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リタイアーのよもやま話

4割が「子ども必要ない」=20~30歳代は6割

2009-12-07 21:18:12 | 社会
ヤフーのニュースである。

以下、その記事である。

4割が「子ども必要ない」=20~30歳代は6割-内閣府調査
12月5日17時5分配信 時事通信

内閣府は5日、男女共同参画に関する世論調査の結果を発表した。

それによると、結婚しても必ずしも子どもを持つ必要はないと考える人は、2年前の前回調査に比べ6.0ポイント増の42.8%となり、1992年の調査開始以来最高となった。

持つ必要があるとする人は同6.5ポイント減の52.9%だった。

少子化の背景に、国民の家庭に対する意識変化があることを示した結果と言え、内閣府の担当者は「生き方の多様化が進んでいる」としている。
 
調査は、10月1日から18日にかけて、全国の成人男女5000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は64.8%だった。

 
子どもを持つ必要はないとした人は、男性が38.7%、女性が46.4%だった。

年齢別では、20歳代が63.0%、30歳代が59.0%と高く、若い世代ほど子どもを持つことにこだわらない傾向が浮き彫りになった。 


以上、そのニュースである。


これについて、いろいろなニュースを取り上げてみることによって、理解が深まるのではなかろうか。







ニュース1
クローズアップ現代10月7日放送「"助けて"と言えない〜いま30代何が ...



ニュース2
児童虐待
08年度に児相で対応した虐待の件数は4万2662件で過去最悪を更新。強制立ち入り調査は2件にとどまった。[関連情報]

ヘッドライン
<虐待>17歳以下の死亡例、疑い含め387件 目立つ3歳児以下
 大学の法医学教室や監察医機関が00~06年に手掛けた17歳以下の解剖例で、虐待による死亡か、その疑いの強い死亡が計387人に上ることが、日本法医学会の調べで分かった。

うち113人は繰り返しの暴行や育児放棄(ネグレクト)による死亡で、約8割は0歳児を中心とする3歳以下だった。

学会は「社会とのかかわりが薄い3歳児以下の子どもを、社会がどう見守るかが課題だ」と指摘している。(毎日新聞)
[記事全文]


ニュース3

子に負担させぬ、無理心中…老老介護、核家族化の実態

11月19日12時23分配信 産経新聞

 筆者の同僚(40歳代男性)に言わせると、老老介護は「インビジブル」(目に見えないもの)なのだという。

 「母親の面倒をみているうちに父親が倒れてしまって。こうなるまで、僕ら子供は両親の現状を知らなかった」

 高齢者となった親たちは、世代的に昔かたぎな人も多く「子供に面倒をかけまい」と遠慮することもあるだろう。

また子供の側は、特に知らせがなければ、親は元気にやっていると思いがちだし、忙しさにかまけて実家に帰ることも少なくなる。

高齢の親を持つ子供世代がみな同じだとは言わないが、筆者を含め、耳が痛い人も多いのではないだろうか。

老老介護が増加している背景として、しばしば核家族化の進行が指摘される。

厚生労働省の平成19年国民生活基礎調査によると、65歳以上の高齢者がいる世帯は、全国の全世帯のうち40.1%(約1926万世帯)。構造別の内訳でみると、「夫婦のみ」が29.8%(約573万世帯)で最も多く、次いで「単独」の22.5%(約432万世帯)。「三世代」は18.3%しかなかった。

 これを昭和61年でみると、トップが「三世代」で44.8%。「夫婦のみ」「単独」の合計は31.3%でしかなかった。約20年間で核家族化は急激に拡大している。

「自分が死ねば、子供らに妻の介護をしてもらわないといけない。そんな苦労はさせられない」。奈良県で平成19年、痛ましい事件が起きた。統合失調症を患う妻をもつ男性が、無理心中を図って妻を絞殺した。妻は約35年前から統合失調症を発症。長年介護を続けてきたときに、男性は末期がんで余命数カ月と宣告され、思い詰めた末の行動だったという。

「迷惑をかけたくない」とされた息子は公判で、「父が追いつめられているとは知らなかった。気づいていれば何かできたかもしれない」と悔いた。

言えなかった父親と、気づかなかった息子。老老介護には家族の複雑な心情も交錯している。      (真)


ニュース4

競売46%増、住宅ローン難民拡大
住宅競売46%増の3万件超 09年度上期ローン難民拡大

(共同通信) 2009年12月6日(日)17:57

09年度上期(4~9月)に全国で競売にかけられた一戸建て住宅やマンションが、前年同期比46・3%増の3万180件に達したことが6日、業界団体の不動産競売流通協会の集計で分かった。


以上、いくつかのニュースをヤフーからコピーしてきた。
 
ところで、わたしたちの社会は「憲法第13条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」の理念を実現すべく、時代をすすめてきたはずである。


ところで、池田内閣所得倍増計画、高度成長と突き進んできたが、グローバリズムの荒波によって、わが国の経済は、疲弊してしまった。

その経済的な閉塞的な状況は、戦後のわが国の今にしてみれば、ヒステリックな核家族化の波の暗部を露呈してしまった。

ということを示しているというのが、本当のところでは思っている。

ある意味で、戦後のこれまでの日本の歴史は、ひとつのバブルであった。

また、結果として、エスカレートした個人主義と核家族化につながった 主権在民の思想のバブルであったのでは推測している。

エスカレートした個人主義は、国民のモラトリアム化、ネオテニー化を進行させ、その生命力を荒廃させてしまった。

子どもを育てる力も育てようという意欲をも衰弱してしまった。
(目の前の己そのものの存在を優先するようなネオテニー化
した思潮に転じてしまった)

わたしたち自身が、経済的な裏付けのない見境のない核家族化を追求してしまい、家族制度そのものを荒廃させたというのが、これらのニュースを通して、推測されるがどうだろう。

思うに、全ての成長・発展は、常にバブルでなかろうか。という何とも言いようもない苦々しい思いがわいてしようがない。

これって、もしかすると、独断だが本当のような気もする。しかし、辛すぎる真実だ。

果たして、どうなんだろう?

それにしても、少子化問題、解決はしないのかも
しれない。