文芸春秋 SPECIAL 2010 季刊冬号
こころとからだの処方箋 健康への道
この特集で、わたしにとって大変興味深い記事があった。
「血糖値を下げる奇跡の食事法 宮本輝」である。
以下、抜粋。
いまでもよく覚えていますが、2008年3月20日のことです。
昔からの友達である推理作家の鏑木蓮さんとお会いする機会があって、糖尿病で困っているという話をした。
そうしたら鏑木さんが、「え、輝さんも? 僕もなんです。でも、あんなの完璧にコントロールできますよ」と言う。
薬も飲まず、インスリンも打たず、好きなものを食べて、お酒も飲んで、完璧に糖尿病をコントロールする方法がある、それが江部康二医師(京都・高雄病院理事長)の提唱する糖質制限食だ、と言うんですね。
炭水化物はいかんと。ご飯も麺類もいも類も食べるのをやめなさいと。
ポテトサラダをおかずにご飯を食べるなんて滅相もない話だと。
日本酒やビールといった醸造酒もダメ。その代わり、肉や魚、玉子、チーズはOKだし、糖質を含まない蒸留酒のウイスキーや焼酎なら飲んでいいと。鏑木さんはこう言うわけです。
そして江部さんのブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」を教えてくれました。
最初はやっぱり疑ってかかりましたよ。
僕らはお米の国の人間ですからね。離乳食の重湯から始まって、ずっと炭水化物、糖質を摂取して生きてきたわけだから。
ご飯を食べない、麺類を食べないなんて、そんなことが果たして自分にできるのかと思いましたし、そもそも医学的に正しいことなのかどうかも疑問だった。
それで江部さんのブログを読んでみたんです。過去ログにも全部目を過しました。
すると、非常に納得がいった。
自分の病院で糖質制限食を取り入れるようになった経緯や、なぜ糖質を制限すべきなのかを人類の歴史を辿りながら解説してあるものを読んで、これなら信頼できると思ったんですね。
江部さん自身が糖尿病の患者であるのも説得力があった。
という文章があった。
とんでもない方法であった。
わたしも6月の定期検診で、糖尿病の疑いをかけられた。そして血圧も高めである。
そこで、必死になって痩せようとしてきた。当時からすると、5㎏ほど痩せたと思う。
しかし、まだ、腹部に脂肪が残っている。なんとか、この脂肪をとりたいと思っているのだが、なかなか思うようにならない。
今回、このような記事に出会って、大変喜んでいる。
この特集では、 宮本輝氏の記事の次に、この提唱者の江部康二氏の「宮本さんの身体はこうして変わった」という記事があった。
とても、論理的でわたしの多くの疑問への答えが載っていた。
大変、貴重な資料に巡り合って、喜んでいる。
次年度の定期検診が楽しみである。
なかなか減らすことのできない腹部の脂肪がどれだけ減るのか楽しみにしたいと思っている。
こころとからだの処方箋 健康への道
この特集で、わたしにとって大変興味深い記事があった。
「血糖値を下げる奇跡の食事法 宮本輝」である。
以下、抜粋。
いまでもよく覚えていますが、2008年3月20日のことです。
昔からの友達である推理作家の鏑木蓮さんとお会いする機会があって、糖尿病で困っているという話をした。
そうしたら鏑木さんが、「え、輝さんも? 僕もなんです。でも、あんなの完璧にコントロールできますよ」と言う。
薬も飲まず、インスリンも打たず、好きなものを食べて、お酒も飲んで、完璧に糖尿病をコントロールする方法がある、それが江部康二医師(京都・高雄病院理事長)の提唱する糖質制限食だ、と言うんですね。
炭水化物はいかんと。ご飯も麺類もいも類も食べるのをやめなさいと。
ポテトサラダをおかずにご飯を食べるなんて滅相もない話だと。
日本酒やビールといった醸造酒もダメ。その代わり、肉や魚、玉子、チーズはOKだし、糖質を含まない蒸留酒のウイスキーや焼酎なら飲んでいいと。鏑木さんはこう言うわけです。
そして江部さんのブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」を教えてくれました。
最初はやっぱり疑ってかかりましたよ。
僕らはお米の国の人間ですからね。離乳食の重湯から始まって、ずっと炭水化物、糖質を摂取して生きてきたわけだから。
ご飯を食べない、麺類を食べないなんて、そんなことが果たして自分にできるのかと思いましたし、そもそも医学的に正しいことなのかどうかも疑問だった。
それで江部さんのブログを読んでみたんです。過去ログにも全部目を過しました。
すると、非常に納得がいった。
自分の病院で糖質制限食を取り入れるようになった経緯や、なぜ糖質を制限すべきなのかを人類の歴史を辿りながら解説してあるものを読んで、これなら信頼できると思ったんですね。
江部さん自身が糖尿病の患者であるのも説得力があった。
という文章があった。
とんでもない方法であった。
わたしも6月の定期検診で、糖尿病の疑いをかけられた。そして血圧も高めである。
そこで、必死になって痩せようとしてきた。当時からすると、5㎏ほど痩せたと思う。
しかし、まだ、腹部に脂肪が残っている。なんとか、この脂肪をとりたいと思っているのだが、なかなか思うようにならない。
今回、このような記事に出会って、大変喜んでいる。
この特集では、 宮本輝氏の記事の次に、この提唱者の江部康二氏の「宮本さんの身体はこうして変わった」という記事があった。
とても、論理的でわたしの多くの疑問への答えが載っていた。
大変、貴重な資料に巡り合って、喜んでいる。
次年度の定期検診が楽しみである。
なかなか減らすことのできない腹部の脂肪がどれだけ減るのか楽しみにしたいと思っている。