5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

ソックスと額面広告

2007-04-11 22:05:32 | Weblog

女学生の足許にふと目がいった。短ソックスをしっかりふくらはぎに合わせて穿いているではないか。電車の行き帰りにイヤラシク思われない程度に観察したが、あれだけ長い流行だったルーズソックスが見当たらないのだ。新学期だからすこし真面目なスタイルを試しているのか、それとも旧ファッションに戻ったのか。いずれにせよ、スッキリした足許は気持がよいものだ。



車内の観察は足許から窓枠をそって上にあがり、額面広告で停止する。4月は各社の広告予算も新年度だろうから、新しいスポンサーは何処だろうとおもってじっくりと一車両全体を眺め渡してみる。車両両側にある広告は全部で58スポンサー。それでも7割くらいの埋まり具合か。



額面は吊広告に比べて掲載期間がながく割安だから広告はけっこう集まるだろうとおもうのだが、実際はそうでもなさそう。比べて高額な吊広告は名鉄本体の企業PRや遊園地案内が大半だが、USJやスターバックスなどのナショナルブランドの広告もちらほら眼につく。



さて、額面広告にはどんな業種業態が広告主なのだろうとメモしてみた。58枠のうち、一番多いのが教育関連で10社(17%)である、大学が2、専門学校が5、そして英会話学校が3の構成。職業教育へのちゃっかりした興味が強いのは理解できる。二番目の業種は住宅関連と食品それに人材派遣でそれぞれ7社。景気の回復を狙ってかマンションの広告が多く目をひく。食品は腹にいれるヘビーなものより健康効果をうたったドリンク類のスポンサーが多いようだ。マンパワー不足なのかWEBサイト専門の派遣業者も2社ある。



金融は6社。いろいろ云われながら、グレー金利の金貸し広告も4社が健在で市中銀行よりも幅を利かせている。あとは海外旅行、携帯電話、ブライダルといった若者マーケットを狙っての定番広告が並ぶ。家庭の警備、遺品の整理、労働相談など今の社会ニーズを上手くビジネス化しためずらしいスポンサーも見つけられた。



額面広告の多くはローカルブランドだから、この地方を訪れた旅行者にはおもしろかろうとも思う。一方で、中部空港から名古屋までの空港路線はこうした外からの利用客の目に触れやすい訳だから、もう少し系統だった惹きつけ方もできそうだ。自動車やセラミックスや酢といったご当所の一流ブランドをスポンサーにつけて、行きと帰り2回の乗車で地場産業のイメージ訴求を行うことは企業だけでなく名古屋をPRする絶好のチャンスだと思うのだが。




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