まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『ライフ(原題)』1話

2019-02-03 11:57:52 | チョ・スンウ関連

レビュー一覧は、こちらから。

 

サングク大学病院の救急医療センターは、その夜、いつも以上の緊張感に支配されていました。

院長のイ・ボフンが救急搬送されてくると連絡があったからです。

救急車の到着は、ちょっと時間がかかったのかもしれません。道路はあちこちで渋滞し、それをぬっての搬送でしたから。

イェ・ジヌたち救急医療センターの医師と看護師が待ち構えているところに救急車が入って来ました。ところが、病院の敷地に入ったところでサイレンが消えたのです。

到着1分前に、イ院長が息を引き取ったのです。

1分前です。

ほんの少し早く到着出来ていれば、もしかしたら何らかの手を打てたかもしれません。

 

患者に付き添って救急車に同乗していたのは、副院長のキム・テサン。

事故が起ったのは、キム副院長の自宅だったのです。

キム副院長の話しでは、かなり酔っ払った状態でイ院長が訪ねて来て、二人でお酒を飲み始めたのだが、途中で煙草を吸おうとしたので、家の中は禁煙だと言うと、イ院長は屋上に一人で上がって行った。

それはよくある事だったようです。

物音に気づいて屋上に上がってみると、既にイ院長の姿はなく、誰かの叫び声で、見てみると、転落してしまっていた・・・ということです。

 

イ院長は、医師や看護師、病院の職員たちに信頼されていました。

皆がショックを受ける中、臓器移植の手続きが始まりました。一刻を争う事ですから、臓器移植コーディネーターのソヌ・チャンは呆然とばかりしてはいられません。

イ院長は臓器提供の意思表示をしていて、登録も済ませてあったのです。

角膜が提供されることになりました。

 

ジヌは弟のソヌに報告していました。

実は、その日の昼間、ジヌはイ院長と会っていました。

 

ジヌは同期のイ・ノウル=ウォン・ジナさんにイ院長の突然の死が自殺なのか他殺なのか疑問をぶつけました。

死亡診断書を書かなくてはいけないけど、どちらとも思えなかったのです。判断がつかなかったのです。

確かに、イ院長もキム副院長もお酒の匂いがしていたのですが・・・。

二人の仲が悪かったのは、周知の事実でした。家を訪ねてお酒を飲む仲だったのかと誰もが疑念を抱いているのでしょう。

ノウルは、二人が喧嘩していた声を聞いたと言いました。自分が・・・とは言いませんでしたが。

 

「私の人生を台無しにする気か。ただじゃおかんぞ

というキム副院長の大声が聞こえていました。部下に対して叱っているのかと思ったけど、相手はイ院長だった・・・とノウル。

「副院長が怒鳴ってた日に、院長が亡くなったの。ただじゃおかないと言ってた。でも同僚と喧嘩したからと言って、相手を殺したりはしない・・・。」

ノウルはそれを警察に話すべきかどうか、悩んでいたようです。

 

ジヌは思いました。

信じていた後輩にののしられた後、死んだんだ・・・と。

罵ったのは彼自身でした。

支援金がイ院長の個人口座に一括で振り込まれていたと弟のソヌから連絡がありました。3億6000万Wという大金です。

回収しようとしたら、既に行方知れずになっていた・・・とソヌ。

ソヌは、健康保険の審査委員会と言うところに勤務しています。整形の専門医ではあるけど、身体が不自由なため、現場は無理ということで、現場からは離れているようです。だから、そのお金の動きを掴めたのでしょうね。

ソヌから連絡を受けたジヌは、すぐにイ院長に確認に行きました。

 

どういうつもりだったのか、隠し通せると思ったのかと詰め寄ると、イ院長は大きく動揺しました。

「何故知った?誰から聞いた?」

と、言うのがやっとのことのようです。

ジヌは否定してほしかったのです。誰がそんな根も葉もない噂を?・・・と怒鳴ってほしかったのでしょう。

でも、イ院長の言葉は、それを肯定したことになります。

私だけの事じゃないんだ・・・とイ院長は必死にジヌに説明しようとしました。

ジヌはイ院長の手を振りほどき、言ったのです。信じていたのに・・・と。

 

その話をしたら、ソヌは引き続き事情を探ってみると言いました。

 

ジヌは担当刑事に会いに行きました。

死亡診断書を書かなくてはいけないので・・・と断って、事の状況を聞きました。

目撃者もいて、イ院長一人だけが屋上にいて、転落したと言う事がはっきりしていました。

何か院長にあるんですかと反対に問われ、ジヌは何も無いと答えました。尊敬された良い人だったと。

心筋梗塞の気があるにもかかわらず、深酒をし、喫煙もしたわけです。突然の発作に襲われても不思議はないだろういう警察の見解でした。

 

ジヌは、目撃者から話を聞こうと思ったのか、キム副院長の自宅辺りに行ってみました。

結局、話しを聞く前に、キム副院長が家から出て来たので、後をつけることに。と言っても、キム副院長は、病院に出勤するだけでしたが。

 

少し前に、病院には外部から新しい社長が着任していました。

それが、ク・スンヒョ=チョ・スンウssi。

民間企業のファジョングループが病院を買収したのです。そして総括社長として送り込んだのが、スンヒョでした。

 

来るなり、スンヒョは新しい方針を打ち出しました。歩合制を取り入れるということです。

イ院長は、企業じゃない病院に、その方針は間違いだという強固な意見を持っています。医師たちも同じ考えのようです。

ま、キム副院長は様子見みたいな表情をしてますけどね。

でも、イ院長と共に、医師たちの意見を持ってスンヒョと相対したようです。結局、その結論がどうなったのかは分かりませんが。

 

ところが今度はもっと大きな計画が発表されたのです。

出勤するとすぐにジヌたち主だった医師は会議室に集められました。

そこで、キム副院長が言いました。

「出勤前に保健福祉省に寄って来た。」

そう言って話し始めたのは、地方の医療過疎地域への医師の派遣を命じられたということです。

対象は産婦人科、小児科、そして救急医療センターの3つの部署。

キム副院長は、完全移行では無いと言葉を濁しました。期間もはっきりとは言いません。

 

医師たちは動揺しました。

この病院はどうするのか、必要性の大きい科を極小にして、どーするのかと、キム副院長に詰め寄りました。

要するに、指示に従うと返事をして来たってわけです。

「イ院長なら、きっと反対してくれた筈です。」

と言う、イ・ドンス医師の言葉が、皆の共通した気持ちだったかもしれません。

 

「保健福祉省に今朝行かれたんですよね?」

突然ジヌが聞きました。

一瞬言葉に詰まったようなキム副院長ですが、そう言っただろ・・・と言い捨てて会議室を出て行きました。

ジヌは知っていました。キム副院長が、今朝は真っ直ぐ出勤したことを。

 

報告を受けた他の医師たち、看護師たちは皆一様に動揺し、憤りました。

救急医療センターでは、ジヌから報告を受けた看護師たちが涙をためて抗議しました。どれほど大変な仕事でも、嫌な思いをしても仕事に頑張って来たのに・・・と。

そんな大切な話しでも、長く続ける事は出来ません。次々と患者が搬送されて来るからです。

 

ほぼ全員の医師たちが集まって話し合うことになりました。

大きなホールに集まった医師たちが、あーでもないこーでもないと意見を戦わせている時、突然スンヒョが入って来ました。

立ち上がったままだった医師たちも、思わず席に座りました。

反感を抱いていても、やはり礼をつくしたってことでしょうか。

 

スンヒョはホールを見まわし、一礼して言いました。

「大勢集まっていますね。患者は誰が診てるのですか?」

医師が残っていますという返事がありました。

「どうぞ話しを続けてください。」

と、スンヒョが言いましたが、誰も言葉を発しません。

「手術の件を話し合うのでは?」

手術と申しますと?・・・とキム副院長が聞きました。

「韓国の痛いところを治すんです。人種や宗教、社会的地位を問わず患者のために尽力されている先生方が、ぜひ地方へ出向きたいという話ですよね。」

始めましょう・・・と。

皆が、スンヒョの手ごわさを改めて知った、そんな表情です。

 

スンウssi~っ

やっぱり、存在感半端無いわ

本放送開始が待ち遠しいです。

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