まったり まぎぃ

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『ライフ(原題)』11話まで

2019-10-02 15:26:26 | チョ・スンウ関連

レビュー一覧は、こちらから。

この作品、本当に細かい要素も、全て意味があるのですねぇ。

今回、問題の始まりとなったのは、前話でジヌが見ていたTVのニュースで報じられていた一件です。

 

オ院長が遺体を手術室に運んだのは、検視するためでした。

余談ですが。ずっと気になっていたので、調べてみました。

「検視」と言うのは、日本では犯罪の有無を明らかにする刑事手続きのことで、解剖は含まれません。日本の法令用語には「検死」と言うのは存在しないそうです。一方、アメリカでは、検視から司法解剖までの一括した概念だそうです。韓国ではどうなのでしょうか。

少なくとも、この場合は、オ院長は解剖をしてはいませんね。

 

警察官も来たのを見たジヌたちは、何か不審な感じを抱きました。

死ぬ直前にCT検査だけはしていたので、ジヌはすぐにその映像をチェックしました。

移送された状況にも普通とは違う事情があるようで、ますます不審に思えて来ました。

遺族は何も聞かされないまま、勝手に移送され、挙げ句に死んだと聞かされても、パニックになるばかりでした。

 

病院にマスコミ関係者が押し掛けているのを見たジヌ。

中に、ソヒョンの姿を見つけたジヌは、事情を聞きました。

ニュースで聞いた国会議長が特別活動費を私的に流用していたという疑惑。遺伝子の研究用と称した領収書は、実は妻が美容クリニックで使ったもので、亡くなったイ・ジョンソンと言う女性は、そのクリニックの職員だったのです。

領収書はイ・ジョンソンがセグル21の記者に渡してくれたのです。

 

渡したのが分かったら、当然イ・ジョンソンの立場はありません。

だから、証言映像の顔にモザイクをかけて放送する予定でした。ところが、モザイク処理が不十分なため、簡単に彼女だとばれてしまったようなのです。

それを担当記者に抗議したイ・ジョンソン。

その最中に突然倒れて、頭を強打。救急に担ぎ込まれたと言うわけです。

担当記者は、ソヒョンに言ったそうです。背後にQLのホン会長がいると。ホン会長と国会議長は繋がっていると。

 

担当記者は拘束されて事情聴取を受けていました。

殴ったために被害者は倒れ、頭を強打したというのが、警察の筋書きのようです。

本人は被害者に触ってもいないと主張しているにも関わらず。

ソヒョンは不審な点を挙げました。逮捕したのに、現場を見ていないと。

ジヌは、ますます不審な思いが募りました。

 

オ院長は、スンヒョに言いました。

「ここまでしかやりませんから。」

スンヒョが誰かに指示されて、事件を穏便に片付けようとしているのは容易に想像が出来ましたからね。

死因は?とスンヒョ。

外部衝撃による死亡の可能性があるとオ院長。

それで行きましょうと、スンヒョ。

何故私を引き込むのですか?!と、オ院長は激怒。

どうしろと?!と、スンヒョ。

二人とも、大きな権力の前に従うしかないことはよく分かっています。だからと言って、その権力者の代わりに手を汚す等という事、したくないですよね。

なのに、手を汚すしか道は無いとしたら、怒りはどこにぶつければよいのでしょう。

 

結局、オ院長はくも膜下出血及び急性脳浮腫による心停止と記者発表しました。

悩んだ末の結論でした。彼女も勿論外部衝撃の他に病死の可能性があることは気づいていましたが。

 

解剖はしないのかと、ソヒョンはジヌに聞きました。

ファジョングループのチョ会長とQLのホン会長とは古くからの知り合いだとソヒョンは言いました。

解剖を行わないことは、二人にとって好都合なんです・・・と。

逮捕された先輩記者が心配だし、被害者のこともあるのに、ソヒョンは自分はどうなるのかと、ふいに考えてしまうことがあるとジヌに言いました。

情けないけど・・・と。

やはり、怖くなっても仕方がないでしょう。

泣き出したソヒョンの肩を、ジヌはそっと抱き寄せました。背中をとんとんと叩いてあげました。

 

そんな二人を、ノウルとソヌが見ちゃった。

なんだかほっとした二人でした。ソヌとの生活以外にも、ジヌには大切な時間が持てているとわかったからですね。

ノウルは、どうもソヌに打ち明けたようですね、病気を知った事を。

それで、二人の関係は却って以前に戻るのが早まった感じです。良かった良かった。

勿論、ジヌにはまだ病気の事を話してはいません。

 

ノウルとスンヒョ、またエレベーターで一緒になりました。

事件の処理で悶々としているスンヒョは、しかめっ面です。

それを見たノウルが言いました。泣かないでください・・・と。

「病院という所は、社会的な問題とぶつかる場面も多いんです。財閥会長が車イスで現れる時もあります。うまく行く筈です。また明日、社長。」

ちょっと眉間のシワが減った気がします、スンヒョ。

エレベーターを降りたところに、カン秘書が来あわせました。

カン秘書はスンヒョがエレベーターでノウルと一緒だったと知ると、お邪魔でしたね・・・と、冗談っぽく言いました。

すると、いつもは反応の薄いスンヒョが、ぽんぽんとカン秘書の肩を叩いたのです。

これをどー受け止めれば良いのか、カン秘書も私も判断しかねますよ。二人のシーンって、本当に面白いです。

 

ジヌはイ・ジョンソンのCT写真を見ていました。引っ掛かるものがあるようです。

チュ胸部外科長に診断してもらおうと思ったのですが、生憎その日は早めに帰宅しちゃってて。

 

チョ会長とホン会長、そしてスンヒョが会合を持ちました。

一応、以前からスンヒョが手掛けていたファジョンとQLの業務提携の話は少しずつ進みはじめているようです。

どうも、スンヒョは双方のプライドをくすぐる話術で提携にこぎ着けたようですね。

細かい話の後、チョ会長はスンヒョに下がるよう言いました。

ここからが本番というところでしょうか。今回の一件について、ホン会長との間できっちり話をつけておくつもりのようですね。

 

事件はますます担当記者に不利に動いていました。

国会議長の領収書の一件も記者の捏造という疑いを持たれて、家宅捜索まで受けたようで。被害者は記者の取材でストレスを受け、電話で言い争うこともあったと家族が証言しました。

セグル21の職員と宗教団体から解剖を要求されていますが、家族はそれを拒否していました。

 

ジヌはCT画像をチュ胸部外科長に見てもらいました。

確かに、病気の可能性はあるが、確信は持てないとチュ胸部外科長は言いました。

死因は事故なのか病気なのか、五分五分ということなのです。

チュ胸部外科長は、それとは別の考慮しなくてはならない事があると言いました。

要するに、権力者たちにとって目障りだった記者を排除できる絶好の機会なのに、万が一解剖によって病死となったら、ターゲットは記者からジヌになるということなのです。

「俺は怖いもの知らずなんです。」

そのジヌの言葉で、チュ胸部外科長の気持ちも決まったようです。

遺族に解剖を許可して貰うよう働きかけるということです。

一緒に行こう・・・と、チュ胸部外科長は言いました。

でも、ジヌは迷惑をかけられないと思ったのか、一人で葬式に行きました。

 

ちょうど、セグル21の職員たちが解剖を許可してほしいと申し出ているところでした。

遺族は激怒し、騒動となっていました。

押し止めようとする人の中に、ファジョングループの人間がいるのに気がついたジヌ。

一旦、出直そうと考えました。

 

チュ胸部外科長と再度出かけたジヌ。

何とか、母親と二人になることが出来ました。

でもね、母親はまだ冷静にジヌの話を聞ける状態ではありませんでした。

結局、大声をあげたため、待機していたファジョンの社員に見つかり、葬儀場から出るしかなくなったのです。

入り口まで来たとき、丁度スンヒョがやって来ました。

その後ろにいたのは、ノウル。

ジヌは驚きました。二人が一緒だなんてこと、想像もしていなかったでしょうしね。

 

実は、ノウルが誘ったのです。

私と一緒に行きますか?と。

大変な思いをしているとき、ノウルが決まって現れるのを、スンヒョも不思議に思ったかも。

 

副院長とイがんセンター長は、この一件を好機と捉えていまして、何とか巻き返しを図ろうとしています。

まだ諦めてなかったのね。


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