不幸な国の幸福論
加賀乙彦 集英社新書
今日、取り敢えず、読み通すことができた。
著者は、精神科医である。いろいろと学べる本であった。
第一章 幸福を阻む考え方・生き方
「考えない」習性が生み出す不幸
他者を意識しすぎる不幸
第二章 「不幸増幅装置」ニッポンをつくったもの
経済優先で奪われた「安心」と「つながり」
流され続けた日本人
第三章 幸福は「しなやか」な生に宿る
不幸を幸福に変える心の技術
幸せを追求する人生から、幸福を生み・担う生き方へ
第四章 幸せに生きるための「老い」と「死」
人生85年時代の「豊かな老い」の過ごし方
死を思うことは、よく生きること
いろいろと面白い箇所はあるが、中でも日本人とフランス人の違いについては、全く知らないことで、興味深く読めた。
フランス人は「人と同じ」を怖れて心を病む。
日本人の患者さんの場合は、「私はみんなと違ってしまった。だから嫌われ、悪口を言われる。仲間はずれにされている」と、切々と訴える。
フランスでは人との違いがなくなることが、日本では人と違ってしまうことが、苦悩の中心となっているケースが多かったのです。
本の中で、建物の構造にまで、追求していたのは、印象的だった。
加賀乙彦 集英社新書
今日、取り敢えず、読み通すことができた。
著者は、精神科医である。いろいろと学べる本であった。
第一章 幸福を阻む考え方・生き方
「考えない」習性が生み出す不幸
他者を意識しすぎる不幸
第二章 「不幸増幅装置」ニッポンをつくったもの
経済優先で奪われた「安心」と「つながり」
流され続けた日本人
第三章 幸福は「しなやか」な生に宿る
不幸を幸福に変える心の技術
幸せを追求する人生から、幸福を生み・担う生き方へ
第四章 幸せに生きるための「老い」と「死」
人生85年時代の「豊かな老い」の過ごし方
死を思うことは、よく生きること
いろいろと面白い箇所はあるが、中でも日本人とフランス人の違いについては、全く知らないことで、興味深く読めた。
フランス人は「人と同じ」を怖れて心を病む。
日本人の患者さんの場合は、「私はみんなと違ってしまった。だから嫌われ、悪口を言われる。仲間はずれにされている」と、切々と訴える。
フランスでは人との違いがなくなることが、日本では人と違ってしまうことが、苦悩の中心となっているケースが多かったのです。
本の中で、建物の構造にまで、追求していたのは、印象的だった。