ぼちぼちやりま!

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず、静かに時の来るのを待つ。

オリエント急行

2009-08-26 12:53:34 | 日記
アガサ・クリスティの推理小説で有名な「オリエント急行」が、今年12月12日午前8時59分にストラスプールに到着する列車をもって廃止されるらしい。交通手段の発達やコスト高などで観客が離れたのが理由で126年の歴史に幕を下ろすとのことだけど、おそらく世界中を駆け回ってるこのニュース、間違いなく最終便までもう予約満席だろう。
「オリエント急行」というのはいっぱいあって、イギリスやフランス、アメリカ、中国、インドもあったと思う。オリエント急行の前に、イースタンとかアメリカン、チャイナなどをつけた観光列車である。

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アガサ・クリスティは、だいたい6カ月を一作のための実施設計期間にふりあてて、100冊以上の作品を次々にこなしていった。
『アクロイド殺人事件』では、犯人を語り手の「私」にしてしまい、『そして誰もいなくなった』では、登場人物全員が「10人のインディアンボーイ」の童謡になぞって殺されていく・・・。

この『オリエント急行殺人事件』は、豪雪で立ち往生した列車のなかで起こる密室殺人事件である。同乗者全員にアリバイが成立しており、事件は混迷のきわみに達するが、果たして偶然に乗りあわせていた名探偵エルキュール・ポワロの灰色の頭脳が導き出した結論は・・・?

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女房がオリエント急行の食堂車の様子をTVで見ながらぶつぶつ言ってる、
「一生で一回でエエから、のってみたいな~」。
何回聞かされか、この一生で一回という言葉。
もし、アガサおばさんが聞いたらどんなオチを用意するのやろう?