蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

ハチミツとクローバー 第10巻<最終巻>

2006-09-09 00:12:20 | コミックス 感想
このときが来て欲しかったような、来て欲しくなかったような…。


『ハチミツとクローバー』第10巻、そしてそれは最終巻、購入して参りました。
#以下、未読の方はご注意ください。


* * *


ああ、好きさ

大好きさ!!



……青春じゃああああああああ。・゜・(ノД`)・゜・。


青春様が来おったああああああ。・゜・(ノД`)・゜・。


青春様に乾杯じゃああああああ。・゜・(ノД`)・゜・。




うんうん、よかよか。・゜・(ノД`)・゜・。

前巻の大波乱の展開にどうなることかと心底心配しておりましたが、やはりハチクロらしい、前向きで、温かで、そしてどこか切ないあの雰囲気、最後まで素晴らしかったと思います。

なんつーか、こうやっぱり、最後のカットが竹本というのがぐっとくるというか、この物語は色んな登場人物が登場していく中で、やっぱり竹本のどこか普通で、一生懸命で、そしてひたむきなところが読者との距離感をきちんと保っていてこの作品のバランスを上手くとってくれたんだろうな、やっぱり竹本がいないとな、なんて思っちゃいます。
#たぶん、だからみんなで鍋をして、竹本が卒業することを意識したときに涙が出ちゃうんだろうな。

何より全員がそれぞれの壁をそれぞれの方法で乗り越えて、踏ん切りをつけて、前を見て歩き出した、そんな光景がやっぱりハチクロらしくて良かったなぁ。

あー、僕も頑張らないとな(って何をだ、青春か?いや、もう遅いって)。

…と、読み終えた後に、自分の心に何かを残してくれて、頑張ろうと思える、そういう作品は大事にしたいですね。
欲を言えば、彼らのその後についてワンカットでも観てみたかったところですが、それは贅沢というものかもしれませんね。

はい、ということで、ハチクロは終わってしまいましたが、


――オレは ずっと考えてたんだ
うまく行かなかった恋に意味はあるのかって

消えていってしまう もの は
なかった もの と同じなのかって…

今ならわかる

意味はある

あったんだよ ここに


。・゜・(ノД`)・゜・。

良い終わり方でしたね。
ハチクロ、大好きです。

ハチミツとクローバー 第10巻