5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

馬場の差

2007-03-03 21:50:00 | Weblog

夕方の路地に沈丁花が匂う。冬のダフネ(英名)というが、これはまさに弥生三月の香りである。



土曜の万歩は中京競馬場にした。今シーズン最初の競馬があるからだ。野芝と洋芝のミックスしたターフコースは遠目でみても緑がまぶしい。9レースから12レースまで2時間たっぷり、パドックと券売場とコース前を行き来したが、ビギナーズラックはすでに過去の話、結果は負け越し。それでも4レースの内2レースの事前読みが当たった。馬連の払い戻しは少額だったが自分の読んだ馬が上位にはいったときはやはりアドレナリンが湧き出すようで嬉しい。



ビジネス雑誌で読んだ「投資と競馬」についてのコラムに曰く「情報の価値はその使用頻度に反比例する」とある。大勢が取り入れる情報ばかりに頼らず、独自の情報ソースをもっていないと「投資も競馬も」ヒットしないということだそうだ。どうしても勝ち馬に目がいく中で、ハイペースで先行したのに僅差で負けた馬の本当の強さに注目していないと勝てないというわけだ。なるほど。予想紙の◎〇△▲を鵜呑みに馬券買いを続けるようでは駄目なのである。 



このコラムはアンドルー・ベイヤー(マイオールドケンタッキーホームという競馬エッセイの日本語訳がある)の「スピード指数」なるものにも触れていて、「馬場の差」に注目せよとも云う。コース内側が走り易く外側が走りにくいコースがあれば、その逆のコースもあって、その差をいかに巧く把握してコース取りの判断だ出来る騎手かどうかで勝ち負けが決まるのだ。武豊はそこらへんが天才的なのだろうか。フムフム。中京競馬場のコース柵まで行って綺麗な春の芝を見渡してみたが素人に微妙なアンジュレーションが見えるわけもない。読み作戦を変更してもう少し興奮の度合いを高めてみたいとも思うが、この「馬場差」を知っている競馬通は近くにいないものか。




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