6日のコロナ状況、全国で1670人(延810097人)の感染と22人(累14902人)の死亡が確認された。愛知県では52人(延51368人)の感染と2人(累976人)の死亡の発表があった。
東京都は513人の感染。前週同曜日を上回る感染が17日連続という芳しくない傾向値である。五輪開始まで17日だが、コロナが落ち着く様子はない。
「7月は過去最長の梅雨になりそう」だというツイート。6月は上空の高気圧が梅雨を抑えてきていたソウルだが、やっと遅い梅雨が始まり、今日6日から13日までは連続して雨だという韓国気象庁の予報である。
ソウルより早めの(といっても日本に比べればずいぶん遅い)3日に梅雨入りした南部の済州島からは西帰浦のアジサイ畑が写真レポートされている。
そんな済州島の話題を中日ソウル特派員氏が今週の「世界の街海外リポート」に載せている。題して「ニュース砂漠を実感」。
日本各地には特徴のあるローカル新聞があって、それぞれの土地の生活、政治や経済の問題などを俯瞰できると考える特派員氏は、これまでも地元紙を直に手に取って読むようにしてきた。
韓国でもこれができるかと済州島出張時に地元紙探しをした。人口60万以上の観光都市西帰浦には地元日刊紙は6紙もあるというから期待したのだが、コンビニにもスタンドにも売られておらず、ホテルのロビーにも置かれていなかった。
ネットで調べると新聞配達店がある。ここなら売ってくれるだろうと30分歩いて出かけた。ところが、店は消えて、後は居酒屋に衣替えをしていた。
タクシーの運ちゃんはこういう。「あそこが閉めたのは去年かな。ウチでも10年前までは新聞を取ってたけど、いまじゃあこれで充分さ」これとは現代人の必需品、スマホである。
アメリカでは中小地方紙が廃刊して行き、各地に「ニュース砂漠」が拡がっているというが、韓国でも情報の砂漠化が起きていると痛感したと、特派員氏は書いている。
中日という大ブロック紙が頑張る名古屋エリアではあるが、新聞離れはここでもまちがいなく進行している。
新聞宅配など解約してスマホを朝刊代わりにする西帰浦のタクシー運転手のようなサラリーマンはたしかに多そうだ。140文字のニュースツイートを斜め読みして、わかったような顔をしておけば、恥をかくこともない。一国の首相から小学生までそれこそ文字通り「一億総スマホ」になりそうな様子の日本という国柄。ちっぽけなローカル新聞の行方など心配する人はもうほとんどいないのではなかろうか。
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