蒼穹のぺうげおっと

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交響詩篇 エウレカセブン 第32話「スタート・イット・アップ」感想

2005-11-27 09:18:25 | エウレカセブン
今週は完全にアクセルじっちゃんに泣かされました。
Aパートのラストシーンでは涙で画面が見えなくなるし、ラストの手紙のシーンでまた泣いてしまったりと、既にアクセルじっちゃんは存在するだけで涙を誘う存在にまでなっています、僕の中で。

ニルバーシュSpec2のお披露目には第1期OP Flowの「DAYS」がかかったりと、演出的にもばっちりだった今回、またしても満足な30分でした。
やっぱりこの物語はレントンとエウレカが「手をつなぐ」、これに尽きると思うのですよ。

本編のほうはデューイの計画が徐々にステップアップしていきそうな気配が濃厚だったり、ドミニク&アネモネのコンビがどうなっていくのか?この辺が非常に気になる様相を呈してますね。
特に今回完敗したアネモネがどうなるか?この辺が楽しみです。

■受け取れ!レントン!!

もう既にレントンの友達3人とアクセルじっちゃんの会話の時点から涙腺はうるうるとしてました。
「バイバイ」のあたりで既に。

ふっ、ついこの間まで寝小便タレとった赤ん坊が
いつからだったかのぉ
わしに手を引かれんでも歩けるようになったのは

あっという間だ、はっ
ほんとうにあっという間だった



。・゜・(ノД`)・゜・。


じきに奴も大人になる
もうわしなんぞが手をかけんでも
わしがかまってやれるのも これが最後なんじゃぁ

最後にあのボードを届ける
必ず届けるんじゃ



。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。


受け取れ!
レントーン!!


。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。


このエウレカセブンという作品はサブキャラをきちんと立てている作品だと思っていて、それがまたこの作品を面白くしている理由の一つだと思っているのですが、その中でもこのアクセルじっちゃんが担う役割、存在感というのは少なからぬ影響度があると思うのです。

それは頑固ではるけれども作中の良心であったり、ときには厳しいけれどもその実、内面に秘めた優しさだったり、作品の中で大人が背負う役割をその存在だけで描いてくれている、そんな人物なんじゃないかなと思うんですよね。

第3話ではいつまでも子供だと思っていた孫の旅立ちを見送って、そして今回では約30話を経て、ニルバーシュのスペックアップしたリフボードを要求するまでに成長した孫に、自分がしてやれること、残してやれること、それを誇りを持って自分の仕事を全うする姿勢に、親として、また技術職として感動。

本編のコーラリアンや謎なんかは関係ない、そもそもエウレカとレントンの恋模様とも関係ない、そういうアクセルじっちゃんなんだけれども、だけれどもやっぱりレントンに自分の誇りと想いを届けようとする熱いその姿に感動。
やっぱりアクセルじっちゃん、最高です。・゜・(ノД`)・゜・。。

■ニルバーシュSpec2

ボードは絶対に来る
絶対に!!


じっちゃんを信頼するレントンが熱い

ねだるな
勝ち取れ
さすれば与えられん

おれ信じてる
じっちゃんのこと
信じてるから!!


迫り来るジ・エンド
迫り来るアネモネ

そこに到来するじっちゃんのリフボード!

受け取って飛行形態へ!!

板野サーカス(レーザー版)をかいくぐり、Flowの「DAYS」とともに爆炎の中から登場するニルバーシュ!!


カッコいいーーーーーー!!!!!


戦闘シーンは作画に仲田さんも入っていたのでさすがの最高クオリティ。
一度は完敗したジ・エンドに対して圧勝。
Spec2のお披露目としてはこれ以上無い相手でしたね。
存分に堪能できましたぁ~。
#「DAYS」もまさに「スタート・イット・アップ」に相応しい、まさに始まりに相応しい、素晴らしいっす!!


セブンスウェルではないあの現象。
エウレカとレントンだから発現させることが出来るあの現象。
やっぱりこれがラストまで鍵を握りそうな予感ですよね。

結局アネモネにしても、レントンとエウレカにしても当初の目的は完遂することは出来なかったし、エウレカはゆえにアネモネを退けても(結局はコーラリアンは現出し1246秒の悲劇が起きたから)辛そうな顔をしていたわけですが、でもそこで、

お願い
手を 手を握って


この二人はやっぱり良いことがあっても、辛いことがあっても、ずっと手をつないでいて欲しい、この二人の手が世界の命運を握るのかもしれないけれど、御伽噺ようのな物語なのかもしれないけれど、確かなことはこの二人が手を握っている、これだけは変わらないで欲しいんですよね。

良いことも悪いことも二人なら乗り越えられる
それがやっぱりエウレカセブンなんじゃないのかな。

■じっちゃんの手紙


かくいうわしも この町から離れねばならなくなった
しばらくはあちらこちらとのんびりするつもりだが

いずれは必ずベルフォレストに戻るつもりだ
戻って待っておる

お前があのお嬢さんと一緒に帰ってくるのを
ずーと待っておる



。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。

うわーん、これって視聴者の願いそのままなんじゃないの。・゜・(ノД`)・゜・。
少なくとも僕は、レントンとエウレカが手をつないでベルフォレストを訪れることを願ってやまない一人ですよ。

最初っから最後まで、アクセルじっちゃんに持っていかれた感じがしますが、悪い気は全くしません。
むしろアクセルじっちゃん、ぐっじょぶです。

あー、また日曜の朝から泣いてしまいましたよ。

■エウレカとアネモネ
今回の少年とエウレカのやり取りは、きっとそういう描写入るんだろうなと思いながら観ていましたが、やっぱり辛いですね。
#演出的には今回の1246秒の悲劇を再度描写するんじゃなくて、少年の回想からそういうことがある、と描写するのは上手いなと思いました。
基本的にエウレカは贖罪の意識に悩まされることになってしまうんだろうけど、またそれがラストあたりにどう作用してくるかがポイントになってくると思うんだけど、ゆえにやっぱりレントンの存在っていうのが大きくなるんでしょうね。
御伽噺なのかもしれない、けれども、やっぱりこの二人にかけてみたい。

対するアネモネ。
結局薬を使われて人格が変わってしまうのですが、先週のアネモネの歌がやっぱり気になりますね。
また今回は一方的に負けてしまったので、このままで終わるわけはないと思いますし、是非ともバージョンアップして欲しいところ。
そしてドミニク。
アネモネに何か作用する、アネモネをどうかして救ってあげられるのは、やっぱりドミニクしかいないと思うんですよね。
やっぱりレントンとエウレカだけじゃなく、ドミニクとアネモネ、やっぱり物語の鍵はこの二人も握っていると思いたいですね。
#アネモネが舞-乙HiMEのニナちゃんとかぶるんだよね(笑)。


交響詩篇エウレカセブン
DVD第5巻
2005/11/25発売
第15話~第18話を収録