蒼穹のぺうげおっと

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ノエイン もう一人の君へ 第19話 「オモイデ」 感想

2006-02-23 01:30:09 | ノエイン
今回は先週の第18話「ワルイユメ」に対するアンサーの回だったですね~。

第18話「ワルイユメ」の感想で、量子論を引き合いに出しつつも、本質としては、大切な人をきちんと認識することでこれは現実なんだよ、と改めて認識していくプロセスがこの作品の妙味だと思う、と書いた部分が今回はそのまま描かれた、という感じだったので、個人的には結構満足でした。

忘れたり、忘れられたりする不安、それが存在の不安定さを知ってしまったハルカがそれに直結して自分の存在自体に不安になってしまう(ここは視聴者も存在の不安定さを知ってしまっているのでハルカと同じ不安を抱えるわけです)。

けれども、ユウがしっかりとハルカと最初の出会いを覚えている。

忘れてしまうこともあるけれど、忘れないこともある。
#ここで冒頭の郡山さんの話ともオーバラップされるところですね。

やっぱり大切な人のことをちゃんと認識することで、きちんと自分はここにいるよ、あなたはここにいるよ、と確認できる。
ここがこの作品の隠れた面白さなんですよね。

だからハルカとユウが手をつなぐシーンは、これまでの量子論を引き合いに出していたことに対するアンサーになってると思うんですよね。
あのシーンはエウレカセブンのレントンとエウレカが手をつなぐシーンばりに良いですね。

また、これに関しては暁の空さんが紹介されていたWebアニメスタイルの赤根監督のインタビューが面白かったですね。

・赤根監督インタビュー(1)
・赤根監督インタビュー(2)
・赤根監督インタビュー(3)

この中で量子論について触れているんですが、僕は殆ど量子論については分かってませんけど(笑)、量子論と自分探しの話を赤根監督がしていて、これを読んで個人的には満足でした。
僕がノエインを好きなのはこの辺にあったんで、方向性が合ってて良かったな、なんて。

そういう意味ではノエインを好きな理由の一つ、雰囲気についても作画含めて大分言及されていたので、大分納得しながら読んでました。

さて、一番気になるアトリくんですが……、来た(笑)。
先週の感想でも、アトリくんにはもう一度活躍して欲しいと思っていたので、あのはっちゃけアトリくんが帰ってきそうでドキドキです(笑)。
でも妹スキー属性は継続してくださいね(えー)。

ノエイン もう一人の君へ DVD第2巻