわけです。

そこからが先にご紹介した「予知夢? 否 正夢!!」の記事に繋がるわけですね。

* * *

これが3連休の初日だったために、残りの2日間というか、正味3日間は完全にこの関係性の回復に全力を費やしたのでした。

基本的にはフィギュアでドン引きしたというのもあるのですが、奥さんの不満点をよくよく理解してみると、あなたは好き勝手できて良いですね!!というところに大きなポイントがあるところに気が付いたのですよ。


マンガも小説も買う時間もあれば、読む時間も(通勤時間含めて)ある。
(財布は基本的に僕が持ってるから)DVDも買ってくるし、夜は寝静まった頃に帰ってきてパソコンしてる。
飲み会にも行き、さらにはオフ会にまでも行く(そしてフィギュアまで貰ってくる)。


改めて書き出してみると、ほんとに奥さんの言うとおり、何て勝手なんだ(笑)。
#いや、笑うところじゃないでしょ!!

子育てしてると、やっぱりそういう時間も作れないわけだし、(自分もそれを知ってるわけだから)ズルイよね!!というのが半分くらいあるっぽいんですよ。
#フィギュアでドン引きはまたそれはそれとしてあるんだけど(笑)。

ということは、ここはクレームは宝の山と言う言葉あるように、ここにこそレバレッジポイント(効果点、てこの原理でいう作用点)があるに違いない、と思ったわけです。

つまり、この3連休は奥さんに趣味の時間を作れるようにして、色んなことをさせてあげるようにすべし、という作戦に出ました。

最も効果的だったのは、うちの奥さんは雑貨が大好きで輸入雑貨は特に大好き、だからその趣味を満足させることだったんです。
#子燕。が生まれる前までは雑貨サイトを持っていて、僕のブログよりアクセス数が多かったのです。



ということで、IKEAに行ってきました。

絶対駐車場待ちすると思ったので、ここでも朝早く起きて万事準備を整え、11時くらいにはIKEAに到着、という段取り。
そのおかげで駐車場待ちもすることなく、スムーズに買い物へ。

やっぱり休日だったんで、人はたくさんだったのですが、奥さんはIKEAには平日にもう何度か来ているんで、勝手知ったるもので、色々と紹介してくれました。

子供コーナーが特に良くて、うちの娘も喜んでいたわけで、子供が喜ぶと親は嬉しいもの。
ここが勝負とみて、ぬいぐるみを2つ購入し、娘を仲間に引き込みました(えー)。

その他、色々と小物含めて購入し、今回の買い物は全部僕からのプレゼント、ということにして、IKEAを出ることに。
僕個人としても、IKEAの商品展示の仕方は、プロダクトアウトな展示の仕方ではなく、利用シーンを考えた展示になってたいのが好印象で、IKEAなかなか良いね、みたいなことを何度か言っていたら、奥さんにはそれが良かったらしく(つまり自分の好きなものを褒められると嬉しいわけですね)、またIKEAに来ようね、という感じで帰路へ。


* * *


しかし、それだけで終わらせるにはもったいないと踏んだ僕は、これから夕飯作るの(疲れたし)大変でしょ?外食しようよ、んー、焼肉行こうよ!!と提案。

やっぱり物欲を満たした後は、食欲、ということで一路焼肉へ。
#もちろん特上攻勢です。

ここでも量より質作戦で、ご機嫌は上向き。
そこから家族で散歩しながら帰って、何となくいい感じに。

家に帰ってきてからは、デジタルビデオを取り溜めていたので、それの整理がてら、娘の小さい頃のビデオなんかを見始めたのですが、これがまた(二人とも親バカで)娘が可愛いわけです。
#もちろん最近の子燕。も見て可愛い、はうぅー、お持ち帰り~☆状態なわけです。


ということで、お風呂から上がる頃には奥さんも結構優しくなっていて、何となくこの問題、解決!!みたいな感じになりましたよ。


* * *


やっぱり何と言うか、奥さんもここではっきりさせる、とか、詳しく話を聞かせて、とかやってこないんですね。
これって、それをやっちゃうと後に引けないというか、互いに根をつめて話を始める、とかやっちゃうと、余計こじれちゃう。
お互いそれを分かってるから、最後までは行かない。

けれども不満は残る。

だから、その不満点は解消してあげる。

で、子供が機嫌よければ尚良し、みたいな。
#結局子供に助けられてるけどね!!

うやむやが一番!!
#うん、イイコト言った(違っ)。

まあ、これで奥さんが僕に持つ不信感は増大したことは確かなんだけれども(笑)、かといって、ドン引きの事実は事実としてあるんで、行動は控えめにしたいですよね。

だから、次のオフ会ではフィギュアプレゼントとか、ほんと勘弁してください。
#ってそれは誘ってるのか!?

結婚生活が続くにつれて、時限爆弾も増えていくわけですが、次にいつどの爆弾が破裂するのか分かりませんね~。

というわけで、どの爆弾が破裂するのか、今後の展開にご期待ください(えー)。

皆様、お騒がせいたしました。