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リタイアーのよもやま話

インフレ

2009-12-22 22:58:10 | 経済
インフレ


何かの本で、国が債務を帳消しにするために、今後インフレを起こすようになる。と言っていた。

なにしろ、国の赤字の額が額だけに、もしやと一瞬不安がよぎったが、どうもそうでもなさそうだというような資料が、ネットで出てきた。


ブログの話しである。

現在の日本では、人口減少に伴うデフレ圧力の増大によりインフレが発生しにくくなっています。

仮に量的金融緩和によってインフレ状態になったとしても、円安によるキャピタルフライトという弊害のほうが大きいでしょう。

2003年ごろまでは、財務省もハイパーインフレによる累積政府債務の一掃を研究していたようですが、現在では、デフレ下の低金利を利用した問題の先送りへと方針転換したようです。

”人口が減少するからデフレになるというわけではありません。”
少子化・高齢化に伴う人口減少により、日本国内の有効需要が減少してデフレになっていくでしょう。

このようなやりとりを読むと、どうもハイパーインフレはないようである。

なんとなく安堵してきた。

100年に一度の大不況で、アメリカの詐欺的な経済手法が白日の元に
晒された。

サブプライムローン、クレジット問題、教育ローン、金融工学等
これらの詐欺的手法で、牽引していた世界の経済、日本の経済。

ある意味で、これまでの繁栄は、アメリカのバブル、ねずみ講
のもとで成り立っていたのであろう。

しかし、まだこれらが崩壊しつつある過程のようだ。

アリメカが実質的な生産的な手法での成長ではなく、
嘘の出世払いを演出していたようなものだ。

世界の労働賃金は、中国、ベトナム、インド等を
ペースにはじき出される時代がくるようだ。

するとなると、日本の契約社員の正社員化は、みこみ
のないことだ。

結局、契約社員として劣悪の賃金ながら、日本の資本は、
日本人の労働力を確保していたということなのだろう。

しかし、契約社員という手法が今後認められなくなると、
いよいよもって、会社の生産拠点が海外にシフト
されることになるようだ。

そうなると、日本での失業率は高くなっても、下がることは
なかろう。

よっぽど、日本の高賃金でも成立する企業が生まれないかぎり、
しかし、これは、そう簡単にはいかないはずだ。

とういうことで、当面失業率は、高まっていくことだろう。

大量消費する20代~30代が、どんどん、低賃金で働く時代は
続き、内需はもっともっと冷え込むことになる。

いずれにせよ、先進国の経済は明るくないかもしれない。

かつて、ローマ帝国が没落していったが、今の先進国
そのローマ帝国なのだろうか。

わたしたちは、新たな中世の時代むかうのだろうか?



イラク武装勢力、26ドルのソフトで米軍無人偵察機通信を傍受

2009-12-22 22:32:31 | 日記
ヤフーのニュースである。

 昨年後半、イラク駐留の米軍兵士がシーア派民兵を捕まえ、持っていたノート型パソコンに傍受した無人偵察機のビデオ画像が入ったファイルが含まれているのを発見した。

今年7月には、他の民兵が持っていたノート型パソコンにも傍受した無人偵察機のビデオ画像が見つかった。

一部の政府高官は、イランが提供する訓練と資金援助を受けた複数の民兵組織が定期的に通信傍受していたと結論付けた。

 デイヴィッド・デプトゥーラ空軍中将は16日に記者団に対し、無人偵察機は遠隔操作されビデオ画像やデータを相当な距離を隔てて送受信しなければならないため使用にはリスクがつきものだと説明した。

その上で、「ビデオ画像やデータの送受信などは、傍受されたり不正利用されやすい」と述べ、米軍は暗号化機能を強化し問題の解決に当たると強調した。


いつぞや、無人偵察機の記事があった時、恐怖感がわいたものだが、このニュースを見て、笑ってしまった。

なにしろ、「イラク武装勢力、26ドルのソフトで米軍無人偵察機通信を傍受」だそうである。たった26ドルのソフトである。

 なんとなく可笑しくなってしまった。と同時に、少し、ホッとした。

高齢化社会の北朝鮮

2009-12-22 22:23:08 | 社会
ヤフーのニュースである。

人口2405万、既に高齢化社会=北朝鮮の人口の実態が明らかに―UNFPA調査
12月19日15時37分配信 Record China

2009年12月18日、韓国の聯合ニュースによると、2008年北朝鮮人口調査報告書から同国がすでに高齢化時代に突入したことが明らかになった。18日、環球網が伝えた。

18日、米ラジオ局ボイスオブアメリカは国連人口基金(UNFPA)の2008年北朝鮮人口調査報告書を引用し、同国の現状を伝えた。

調査は昨年10月、UNFPA後援の下、実施された。4万2000人が動員され、北朝鮮の全世帯を訪問したという。


報告書によると、人口は2405万2231人(昨年10月時点)で1993年調査より300万人増加した。性別では女性が51.3%と過半数を占めている。

人口の60%は都市に居住しているが、人口100万人を超えたのは平壌市だけだった。

また65歳以上人口は8.7%に達し、高齢化の基準値である7%を超えた。(翻訳・編集/KT)

「未富先老』(豊かになる前に高齢化社会になる)」の中国というのがあったが、どうも北朝鮮、貧困のままに高齢化社会になる。かもしれない。

そうなると、現在のような強気も先が知れているということかもしれない。内部から国家が崩壊するのかもしれない。




ふたたび「ぽんやりした不安」

2009-12-22 22:08:05 | 読書
ぼんやりした不安

とある雑誌の「昭和の肉声」で芥川龍之介の「ぼんやりした不安」が取り上げられていた。

その時の記事の中で、下のような気掛かりな文章があった。

 

「僕の将来に対する唯ぼんやりした不安」-その言葉は、大正末からの不況にあえぐ人々にも共通するものだった。
『昭和史発掘』で芥川の死を取り上げた松本清張は、「巷に失業者群が満ち、私も職がなかった」と筆を起こしている。
 


☆昭和元年はわずか一週間ですから、二年が開幕になります。

ソ連でも中国でも革命が起きて、なんとはなしに、外からの重い圧力を感じる。まさに昭和の始まりを象徴する言葉でした。(半藤)

という文章であった。


昭和2年7月24日、芥川龍之介が自殺したそうであるが、わたしの父は、昭和2年の1月10日の生まれである。

この文章を読んで、昭和初期がどういう時代であったか興味がわき、この「昭和の肉声」の文章をざっと最後まで読み、昭和の前半がどういう時代だったかを確かめてみた。

とういうのも、わたしの父の育った時代がどういう時代であったか興味がわいたからである。

読んでみて、芥川龍之介の「僕の将来に対する唯ぼんやりした不安」という意味が分かるような気がした。

と同時に、彼の経歴にふれてみて、彼が自殺しても不思議ではないような気がした?


起床

2009-12-22 07:04:59 | 日記

一昨日、朝起床するのが、体がきついのと寒さで辛くてできず、7時頃まで寝ていた。

昨日もそうであった。

今朝は、夜中に目を覚まし、その後熟睡した気分がしないままであったが、目覚ましが鳴ったこともあって、定時の6時に起床できた。

昨晩は、夜の9時頃から、外に出て、帰宅前に、遠赤外線仕様の衣類を買い込んだので、すこし気分的に楽である。

一昨日は、起きれない自分にびっくりし、がっかりもし、ショックだったが、起きなくてすむ今の身分に、感謝する気になった。

(今でも、時折、現役時代の夢を見る。何やら、問題含みの状況に陥っているのだが、このような行き詰まった夢の途中で、これは、夢なのだと覚めて、ほっとすることが多々ある。)


ついこの間まで、仕事をしていない自分に苛立ちを覚えたが、少しずつそのような感情がうすれていくようだ。

こんな寒い時期に、早朝から慌ただしい生活を、敢えてする必要がないことに、高血圧気味の今の健康状態では、感謝する気分になっている。

(この状態で、現役だったりすると、倒れていたかもしれない。)


ところで、病院の行き帰り、ホームレスの人をみかける。昨日もどかこの軒下で、座り込んで、何やら口にしていた。

時折、彼のゆうゆうとした人生に(表情からして、全てを超越しているようで、そのように見える)、失礼ながら、時折、羨望の思いがするが、このような寒い季節、家も食べ物もなく、どのような気持で生活しているのだろうと、思ったりする。

それにしても、こんなに寒くなると、住むところがあり、食べる物の心配をしなくてすむということ、今の時勢もあって、感謝の念がわく、仕事をしていないという焦燥感、あまりにも贅沢な感情で、恥ずかしい気持になる。

時間が過ぎるというのもいいことだ。これからのことを少しでもいいものにしなくてはという気持に、なにかしら変わっていくものを感ずる。

外に目を向けると、誰かに大量生産の何かを売りつけらる生活があるのみだ。

自分にとって、一番大切なものは、自分で作り出さない限り、手にすることはできないことのようだと、最近思うようになってきた。