和久田正明氏の著書。
お鹿の捕り物シリーズ2作目です。
今回も、緻密な筋書きで、飽きることなく最後まで一気に読みました。
大店の女番頭の一人息子が誘拐されました。
お鹿たちが必死に行方を追うのですが、間もなく、息子は無残な遺体となって、女番頭の家に投げ込まれるのです。
お鹿は、事件を追ううちに、女番頭自身の素性に疑問を抱きます。
そこから、事件は思わぬ展開を見せるのです。
このシリーズ、本当に面白いです。
お勧めですね
和久田正明氏の著書。
お鹿の捕り物シリーズ2作目です。
今回も、緻密な筋書きで、飽きることなく最後まで一気に読みました。
大店の女番頭の一人息子が誘拐されました。
お鹿たちが必死に行方を追うのですが、間もなく、息子は無残な遺体となって、女番頭の家に投げ込まれるのです。
お鹿は、事件を追ううちに、女番頭自身の素性に疑問を抱きます。
そこから、事件は思わぬ展開を見せるのです。
このシリーズ、本当に面白いです。
お勧めですね
長月天音氏の著書。
都会の路地裏・・・ビルやマンションの立ち並ぶ通りから一本入った裏通りに「キッチン常夜灯」はあります。
シェフのケイとソムリエの千花の2人で営んでいる小さなレストランです。
営業時間が夜の9時から朝までと言うちょっと変わったお店。
主人公のみもざは、チェーン店のファミリーレストランの店長。
望んで店長になったわけではないみもざは、その重みと仕事の忙しさから、心の余裕をなくしていました。
追い打ちをかけるように起こったのが、住んでいたアパートの上の階の火事。
幸い、みもざの部屋は焼けはしませんでしたが、消火活動によって水浸しとなり、家財道具の全てを失ってしまいました。
部屋の修理や火災保険等の手続が済むまでの間、会社の寮に住むことになっただけでも、幸いと言えましょう。
その寮の近くにあったのが、「キッチン常夜灯」でした。
料理の美味しさは言うまでもなく、ケイと千花の優しさにみもざは少しずつ癒されていきます。
常連客それぞれの思い、境遇も知り、人生勉強も出来ました。
そうやって、少しずつ少しずつ、みもざは成長していきました。
心とお腹を癒してくれる料理は、読むだけで目の前に情景が浮かぶようです。
みもざの悩み、常連客それぞれの事情は、特別とは言えない事かもしれません。
一生懸命仕事をした結果終電を逃した人、早朝から仕事を始める人のために、ケイと千花は心を込めた料理とおもてなしで待っていてくれるのです。
事情を問いただすこともありません。
ただ、受け入れてくれるのです。
なんか、自然に心が温かくなり、涙が出そうになりました。
お勧めですね
こういうお店に出会いたいと、昔、思っていました。
一人でも家に帰るように気軽に行けて、知らない美味しい料理、ちょっと贅沢な料理を出してくれて、何も聞かれず、ただ落ち着いて食事のできる店・・・。
これから出会う事が出来れば、人生がもっと豊かになるように思いました。