蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

ノエイン もう一人の君へ 第18話 「ワルイユメ」 感想

2006-02-16 00:00:42 | ノエイン
面白いなぁ、ノエイン。
ほんと面白い。

ちょっと万人受けするかどうかは自信ないですが、個人的には大好きですね、これ。

今回はシャングリラからの遊撃艇が登場してくるあたりの場の転換とか、そこからハルカが徐々に覚醒しつつあるシーンとか、かなり興奮って感じでしたよ。

また本編では、もし本当は自分が誰にも認識されなかったら?みたいな、ひょっとするとハルカたちの年代あたりで考えてしまうこともあるかもしれない、そういう部分を量子力学の考え方とマッチさせてきてるあたりが妙に面白いんだよなぁ。
#ハルカが8mmに拘ったのは自分の存在を確認したいっていうのが大きいんだろうなぁ。

観測されることで初めて過去・現在・未来が確定される、逆に言えば観測されなければ常に存在は可能性の世界・確立の世界に過ぎないという不安定さ。

こういう量子力学の考え方を、ハルカとユウを中心として、大切に想っている人のことを認識することで、それは仮想でも確立の世界でもなく、現実なんだよ、と認識していくプロセスの対比がこの作品の妙味のような気がしますね。
#むしろこれは監督の思春期における存在の確かさ・不確かさに不安を覚えた実体験から、量子力学を演出のギミックとして捉えて作られた物語なんじゃないかと思えるほどです。

つか、それって対比じゃなくて、人を想って互いに認識するってことは=観測して認識するってことと微妙に同義なんだよね。

ということで、この独特の世界観に完全にハマッテシマイマシタ~。

……と、そんな僕が今、京極夏彦の『姑獲鳥の夏』を読んでいて、関口くんが京極堂に量子力学を引き合いに出されて自分の存在の不安定さに不安を覚えるところを、このノエインの放送のタイミングで読んでいることは単なる偶然ではない!!と言いたいですが、思いっきり偶然です。

とりあえず、世の中に不思議なことなど何もないのだよ、カラスくん、とか言ってみたい(それだけかよ)。
#いや、アトリくん、でも可だと思う(余計意味ないし)。
#あ、でも、世の中には不思議なことなど何もないのだよ、トビくん、が一番良いね(逆に説教されそうです)。
#もしくは郡山さんで、最後を内田ちゃん、にするのも良いね(終わらないよ)。

つか、次週予告、気になりすぎ。
郡山さん!!

……アトリには是非とも第3人格((前のアトリ+今のアトリ)/2(でもやっぱり妹好き)くらいのレベルで)出して、また活躍して欲しいなぁ、と密かに思っております。

ノエイン もう一人の君へ DVD第2巻


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おもしろいですよね、私もノエイン大好きです (Radiotom)
2006-02-18 00:17:04
BB配信で、やっと一歩手前まで追いついた感じです笑。リアルタイムは見れないので週遅れになってしまいます。



しかし、ノエイン、オモシロイですよね~。雰囲気的・趣味的にはエウレカよりも好きかもしれません。

(ただ、自分が中井さんと鈴村さんが好きだというのもある笑)



話も割りとキッチりつくってあるし。ノエインは各話のブリッジ・ヒキが凄くうまいですよね。絶対来週見たくなるようになってるし、各話、各話の連環が凄くうまい・・・。好きなシーンがこの時点でもいっぱいありますが、フクロウとカラスが決戦する前に、元の自分達の名前で「変わってないなユウ・・」とか呼び合って、最後別れ際にコードネームでの呼び名に戻るシーンが、忘れがたいです・・・。



実は私はSF少し苦手なんですが笑。エウレカとノエインやファフナーはそれを越えた、物語としての普遍的に素晴らしい部分があるのでジャンルとか関係なく魅かれます。



燕さんのお奨めして頂いた本、頑張って読んでみます笑。
返信する
雰囲気が良い、良いです (燕。(管理人))
2006-02-19 06:48:55
>Radiotomさんへ

BB配信万歳な世の中ですよね~。

おかげで僕も見逃してしまった12話を補完できましたもん。

#つか、一番盛り上がった12話見逃すってどうよ、自分。

やっぱりノエインは雰囲気が良いですね~。

後はやっぱりSFであろうがなかろうが、お話がきちんと作られている(結果としてSFは演出のためのツールになっている)という作品は大好きですね。

#ファフナーしかり、エウレカしかり、です。

ちなみに僕も鈴村アトリは大好きです(笑)。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。