星に祈りを ザ・ブロードサイド・フォー
昨晩、目覚ましを6時にセットして寝た。
夜中に、トイレに何回かいったのだが、6時頃まで寝た。
ところが、明け方に夢を見ていた。そして、のぼせと頭痛で
めが覚めた。
夢は、現役時代の内容である。そして、その中で、食事をしている
場面だった。
だいたい食べ物の夢を見ると、のぼせと頭痛で目が覚める。
久しぶりの現役時代の夢、食べ物の夢である。悪い内容で二つ
とも一緒に見てしまった。
起きたら、いつもは血圧を計るのだが、ストレッチを大急ぎではじめた。
やっと、食事前になって、腹がすき、頭も若干すっきりした。
食事の後、どうも気分が優れない。何もやる気が起きないのだ。
晴れていたら、庭の草刈りでもしようかと思ったが、生憎、昨日から
天気は下り気味、雨である。
洗髪した後、どうしても、気分がだるいので、ベットで横になった。
寝ていた気はしないのだが、結構時間は過ぎていた。
ところがである。又、夢である。内容は、現役時代の内容である。
仕事が後手にまわってしまったと慌てているのと、食事時間が
せまっているという切羽詰まった場面であった。
せっかく直ったのぼせ、ぶり返してしまった。
昼御飯までに、なんとかしなくては、と思っているうちに、
You Yubeに向かった。
なんとなく聴きたい曲を思いだしたのだ。
昨晩、本の注文のために、本屋にいったが、その本屋のBGMで、
懐かしい歌詞が流れた。
「~若い二人のゆくてには 今日にもまさる よろこびがある」
そこで、ネットで歌詞の検索をした。すると、それは「星に祈りを」
であった。
さっそく、You Yubeで検索した。
何種類もあったが、聴き比べて一曲を選び出した。
懐かしい曲である。心なしか、のぼせが弱まるような気がした。
ザ・ブロードサイド・フォーの演奏である。
全く記憶から抜け落ちている。
あんなに歌った「若者たち(1966年)」を昔歌っていたのだ。
びっくりである。
このザ・ブロードサイド・フォーは、有名な黒澤明監督の息子の
黒澤久雄が結成したようだ。
彼は、1945年12月20日生まれだ。わたしより、4歳年上である。
全共闘で暴れていても不思議でない世代だ。
懐かしい時間に、タイムスリップしてしまった。
1966年は、わたしが高校2年生(17歳)時だ、部活で一生懸命の
時だ。
当時、この「若者たち(1966年)」は、わたしの県では放映されて
なかったと思う。
だから、ドラマのテーマソングとしての「若者たち」は聴いていない。
この曲は、上京して、大学生になった21歳の頃に、フォークソングに
興味を持ち出した時に、知るようになったと思う。
「星に祈りを」 作曲者は佐々木勉 。 1966年(昭和41年)の作品
である。
まだ自家用車も一般的でなく、飛行機に乗るなんて夢のような
時代。
わたしの住んでいた地域には、喫茶店が無かった。上京して、
喫茶店でコーヒー飲んだと時に罪悪感がわいたことを今でも
覚えている。
大学に入った当時も、喫茶店に入って時間を過ごすということが
とんでもない贅沢に思えた時代だった。
ただの水分補給で金を使うのは理解できない田舎育ちだった
のである。
しかし、貧しい時代だったかも知れないが、明日になんとなく
希望があるような気がした時代だったような気がする。
それだけに、誰もが「将来に対するぼんやりした不安」に苛まれる
今の時代に、向かっているとは、誰しも想像し得なかった幸せな
時代として、懐かしく思い出されるのだろう。
歴史的就職難で、青春時代、青年時代を始めざるを得ない
若い世代。
契約社員を強いられ、リストラで怯える若者等、とんでもない
時代になった。
今後、わたしたちの世代の人生が、この未曾有の大不況に翻弄
されていくのは、不可避であろう。
しかし、こんな歌詞の歌に浸れた時代が、自分たちの青春時代で
あったことって、もしかして、幸運で幸せなことかも知れない
ように思われる。