消費期限終了

リタイアーのよもやま話

血糖値を下げる奇跡の食事法(糖質制限食)

2009-12-27 23:15:07 | 健康
文芸春秋 SPECIAL 2010 季刊冬号

こころとからだの処方箋 健康への道


この特集で、わたしにとって大変興味深い記事があった。


「血糖値を下げる奇跡の食事法 宮本輝」である。


以下、抜粋。


いまでもよく覚えていますが、2008年3月20日のことです。

昔からの友達である推理作家の鏑木蓮さんとお会いする機会があって、糖尿病で困っているという話をした。

そうしたら鏑木さんが、「え、輝さんも? 僕もなんです。でも、あんなの完璧にコントロールできますよ」と言う。

薬も飲まず、インスリンも打たず、好きなものを食べて、お酒も飲んで、完璧に糖尿病をコントロールする方法がある、それが江部康二医師(京都・高雄病院理事長)の提唱する糖質制限食だ、と言うんですね。

炭水化物はいかんと。ご飯も麺類もいも類も食べるのをやめなさいと。

ポテトサラダをおかずにご飯を食べるなんて滅相もない話だと。

日本酒やビールといった醸造酒もダメ。その代わり、肉や魚、玉子、チーズはOKだし、糖質を含まない蒸留酒のウイスキーや焼酎なら飲んでいいと。鏑木さんはこう言うわけです。

そして江部さんのブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」を教えてくれました。

最初はやっぱり疑ってかかりましたよ。

僕らはお米の国の人間ですからね。離乳食の重湯から始まって、ずっと炭水化物、糖質を摂取して生きてきたわけだから。

ご飯を食べない、麺類を食べないなんて、そんなことが果たして自分にできるのかと思いましたし、そもそも医学的に正しいことなのかどうかも疑問だった。

それで江部さんのブログを読んでみたんです。過去ログにも全部目を過しました。

すると、非常に納得がいった。

自分の病院で糖質制限食を取り入れるようになった経緯や、なぜ糖質を制限すべきなのかを人類の歴史を辿りながら解説してあるものを読んで、これなら信頼できると思ったんですね。

江部さん自身が糖尿病の患者であるのも説得力があった。


という文章があった。

とんでもない方法であった。

わたしも6月の定期検診で、糖尿病の疑いをかけられた。そして血圧も高めである。

そこで、必死になって痩せようとしてきた。当時からすると、5㎏ほど痩せたと思う。

しかし、まだ、腹部に脂肪が残っている。なんとか、この脂肪をとりたいと思っているのだが、なかなか思うようにならない。

今回、このような記事に出会って、大変喜んでいる。


この特集では、 宮本輝氏の記事の次に、この提唱者の江部康二氏の「宮本さんの身体はこうして変わった」という記事があった。

とても、論理的でわたしの多くの疑問への答えが載っていた。

大変、貴重な資料に巡り合って、喜んでいる。

次年度の定期検診が楽しみである。

なかなか減らすことのできない腹部の脂肪がどれだけ減るのか楽しみにしたいと思っている。




貧困と格差が拡大=食料補助受給8人に1人

2009-12-27 11:01:36 | 経済
ヤフーのニュースである。



貧困と格差が拡大=食料補助受給8人に1人-金融機関の高額賞与は復活・米

12月26日14時41分配信 時事通信

【ワシントン時事】米政府の「フードスタンプ」と呼ばれる低所得者向け食料購入補助制度の受給者数が長引く不況で最高記録を更新、3700万人に達したことが26日までに、分かった。

巨額の公的資金を注入された大手金融機関が息を吹き返し、数千万円の高額賞与を復活させる中で、米国人の8人に1人が空腹と闘う格差がある。
 
フードスタンプは1964年にジョンソン大統領が生活困窮者の食料購入を補助するために制度化した。

受給資格は4人家族の場合、月額総所得が2389ドル(約21万円)未満。一世帯の月平均支給額は2009年9月時点で約292ドル(約2万7000円)。
 
農務省によると、受給者は08年度に2800万人を突破し、今年9月には前年同期比558万人増の3700万人を記録。

10カ月間連続で過去最高記録を更新した。現在も1日2万人のペースで利用者は増え続ける。 





全米15%世帯が食料不足=不況直撃、子供の飢えも急増

【ワシントン時事】米農務省が16日発表した2008年の食料安全保障報告によると、全米の14.6%に当たる1714万世帯が、同年中に収入不足などから家族全員に十分な食事を与えられない「食料不足」を経験したことが分かった。

前年比で3割強の増加で、1995年の調査開始以来で最悪。
未曾有の経済危機が国民生活に深刻な影響を与えている実態が浮き彫りとなった。
 
報告は、子供の食事まで制限せざるを得ない世帯が50万6000世帯に達し、前年比56.7%も増加していると指摘。

「通常は保護されるはずの子供まで、食料を確保できないケースが増えている」と警告した。(2009/11/17-10:21)



世界の貧困率で、先進国ではアメリカがトップであった。

100年に一度の大不況、ダメージは計り知れないようだ。

ところで、同じデータで日本は、先進国ではアメリカに
ついで、2位だった。

この状況が、何時の日かの日本の話しになるはずだ。








英国の高齢独居男性100万人に新たな社会問題化

2009-12-27 09:04:45 | 老後
ヤフーのニュースである。

英国で60歳以上の高齢独居男性の数が初めて100万人に達したことが、老人福祉団体「ヘルプ・ザ・エイジド(Help the Aged、高齢者助成会)」の調べで明らかになった。

このうち半数の50万人が「寂しさや孤立を感じる」と答えており、英国では寂しいお年寄り男性の増加が新たな社会問題となりそうだ。

高齢男性は同世代の女性と比較して、地域社会や家族との関係維持に苦慮する傾向がみられる。

高齢女性がサークル活動などの社会参加を楽しいと感じているのに対し、男性はこうした場に溶け込みづらいと感じていると、「ヘルプ・ザ・エイジド」の政策担当エイミー・スワン氏は語る。

スワン氏は、こうしたサークルは女性を対象としたものが多く男性が少数派となることから、男性に参加をためらわせていると指摘する。

さらに、離婚の増加による家庭崩壊も、高齢男性の孤立化の一因となっている。「ヘルプ・ザ・エイジド」の調べでは、孫に半年間も会っていない高齢男性は高齢女性の2倍もいるという。

こうした状況を受け、イバン・ルイス保健相も「平均寿命が延びる一方で、高齢者の間では認知症や心臓疾患が多く健康状態は良好とはいえない」と指摘。

高齢者ケアは21世紀の英国における「新たな児童保護」問題だと述べ、高齢者問題への注視を呼び掛けた。



高齢者問題は、先進国の共通の課題なのかも知れない。

長生きのリスクがこんなにもあったなんてね。

誰も想定していなかったなんてね。

それこそ、合成の誤謬だ。




特養ホーム待機者42万人 要介護度の高い17万9000人も

2009-12-27 08:48:02 | 老後
ヤフーのニュースである。

特養ホーム待機者42万人 要介護度の高い17万9000人も

長妻昭厚生労働相は22日、介護の必要度の高い人が入居する特別養護老人ホームについて、入所待ちの人が約42万人いると発表した。

高齢者の増加や施設整備の遅れが背景にある。

厚労相は「状況は深刻だ。打開すべく取り組んでいる」と述べ、必要な対策に乗り出す考えを示した。

厚労省が各都道府県の調査を集計し、取りまとめた。入所待ちの状況をみると、在宅の人が約19万9000人、医療機関や有料老人ホームなどにいる人が約22万3000人だった。

要介護別にみると、介護の必要度の比較的低い要介護1~3の対象者が約24万3000人、比較的高い要介護4~5が約17万9000人だった。


入所待ちの人数は2006年の前回調査と比べ3万~4万人増加した。 (01:31)


団塊の世代が、80代になると、どういう時代になっているのだろう。

自宅での老老介護も増えていくということだ。

老人の孤独死も増えていくだろう。

厳しい時代の到来だね!

社会が動脈硬化を引き起しそうだ。