蒼穹のぺうげおっと

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ノエイン もう一人の君へ 第21話 「マボロシ」 感想

2006-03-09 00:34:59 | ノエイン
ぬあぁ、どうなっちゃうのよ、これ。

毎週、毎週、密かに楽しみにしているノエイン。
今週も期待を裏切ることなく、何かもう僕なんかがヘタに感想書かないほうがいいんじゃないか、とか思っちゃいますよ。

* * *

現在の時空、未来の時空の一つシャングリラ、どちらも大変!!な状況になっちゃいましたが、やっぱり予想通りシャングリラ、いや、ノエインの現状にもその時空のハルカの存在が関係していたんじゃないか、消えたハルカの存在の悲しみを乗り越えられなかった存在、それが未来のユウであり、カラスであり、ノエインだったんじゃないか、なんて思ってるんですが、いよいよ大詰め、次週予告も気になりすぎるし、どうなっちゃうのよ、いったい。

つか、アトリん!!美味し過ぎだろ、君は(笑)。

* * *

で、トビくんっ!?

おいおい、トビくんは語り部だから、なんて油断してました。
語り部は語る物語が無くなったらお役ゴメンではないか!!とか余計なこと考えちゃいましたよ。
ひえー、存在の不確定さに視聴者は怯えまくりです。

そんな僕は今、トビくんと同じ姿勢でキーボード叩いてます(あんなスピードではないし、ノイマン型ですが(笑))。
#つか、ファフナー(RIGHT OF LEFT)のサントラ聞きながらやってるんで、そっちに意識が存在が流されそうです、否、存在が不安定になってます、僕の。
#いやー、これ良いわ、ほんと、良いわ(サントラ)。

* * *

ついに明かされたハルカの未来(過去にあらず)。
これまた衝撃であり、納得であり、切ないって感じですよ。

* * *

量子論の不確定さを引き合いに出して難しい内容を呈しているとは思いますが、恐らくそれは主題を浮かび上がらせるためのギミックだと思うんですよね。
赤根監督は「自分探し」と仰っていましたが、未確定で不安な未来に対して、どうやって自分を認識していくか、それは一人でじゃなくて、大切な相手を認識する、ということなんじゃないかな、と思うんですけどね。
ユウが抱く現在への不満なんていうのも、恐らく誰しもが抱えた経験があるものかもしれないし、何となくメッセージとしては流されるな、自分をちゃんと見るんだよ、不確定な未来に怯えるんじゃなくて、今を自分をちゃんと大事にしようよ、大人になったら懐かしくさえ思うよ、みたいな感じなんじゃないかな。

* * *

だから、ハルカがユウとカラスと手をつなぐシーンに意味があるんだと思うんですよね。
これから生きていくうえでネガティブ要素なんて山ほどある。
けれども、そういう中で絶望していくんじゃなくて、自分の進みたい未来を見据えられるか、というのがラストへ向けてのテーマみたいになってくると面白いな、と。

それにしても次週の予告は気になりすぎ。
ネガティブ要素の未来を見せられる、という形なのかもしれないけれど、時空の放浪者(ひょっとして黛博士?)の言葉の通り、自分の描く未来をハルカには見失わないで欲しいところですね。

しっかし、ファフナーのサントラは良いな(って結局それかい)。

ノエイン もう一人の君へ DVD第2巻