蒼穹のぺうげおっと

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交響詩篇 エウレカセブン DVD 第10巻

2006-04-26 00:16:48 | エウレカセブン
クテ級コーラリアンのように消失するんじゃないかと思っている燕。です、こんにちは。

* * *

交響詩篇エウレカセブンのDVD第10巻が届きました。

交響詩篇エウレカセブン DVD第10巻



本編終了から大分経ちましたが、個人的にはまだまだ余韻に浸っている交響詩篇エウレカセブン。
エウレカセブンのDVD、実は今まで購入してきたDVDの中でいつも届くのを一番楽しみにしているDVDなんです。

何故か?

以前から何回か紹介はしているかもしれませんが、DVDのライナーノーツ、これが個人的に大好きなんですよ。
デザインも凄く好きなんですが、何よりも毎回、毎回、制作スタッフの方々のインタビューが充実している、これに尽きるんですね。

今まで購入してきたDVDでここまで制作スタッフの方のインタビューが掲載されているというのを経験したことがありません。

こういったインタビューのおかげで本編を何倍も楽しめた気がしますよ。

さて、第9巻のインタビューはメイン脚本家4人衆のうち、大野木寛さんと野村祐一さんでしたが、今回第10巻のインタビューは4人のうちの一角、菅正太郎さんと、第26話「モーニング・グローリー」を書いた大河内一楼さん、そしてアクペリエンス・シリーズ並に印象的な第16話「オポジット・ビュー」の小中千昭さんでした。

やっぱり脚本を書いた人たちがどんなことを考えて書いていたのかを読むのは面白いですね~。

特に菅さんのインタビューは個人的には興味深かったですね。
インタビューの中で、交響詩篇エウレカセブンという作品は自分にとってはクテ級のイメージそのもので、大きく膨らんで、放送終了とともにシュっと消える、という表現をしているんですが、これが言い得て妙だな、と。
#そして様々なスタッフの方の思いがクテ級よろしく、そのままの大きさで出現したのがエウレカセブンだ、というのがまたこれも言い得て妙だな、と。

菅さんはまだまだ自分の中でこの作品が膨らんで行っている、と書いているのですが、これは僕ら視聴者にとっても同じなのではないかな、なんて。
#少なくとも僕にとってはそうかもしれないです(笑)。

また、菅さんは改めてエウレカセブンという物語は「レントンがゲッコーステイトの中に入り、エウレカと共に、巣立つ物語でもあります」と語っていて、ここも自分が感想を書いてきた中で、このラインを外すことなく感想を書いていこうと思っていたので、改めて満足感がありますね。

……とまあ、ちょっとピックアップしただけでもインタビュー記事って作品を楽しむうえでやっぱり良いなぁと思うんですよね。

つか、大河内さんがボツにしたモーニング・グローリーのエウレカとギジェットの会話、見たかったな~。

あと、小中千昭さんの年齢は予想外でしたよ。
ただあのインタビュー読んで、ああ、だからそういうつくりになったのか、とここでもまた改めて納得なのでした。

うん、やっぱりまだまだエウレカセブン、僕の中では終わらないみたいです。


■DVD10巻に収録されている物語

第35話 アストラル・アパッチ
「Tiger track」にあわせて超・低空でキャピトルヒルに突っ込むオープニングは圧巻。
「Ninety Three」にあわせた909の戦闘シーンも圧巻。
何よりエウレカとレントンを見つけて嬉しそうに小走りするノルブ師にニヤリ(笑)。

第36話 ファンタジア
ホランドとダイアンの初恋の物語と、それと対比するかの如く描かれる現在進行形のレントンとエウレカの初恋の物語。
電話ボックスからドキドキしながら電話、身に覚え有り、そんな世代です、自分(笑)。

第37話 レイズ・ユア・ハンズ
感想でも書きましたが、シンプルに捉えるのが「吉」の回。
ライナーノーツの解説でも「思考はエネルギーであり、世界を変える力がある」ということさえ分かれば大丈夫、とあるようにシンプルに再構成すると面白い。
つか、今観るとかなり面白いと思いますよ。

第38話 デイト・オブ・バース
個人的に傑作だと思っているエピソードの一つです。たぶんベスト5に間違いなく入る、そんな感じ。
コメディータッチから物語の核心へ迫る手法、そしてレントンとエウレカの物語への導入をホランド、タルホから伝えていくというのが秀逸。
まさにエウレカにとっても、レントンにとっても父親を発見した、そんな「デイト・オブ・バース」。
僕はこのエピソードが大好きなのです。


交響詩篇エウレカセブン DVD 第11巻