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あ~ぁ・・・ 分かってはいるけど、やっぱりパク・ヒョンシクssiが可哀相でなりませんわ
ドラマを見ていて、私の場合、主人公より2番手の俳優さんに心惹かれる事が多くてね。「花より男子」のイ・ミンホssiよりキム・ヒョンジュンssi。「美男ですね」でも、チャン・グンソクssiよりチョン・ヨンファssiという具合に。
この作品でもご多分にもれず。
パク・ソジュンssiも素敵だけど、この作品ではパク・ヒョンシクssiなんですよ。
「私が神国の王だ」
と、言ってしまった手前、ソヌはチヌン王として昌太子と向き合うしかありませんでした。
これがねぇ、長く王座についていると言ってもよいくらいの堂々たる態度なんです。
彼には守るべき人がいます。命をかけてもアロを守ると決めた以上、手段は選ばなかったということですね。
昌太子は、チヌン王をひざまずかせ、命乞いをさせようと考えていました。そうやって新羅を完全に手に入れようと思ったのでしょう。
ソヌは言いました。
「兵を伴わない使節団を捕え、新羅を狙うなど、太子らしからぬ行動だ。機会をやる。次期国王の体面を保て。私とそなたが堂々と戦う機会だ。」
昌太子とソヌは1対1で戦うことになりました。
昌太子が勝てば、スンミョンは百済にとどまり、花郎と新羅の民は首を斬られると言う条件です。
一方、ジディは放心状態でした。
自己嫌悪、敗北感といった感情が渦巻いていたんじゃないでしょうか。
ソヌが王だと宣言したけど、スンミョンやパンリュは信じられませんでした。
スホはジソ大后から前もってそれらしきことを吹き込まれていたので、今更・・・ですが。
「ここを出るまでは、王だ。」
と、ソヌは言いました。
昌太子との戦いが不利だということは、皆分かっていました。なにせ幼い頃から戦場を幾度となく経験してきた百戦錬磨の相手ですからね。
「無謀だ。」
と、ジディが言いました。でも、ソヌは言ったのです、俺は勝つ、守るものがあるから・・・と。
妹か?・・・とジディが聞くと、ソヌはきっぱりと言いました。
「そうだ。それと、国の所為で飢え、恐怖に震える人々。お前の言う“民”。」
ジディは、ふっと鼻で笑いました。
自分が言うべき台詞を、ソヌが言った・・・と思ったのでしょうか。
じっと見つめ合うソヌとジディ。このシーンが良いです。二人の視線の意味をあれこれと想像した私です。
異変は、新羅にも伝わりました。
ジソ大后は、花郎の中にチヌン王がいるとパク・ヨンシルが昌太子にちくったらしいと聞かされ、怒りと恐怖の表情を浮かべました。
ただちに重臣たちを集めましたが、パク・ヨンシルは仮病を使って出席せず、他のパク・ヨンシル派は花郎を見捨てるのも仕方ない・・・ってな意見ばかり述べます。
以前は戦いもやむを得ないなどと強気だったのに・・・。自分の息子が含まれていないから、いーきなもんです
パク・ヨンシルでさえ、パンリュは養子なので、諦めも早いですわ
百済では、不安な目で皆が見つめる中、戦いが始まりました。
ところがですよ。昌太子の側近の将軍が勝負の前に卑怯にもソヌの腕に切り傷を負わせたのです。
傷の所為で、やはり動きが鈍くなるソヌ。
元々強い昌太子に散々斬られてしまうんですよ。
アロなんかは、見ていられない状況です。
だけど、ソヌは諦めませんでした。
速い動きの昌太子の一瞬先に動いたのです。
一太刀浴びせる事が出来たソヌは、形勢逆転。
結局、昌太子を倒す事が出来ました。
昌太子は、この一件で新羅と戦争はしないこと、そして使節団の王女と花郎たちを放免すると言いました。
でも、新羅の民は、盗みを働いたので、この問題とは別だと。死罪にすると言ったのです。
スンミョンと花郎たちは、昌太子に帰国の挨拶をしました。
で、一旦は宮殿を出て行ったのですが、ソヌとジディが密かに戻って来ました。アロたち民を救いだそうとしたのです。
でもねぇ、二人じゃ無理ってもんよ。
そこに現れたのが、スホとパンリュ。
4人で民を逃がす事に成功したのです。
こんなに簡単に?・・・と思ったら、案の定。
これは、昌太子がわざと見逃したのです。
そして、国境付近で、彼らを皆殺しにしようと考えていたのです。
国境を越え、ソヌたちも民も皆、ほっとしました。
その時、突然、百済の兵が襲いかかって来たのです。まぁ、兵と言っても、昌太子の親衛隊のようで、少人数でしたけどね。
でも、武器を持たない民は、為す術がありません。ソヌたち4人の力じゃどうしようもありません。
万事休すかぁっ・・・と思った時、援軍が現れました。
ウィファ公率いる花郎たちです。
鍛え上げられた花郎の一団は、昌太子たちにとっては脅威でした。
結局、大人な解決となったのです。
無事都に戻ってきた使節団。
花郎たちも、初めての出動に気分は高揚していました。
ただ、ジソ大后は苦々しい表情です。
ソヌがチヌン王だと皆が噂していて、強い国をつくるには最適の王だと認めていると言うのですから。
誤算でしたね。
その頃、ジディは一人で考え込んでいました。
やはり悶々としてしまいますわな。これから先、どうなるのだろうと思いますでしょうよ。
そんな時、アロの姿が目に留まりました。
思わず微笑んでしまったジディなんですが、次の瞬間、予想もしていなかったシーンを見てしまうんです。
トップに挙げたソヌとのラブシーンです。
追い打ちをかけられた気分でしょうね。
ところで、アンジ公は、ソヌの正体を養父のウルクから聞かされ、呆然としていました。
まだ知らなかったのねぇ。